山林生活

農業ライクな遊びを。山林で自家栽培を目指す

農業ライクな遊びを。山林で自家栽培を目指す

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山林開拓のため山に来ました。

ほぼ夏です。ちょっとこの暑さは山林で農作業をするにはしんどいです。しかし畑を耕さなければなりません。前回来たときにサツマイモを植えました。とりあえず根付いているっぽいです。あとは獣に襲われることなくスクスクと育っていけば秋には美味しい焼き芋が食べられるわけです。

基本的にサツマイモは手間がかからないらしいです。肥料をあげるのはよくない。水をあげるのもよくない。普通の野菜であればどちらも必須なんですが、サツマイモはこれらが不要のようです。下手に水をやろうもんなら根腐れしてダメにしちゃうみたいです。

放任主義。これがサツマイモに一番適しているようです。

ただ周りの雑草とかは常に注意して除草しなければならないようです。そのため農家では黒いビニールシート的なのを敷いて雑草が生えないようにしているみたいです。そんなのは面倒だということでサツマイモの苗を植えたわけですが、雑草抜く方が面倒ですよね。

雑草のことであれば雑草に任せばよいではないか!

刈ってきた雑草をマルチ代わりに畝に敷きます。何の雑草かは不明です。恐らくイネ科の植物か何かです。結構これが生えているんです。そしていい感じにマルチ代わりになります。これで雑草も生えづらくなり、保水性も高まるのではないでしょうか。この方法は以前サトイモのときに実践しました。しっかりと敷き詰めると雑草が生えなくなるんですよね。

この時期になると雑草がスクスク伸びるのです。そして毎回来るたびに草刈りを強いられるわけです。今回はめんどくさかったので草刈りはしませんでしたが次回来たときは大量に草を刈る必要があるでしょう。一部分だけ雑草を敷きました。ただこのイネ科の植物以外のヤツだと種がついていたり、そこに生えだしたりする可能性がありますので、今後はこのイネ科の植物があれば畑に敷き詰めていく形となります。

肥沃な大地計画も継続しております。
一輪車でたい肥を運び入れていきます。農家の人から「いっぱい持ってっていいからな」と言われているため、親の仇の如くたい肥を持っていきます。とはいっても農家の畑と私の畑を往復するのが結構しんどいんで体力的に持っていけないという問題があります。でも畑のためです。頑張ってもらっていきます。

穴を掘ってそこにたい肥を投入する。それを繰り返していきます。
本来であれば畑全体にたい肥を入れたいところ。しかし現実的では無く、それを実行しようとすれば何十年もかかってしまいます。

今、必要なんです。

この畑には今たい肥が必要なんです。そうなると一部限定してたい肥を入れる形になります。要はプランターで育てるような感じでしょうか。適当なサイズに穴を掘ってそこに作物を育てるための土を入れてそこで育てる形です。これであれば少量のたい肥で済みます。別に畑じゃなくてプランター置いておけばいいじゃないかという疑問は受け付けておりません。

私がしているのは農業ではなく農業ライクな遊びです。

いい感じじゃないでしょうか。いかにも作物育ててますっていう感が出ております。こちらには蕪の種が余っていたのでそちらを植えてみました。たい肥の部分は30センチくらいですが、この場所は1メートル以上深く掘り下げた場所です。そのため根菜類を育てるのに適しています(と思う)。

昨年私は大根を植えました。大根の種の入った袋の説明書きには「甘くておいしい大根」と書かれていたと記憶しております。しかし私が育てた大根は「辛くて苦い大根」でした。どうやら大根はストレスを感じると辛みが増すそうです。ストレスとは育つうえでスクスク育てる環境かどうか。

土が固ければなかなか育ちません。石がゴロゴロしていればそこにあたります。

人間と同じで大根は障害があると曲がって育ってしまうわけです。辛い(つらい)思いをしているから辛い(からい)味になるそうです。大根を育てた時、50cmくらいしか耕さずに種を植えてしまいました。そしてその時はたい肥を使わずに粘土層の土で育てました。そのため辛い大根に育ったのでしょう。今回はかなり深くまで耕しており、たい肥も混ぜてあります。大根ではなくカブですが、似たような野菜です。甘くておいしいカブが出来ることを期待しております。

サツマイモはいい感じに育っております。そして今回カブも植えました、去年一昨年と比べるとなんとなく畑らしさが出てきたのではないでしょうか。農業未経験者のただの素人だった私ですが、ほんの少し前進した感じがします。これもトライ&エラーを繰り返し、経験値を上げてきたおかげなんだと思います。

昨年は枝豆を植え、育ちはしたものの思いのほか実がならずといった感じでした。一昨年は鳥に豆を全て食べられてしまいました。このように繰り返し失敗をしてきたわけです。その経験をもとに、今年新たな取り組みをしたわけです。今年こそは自作した枝豆でビールを飲む!それを目指しました。

この三年間の集大成。ついにこの時が来る年となりました。見てください。私の育てた枝豆を!

生えてると思ったら雑草でした。枝豆の苗は見当たりません。

生えてね―じゃねーか!

しかも支柱が壊れています。恐らく5月の大雨の時か地震の時でしょうかね。ちょっと気になっていたのですが、壊れていました。100円ショップの支柱ですからね。やはり脆いようです。ぽっきり折れてしまっていました。

いや、壊れているのは仕方ないんです。それよりも芽が出ていないというのが問題です。たしかにこの部分は肥料も少なくたい肥も混ぜていません。

たい肥がないから育たない!?

お前らはそれでいいのか!そんな軟な存在でいいのか!なんだか知らない雑草はスクスク育っているのにちゃんと植えたお前らが育たないとはどういうことなのか!

いや、これは私の記憶違いなのかもしれません。

前回山林に訪れたときも思ったのですが、本当にここに枝豆の種を植えたのだろうか?実は形だけ作っただけで種を植え忘れていたのではないか。そう、ここにはたい肥がないから種は後で蒔こう。そんな感じで考えていたところ、ついつい蒔いたと勘違いした。その線が濃厚です。ちなみに枝豆の隣の畝に蒔いたバジルも芽が出てきておりません。こちらも実は蒔いていない。過去に何度か育てようと思った作物、それらは芽が出なかったわけですが、そもそも私が蒔いたと勘違いしていた。

つまりは枝豆は蒔いておらず、今のところ失敗はしていない。

当然なんです。それが当然なんです。枝豆は比較的誰にでも育てられる植物なんです。枝豆の収穫量が少ない、味が悪い、実が小さい、こういったところで素人とプロの違いはあるのでしょう。当然プロはそのあたりを考慮して育てているわけです。今回のお話は芽が出ないというところ。素人がどうのとかプロがどうのとかそういったところではない土俵の外の話です。

簡単に育てる前段階のお話。つまりそこの部分は素人だろうが誰だろうがクリアできる部分です。ゲームでいえば「スタートボタンを押す」だけのところです。そんなのは誰でもできます。私もできていたはず。ただ、そもそもゲームの電源を入れていなかっただけというわけです。

セレクトボタンを連打していた感は否めませんが、この枝豆の畝は終了といたします。

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