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【川崎のどこか】高津区久末のデイケア施設風銭湯「松の湯」

【川崎のどこか】高津区久末のデイケア施設風銭湯「松の湯」

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先日川崎駅近くのホテルに一週間ほど滞在し、川崎区と幸区の銭湯を巡りました。市内35軒ある銭湯。現在26軒回りました。残り9軒です。本日行く銭湯は高津区にある銭湯です。こちらに行けば麻生区、多摩区、高津区、宮前区を全制覇となります。残りが中原区と幸区と川崎区だけとなります。そんなわけで本日も自転車を借りて銭湯に向かいます。

行った先は高津区久末です。このあたりは陸の孤島と呼ばれていました。現在は南側に横浜市営地下鉄グリーンラインが2008年に開業していますが、それまでは最寄り駅までの距離が4km弱と遠かったのです。
最寄り駅は東急田園都市線の宮崎台、南武線の武蔵新城、東横線の日吉と三駅の利用が可能ですが徒歩30分以上の距離です。地方のように駅前に安い駐車場があるわけでも無く、移動手段は自転車かバスになる地域です。
現在はグリーンラインの東山田駅、高田駅があり距離は2kmほど。これで大分近くなったのでしょうがこれまでの南武線とは生活環境ががらりと変わります。
久末あたりにくるのはまだ地下鉄が走って無かったころ。今はどのように変化しているのでしょうかね。

まずは風呂に入ります。

本日は久末にある「松の湯」という銭湯です。外観はかなりキレイです。見た目はデイケア施設のような感じ。

近くには市営住宅があります。市営住宅は生活困窮者が住んでいますが、多くが老人です。高齢化の波はここにも押し寄せています。
そんな街中にある銭湯なのでこちらは憩いの場のようなところなのでしょう。

公共交通機関が乏しい地域だけあって駐車場が広いです。40台停められるようです。

ディストピア川崎、高津区野川にある銭湯「鈴の湯」
ディストピア川崎、高津区野川にある銭湯「鈴の湯」

ゴールデンウィーク中、東京は緊急事態宣言が発令され飲食店は酒類の提供が終日提供停止要請となりました。神奈川は緊急

川崎の北側は銭湯過疎地です。ここの銭湯の近くだと尻手黒川道路の北側にある「鈴の湯」になりますがあちらも駐車スペースが広かったです。

松の湯もサウナがあるので利用します。
ロッカーはコインロッカー式。利用するのに100円必要ですが、鍵を開ければ100円返ってくるスタイルです。
銭湯料金を紙幣で払うため100円玉がお釣りでありますが、普段は小銭を持たない生活をしています。神社の賽銭もそうですが、なんだかんだで小銭が必要なことがありますね。

浴室は中央に風呂があってそれを囲むように洗い場があります。
中央の風呂は寝風呂、座風呂、寝風呂、寝風呂。なんだか寝て入るスタイルの風呂だらけ。あとは流れる風呂があります。歩行訓練用の風呂みたい。銭湯というよりはデイケア施設のような感じ。

電気風呂もあります。こちらの電気風呂はそこまで強くありません。高齢者でも安心して入れる強さ。

高齢者に優しいし、高齢者も多い。まさにデイケア施設のような感じ。

露天風呂もあり打たせ湯もあります。値段は銭湯ですがスーパー銭湯並みの充実度です。
そしてサウナも広いです。最大20人くらいは入れるんじゃないでしょうか。かなり大きめのサウナです。これくらい広いとほかに人がいても気になりません。テレビもあるのでのんびり入れます。サウナ、水風呂、外気浴が出来るサウナ―にとってはうれしい三拍子ではないでしょうか。

これくらい設備が整っていると、高いスーパー銭湯行くよりも銭湯価格で入れる松の湯の方がよいですね。駐車場も広いので今度は車で行きたいと思います。

さて、風呂も浴びたので少し歩きたいと思います。新設された駅。新設といってももう10年以上も前の話です。出来てから13年。街はどのように変わったのでしょうか。

久末はほぼ横浜。というより久末の交差点から数十メートルで横浜でした。「川崎の外れ」、「川崎のどこか」と言われるだけあります。
ここから歩いて2kmほどで駅があります。
久末もそうですが横浜のこのあたりも電車が通っておらず栄えていませんでした。元々農地と自然が残る山だったところを造成、宅地開発をして港北ニュータウンができ、それを中心に戸建てやマンションができました。94年に都筑区が誕生、人口10万人程度だったのが2020年21万人を越えました。それだけ街も変化したのでしょう。まずはその街がどう変化したのかを見るために最寄りの東山田駅に向かいます。

大分田舎道っぽいところを通ります。これでも政令指定都市の横浜です。

東山田は「やまだ」ではなく「やまた」と濁りません。初見だとゼッタイ間違える町名。

ここ、駅前の通りですが店らしきものは見当たりません。

こちらが市営地下鉄の東山田駅。利用者はブルーラインの中で二番目に少ないんだとか。

駅前には少し離れたところにローソンがあるだけです。

あとは駐車場と畑、それと謎のバスケットコート。バスケコートは繁盛しているようでした。真横は畑ですが。

駅が出来てから13年。畑と山だったところが街になるためにはまだまだ時間がかかりそうですね。でも北山田は横浜にも川崎にも渋谷にも出れる地域です。土地も安く今後発展すること間違いなしでしょう。川崎のどこかにある久末、横浜の発展途上国である都筑区。これまで不便な場所と言われていましたがどちらも住みやすい街になる日がくるのかもしれません。

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