山林生活

文化勲章を目指せ!ガラス工芸家への道

文化勲章を目指せ!ガラス工芸家への道

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週間天気予報は晴れとなっていましたが朝方雨が降ったりします。山の天気は変わりやすい、といっても千葉は高い山がなく、所有している山林も海抜200mくらいの低い場所です。千葉の週間天気といっても千葉市を基準としているためあまり参考になりません。南部だと館山が基準。館山と勝浦でも天候に差があります。
夜から雨だとずっと雲がかかっていたため放射冷却がなく翌日の気温は下がりませんが、夜晴れていて日中曇って日が出ないと寒くなります。そんなときは小屋の中で暖を取ります。

以前来た時から囲炉裏を使うようになりました。これがかなり暖かいです。生木や薪をくべると煙臭くなります。そのため木炭を使います。木炭であれば煙の量も少なくて済みます。

今回山林に来た一番の目的はこの囲炉裏に関してです。囲炉裏は小屋で生活必需品です。調理もできる、湿度管理にも使える、害虫を守ることもできる、そして灯りにもなり暖もとれる。これがあると生活レベルが高くなるわけです。しかしこれの問題点は火を使うこと。室内で火を使えば酸素を消費します。酸欠状態になれば一酸化炭素が発生し、死に至るわけです。冬のアウトドアでも一酸化炭素中毒死ってのが多くあるようでそれの対策をしなければなりません。

【令和最新版!】チャイナ製「一酸化炭素警報機」買ってみた
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まだまだ寒い季節が続きます。2月が一番つらい時期ではないでしょうか。こんな時期は山林に行きたくないですが一回くら

というわけで先日Amazonで一酸化炭素警報機を購入しました。これがあれば一酸化炭素中毒も防げるはず。
ただ買った製品は中国製。まずはちゃんと動くか確かめなければなりません。でも確かめたくても一酸化炭素を出すことができない。そのため今回の滞在時に一酸化炭素を発生させて警報機が作動するかどうかを確かめようと思いました。

でも、忘れちゃった。テヘペロ (・ω<)

今回来た意味がなくなりました。というわけで定期的に換気しながら温まるとします。

やっぱり炭だけだと煙が出なくていいですね。全く臭くならないというわけではありませんが薪を燃すのとは全然違います。前回は薪を燃して服が煙臭い。その格好のまま車の中に入るから今度は車内が煙臭くなってしまいました。それが無いのはいいですね。
それとこの真っ赤に燃えた木炭。美しいですね。触ったら熱いっていうより大やけどですわ。木炭は最大1000℃くらいまで熱くなるそうです。平均は800℃とかそれくらい。アルミは溶けますね。ガラスの融点は1200℃くらいですが軟化温度は700℃くらいなんだとか。

じゃあガラスいっちゃう??

先日砕いたガラス。これを器に入れてその上から炭かけて置いておけばガラスが溶けて一枚の板になるんじゃなかろうか。細かくしたのは面が大きければその分熱も感じやすくなり溶けるはずだという勝手な推測。木炭が800℃であれば少し溶けてくっついてガラス板が出来るはず。うまく作ればコップとかお皿だって出来るんじゃないでしょうか。環境に配慮した再生ガラス(酒瓶の残骸)を利用したエコな商品。
それに「エコロジー自然派ガラス」って名前つけてナチュラリストの人たちにメルカリで売ればええんやろ??

というわけで焼いていきます。風を送ると砂が舞うため放置するしかありません。それでもかなり赤く燃えています。温度は高いのでしょう。これで溶けるんだったら楽チンですよね。

木炭は多い方が良い。そのため追加で木炭を入れていきます。木炭は売っているものを使っています。自分で炭焼きが出来ればよいんですけど、炭焼き窯を作らなければなりませんし、炭を焼く作業も必要。何より原料となる薪集めも必要です。敷地内にある木を切れば薪は作れますがめんどくさいんですよ。木って結構重いんですよね。持ち運ぶの大変だし乾かしたりするのも面倒。五右衛門風呂を作らないのもそれが原因です。電気があるなら電気を使うほうが楽だし経済的、風呂があるなら入りに行けばよい。所詮山林の五右衛門風呂なんて趣味の範囲で粋狂でしかありません。

買った木炭を使ってガラス板を作るってことはこれには人件費だけでなく材料費もかかっています。木炭を大量投入して一日そのまま置いて翌朝回収します。

んで翌朝の残骸です。この灰をどければガラス板がそこで眠っているはずです。
今日この日、ガラス工芸家の第一歩を踏み出した記念日となるとはこの時は誰も思ってもいなかったことでしょう。今日が無ければ文化勲章をもらうこともなかったんだと思います。

ん!?なんだか嫌な予感しかしません。想像だとドロドロしたバブルスライムのような形をしたものがそこにあると思ったんですがどうも様子がおかしいです。

なんも変わってねーし!ただ灰をまぶしただけ。ガラスは思いのほか硬かった。

残った炭を取り除きましたが以前と何も変わりありません。全部くっつかなくても一部塊りになってたりするのを予想していたのですが、この程度の火力では何も変化しないんですね。炭を無駄にした上に時間も無駄にしちゃいました。木炭では色々限界なんだと思います。

何?石炭だと1000℃以上がデフォだと!?

次はコークスを使った実験となりますね。

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