山林生活

ディストピア川崎、高津区野川にある銭湯「鈴の湯」

ディストピア川崎、高津区野川にある銭湯「鈴の湯」

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ゴールデンウィーク中、東京は緊急事態宣言が発令され飲食店は酒類の提供が終日提供停止要請となりました。神奈川は緊急事態宣言にはなりませんでしたが蔓延防止対策として都内と同等の自粛要請となりました。とはいっても緊急事態宣言とそうでない地域では違うようで都内から多摩川を越境し川崎に来る人が多く集まっているそうです。川を渡れば宣言除外地域なわけです。世田谷区、大田区や品川区あたりのセレブな方々が、ディストピア川崎にわざわざ足を運んでくれているわけです。

多摩川沿いは活気に溢れています。子供の野球は休日によく見る風景ですが火気厳禁の場所でバーベキューをしたり、若者が缶チューハイを片手にどんちゃん騒ぎをしています。暖かい季節になると河原でバーベキューして酔っぱらった若者が川で遊泳して流されて死ぬってのも毎年ある光景。とくに今年は屋外で酒を飲む人が増えました。これが日本的コロナ対策なのでしょう。1000年後の歴史の教科書に「感染症で慌てふためく人たち」として紹介されるのでしょうね。

今日はレンタサイクルに乗って銭湯に行きます。

川崎には35軒の銭湯があり18軒制覇しました。残り17軒です。まだまだありますね。現在は高津区と中原区を虱潰しに回っています。駅から近いところから回っているためどんどん離れていきます。高津区はあと2軒回れば制覇です。本日はそのうちの1軒に行きたいと思います。

尻手黒川線の手前に銭湯があります。このあたりは交通の便が悪いです。駅からも結構離れているためバスで移動するしかありません。レンタサイクルのサイクルポートがあるため自転車で来ましたが、帰りはバスになるのでしょうね。

本日訪れた銭湯は「鈴の湯」というところ。幹線道路沿いにあります。

こちらの銭湯も銭湯兼マンション経営をしているところのようです。

煙突があります。

銭湯を沸かす燃料の材木。要は薪風呂です。
薪で沸かす風呂はお湯が柔らかいなんて言いますが、多分何も変わらないんだと思います。でもなんか昔ながらの銭湯でいいですよね。

敷地内には駐車場があり25台止められるんだそう。駅が近くないからこのように駐車場が広いんです。結構車が停まっています。混んでいるかもしれませんね。

鈴の湯もサウナがあるようなので追加200円払って利用します。ただコロナ感染対策のため利用制限を設けているそうです。サウナ室の利用人数は3名まで。3人いる場合は空くまで待ってくださいとのことでした。

結構広い浴場です。水風呂、薬湯、白湯と露天風呂。メインの白湯の温度は45~46℃と結構熱めのお湯です。この熱いのいいですね。反対に薬湯は38℃くらいでしょうか。かなりぬるいです。赤ピンク色をした薬湯で、なんの効果があるのかは不明。露天風呂もぬるめにされています。利用者の大半は高齢者。そのため熱い白湯よりも露天風呂と薬湯が人気のようです。ずっと露天風呂に入ったままのおじいちゃんがいます。銭湯のウェブサイトを見ると「電気風呂」があるということでしたがどこにあるのか不明でした。あとあと調べたところ、露天風呂のずっとおじいちゃんがいたところが電気風呂だったようです。またもやじじぃに電気風呂を邪魔されました。

さて、サウナです。サウナは結構温度が高め。室内は詰めれば10人入れる広さです。そこを3人だけの利用にしているのでかなり広々しています。番頭ではサウナ利用者が6人ほどいるということでしたが、ちょうど人がいない時でした。

入って数分。高齢の男性2人が入ってきます。その内の一人が結構おしゃべりなんです。湯舟でも黙浴が望ましく、サウナは密室なので会話厳禁。しかし高齢の男性はそういったのお構いなしでしゃべり続けます。不愉快なので一度外に避難します。奴らと被らないように水風呂に行き出るのを待ちます。2人が出たところで再度サウナへ。
また誰もいない状態でしたが別の人が入ってきます。静かなサウナ。これが正しいです。しかしまた先ほどの2人が入ってきました。しかも話しながら。さらには3人が上限なのにそういったのお構いなしに入ってくるのです。会話の内容から察するに恐らく常連の方なのでしょう。
銭湯側からも「会話をするな」「人数は守れ」と触れているわけです。このような時勢でなければその場のルールに従うのが筋でしょうが、「ルールは破るためにある」と言わんとばかりに全く無視してる状況。

これがディストピア川崎の民度ってやつです。

まぁこんな時期に銭湯行ってる時点で自分もアレなんですが、そんな中でも最低限のことは守っています。
コロナの影響がなかったとしても周りの人が気にするわけですからやめてもらいたいです。しょうがないので早々に退散することとなりました。

つい先日まで川崎区の銭湯に行っていました。あちらの方はカタギじゃない方がいましたが静かに風呂に入るだけというように比較的節度が守られていました。しかし川崎北部のほうは公衆浴場としての利用ではなく、コミュニティーセンターのような役割になっているようです。人とのふれあえる場所というのは銭湯の魅力の一つなのかもしれませんが、今はそれは望ましくないんです。もう少し自制してもらいたいものです。

バスで駅の方に行こうと思ったのですが、ここから武蔵新城駅行きのバスは限られているようで、溝の口か小杉方面が多いようです。多分街中に出ても今は酒の提供をしていない店ばかり。まさか生きているうちに禁酒法時代を味わえるとは思いませんでした。この記事がアップロードされるころには解除されていることを願っています。

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