【海外旅行】言葉が話せなくても気持ちでどうにかなる
本来であれば一カ月ちょっと行く予定が21日程度で日本の帰ってくることになってしまった天竺の旅、じゃなくて天竺に向かう旅。結果的に向かうことはできましたがたどり着けませんでした。それでも色々な国を見てその文化に触れたり触れなかったりしてきました。入国したのは7か国です。
中国、香港、マカオ、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー。
出発当初、その国の言語を最低限覚えたいと思っておりました。英語はどこの国でも都心部に行けば通じる言語です。ホテルなどでは英語でどうにかなります。もちろんこちとらその英語すらまともに話せないわけですが、最低限の単語は知っているためそれで意思を伝えられるわけです。でも日本にいて思うことがあるんです。
新宿にいると頻繁に外国人に声をかけられます。声をかけられる内容は道案内です。歌舞伎町に行くのはどうすればよいか?郵便局に行くにはどうすればよいか?バスタはどこにあるのか等。声をかけやすいのかわかりませんが、道案内することが頻繁にあります。声をかけられないようにATフィールド全開なのですが、外国人には一切通じないようです。
道を聞かれる際に「英語で話す人」と「片言の日本語で話す人」の二通りのパターンがあります。基本的にスマホの地図をみせられて「ここに行きたい」というような内容のため言葉はいらないのですが、日本語で頑張って伝えようとしているのを見ると「この人は日本が好きなんだろうな」と思ってしまいます。当然そういう人にはしっかりと道案内をします。場合によってはそこまで案内する時もあるくらいです。
「日本に来てんだから日本語で話せよ、クソ外人が」
それ、ミャンマーで同じこと言えます~??
今回の旅で最低限の現地語だけは覚えようと思いました。それは「こんにちわ」と「ありがとう」です。挨拶と感謝の言葉さえ言えればどうにか切り抜けられるし、「はじめ」と「おわり」がちゃんとしてれば印象もよく映るはずです。
中国は「ニーハオ」と「シエシエ」。これに関しては覚える云々ではなく知っていました。香港とマカオは中国語と英語だったのでここもクリアです。ベトナムは「シンチャオ」と「カムオン」と今回学びました。これは覚えやすいです。カンボジアは「チェムリアップスオ」と「オークン」。ありがとうは覚えられましたがこんにちわは覚えられませんでした。タイも何度か行っているので「サワディカッ」「コップンカッ」とわかっています。
ミャンマーは「ミンガラーバー」と「チェーズーティンバーデー」。
もう無理でしょこれ。ミンガラーバーはかろうじて覚えられます。でも挨拶よりも感謝の言葉のほうが重要です。チェーズティンバディなら覚えられそうですが、どうやら発音が違うようです。このチェーズーティンバーデーの発音を知ったのはタイとミャンマーの国境でした。
イミグレーションは普通一人ひとり検査官が顔を見てパスポートにスタンプを押す形ですがミャンマーはそうではなく、部屋に案内されてその中で検査官がスタンプを押すのです。ほかの人も同じ部屋に待機していて和気あいあいとした雰囲気です。その際に別の外国人が検査官に「ミャンマーでありがとうはどう言うのか?」と質問した際にチェーズーティンバーデーの正しい発音を聞きました。その場にいた外国人は私含め6名いたのですが、誰一人覚えることなくスタンプを押してもらいパスポートが戻ってくるときに発した言葉は「thank you so much」でした。その後もできる限り感謝の言葉を使おうとするもチェーズーティンバーデーが出てこない。今ではどんな発音なのかどうかも忘れてしまいました。
つまりミャンマーでは一切そこの国の言葉を発していませんでした。そもそも英語もほとんど話していません。会話をしなければならないポイントは「ホテル」「交通機関」「飲食店」これくらいでしょう。
ホテルに関しては事前にネットで予約をしてその予約画面をみせるだけです。そのため「this is my book」と「check in」だけで済みます。交通機関も予約してあればその画面をみせる、予約していない場合は紙に書いた行先と日時を見せる。「このチケットが欲しい」とそれだけ伝えれば買えます。席はどうするとかの質問がありますが、わからないふりをしてればどうにかしてくれます。飲食店に関してもメニューを指差して頼むだけです。金額が不明な時がありますが、恐らくこの金額よりは安いだろうという紙幣を出してボッタクられないように願うだけです。
言葉と生きていく必要なんてないんです。
今回旅に出る前に指差し英会話などのスマホアプリを入れてきました。入れたのは英語、中国語、ベトナム語です。ほかの言語が見当たらなかったのでこれだけ入れてきました。しかし道中一度もそのアプリを開きませんでした。単純にそこの国の言葉を覚えようとする気がなかったからでしょう。
一番役立っていたのがGoogle翻訳でした。
Google翻訳は事前にダウンロードしておけばオフラインでも使える言語があります。またカメラ機能を使えば書いてある文章もわかります。中国は漢字なので書いてある意味がなんとなく分かりましたがベトナムやタイ語は何描いてあるかわかりませんのでこの翻訳機能は重宝しました。ただクメール語とミャンマー語は未対応だったのでそこは大変でしたが。
若干怪しい翻訳もありましたが雰囲気が掴めればどうにか対処できるもんです。
言葉が分からなかったとしても翻訳機を使えばどうのか乗り越えられるのです。もちろん言葉が分かっていればスムーズでストレスなく注文もできるのでしょう。麺硬めとかネギ多めとかのちょっとした注文もできるようになるんだと思います。でもわざわざそれを覚えるのは今からでは大変です。そのためこれからも英語は覚えるつもりはありません。
ただ今回の旅で多少わかったことがあります。基本的にわかる英単語をごり押しする形を取っていました。しかし日本人は「R」の発音がダメダメでそれは私もそのダメな日本人の代表のようなものです。今年初めにラオスに行き、そこの喫茶店で「アールグレイ」を注文しようとしたのですが一切通じず、最終的には指差しで「This One」で済ませることにしました。それっぽい感じで発音をしたのですが全く理解してもらえませんでした。そして今回の旅も細々としたところで英単語を使っていて分かったのです。
いっそのこと「R」発音しない方がよいんじゃないか。
Rの発音は舌を巻いて-とか喉を鳴らす-とかそういうこと言ってる人いますが、もういっそのことそれを省いた方が伝わりやすいという結論に至りました。
例えば「Camera(キャメラ、カメラ)」。キャメアもしくはキャメー。これのほうが通じるんです。そもそも日本語だってそうだと思うんです。「こんぶちゃわ」と言われたら「昆布茶は」と脳内で変換されますが、「こにちわ」と言われれば「こんにちわ」と聞こえるでしょう。無理に発音すればノイズが入ることになります。それのせいで相手に伝わらないこともあるでしょう。それであればいっそのこと発音しない。最低限の音だけ伝えれば向こうが補完してくれるわけです。マクダァーナルズとか言わずにマクナルで通じるんじゃないでしょうかね。わからない部分は曖昧にするのではなく全部カットする。これが一番伝えやすい方法だというのが分かりました。別に英語を覚えなくたって、どうにかなるはずです。これで海外も楽勝です。
それで、アールグレイはどう発音すれば...。
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