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【台湾三大置屋】萬華にあるおじいちゃんのスタバ「萬華阿公店」

【台湾三大置屋】萬華にあるおじいちゃんのスタバ「萬華阿公店」

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こちらは台北市内にある寺院「龍山寺」です。
龍山寺ができたのは1738年、福建省から渡来してきた人により福建省の龍山寺の分霊として建立された台湾最古の寺院です、ご本尊は観音菩薩ですが境内には道教や儒教の神様がまつられています。ご利益はいろんな神様がいるためここに来ればなんでも願いが叶うようです。

龍山寺は観光地の一つになっており浅草の浅草寺みたいなもんでしょうか。このあたりは外国人観光客が多くいるようです。

ご本尊は観音様ですが、それ以外の神様もいるそうです。こちらは関聖帝君という神様。三国志に出てくる劉備の配下である関羽雲長を神格化させてあるようです。関羽は商売繁盛や財運招来のご利益があるそうなのでこのあとCR三國志を打ちに行きます。

こちらには木でできた赤い半円のモノがありますが、こちらで運勢を占うんだそうです。日本のおみくじ的なヤツ。せっかくなんで占ってみました。

中吉のようです。台湾のおみくじのランクがどうかわかりませんが、おそらく可もなく不可もなくといったところなのでしょう。つまりCR三國志を打ちに行けってことなのでしょう。

こんな感じで龍山寺は多くの観光客が訪れるスポットになっています。

龍山寺はなんとなく浅草っぽい雰囲気があります。寺目の前の公園はホームレスがいるので隅田公園っぽい雰囲気があります。なんとなく下町っぽい雰囲気が浅草の感じがします。そして浅草近くに吉原があるように、龍山寺そばにも風俗街があります。

そもそも龍山寺裏手には日本統治時代に遊郭がありました。遊郭が設置されたのは1896年。萬華遊郭は人気スポットだったようで60の妓楼に560人の遊女がいました。その当時は船で台湾に来ていたので基隆港から二時間かかっていたそうです。それでも大人気スポットだったのでしょう。萬華遊郭は終戦後も続いたそうです。日本では売春防止法により解体しましたが、台湾は公娼制度を継続1997年まで続いたそうです。公娼は97年で廃止。遊郭は終了となりました。

でもエロい台湾人は黙っていません。日本人が残していった遊郭。その文化を受け継ぎ現代まで残してくれているようです。それがこちら。

普通の人が見れば飲食店が軒を連ねるエリアにしか見れませんが、この看板の並び具合、ちょんの間のソレでしょう。

萬華は台湾三大私娼窟の一つに数えられている地域。三大私娼窟は中レキと基隆、萬華の三つですが三つのうち二つは日本統治時代に遊郭を設置した場所。ほぼほぼ日本のせいで風俗街が成り立っているようです。

萬華にある風俗で人気なのが特殊喫茶と呼ばれる茶室です。

台湾はお茶文化が盛んで茶藝館というお茶を飲む店があります。コンビニには様々なお茶が売っており、滞在中は毎日お茶を飲んでいました。海外ってお茶に砂糖を入れる国もあるんですが台湾茶はお茶本来の味が楽しめるのが良いですね。

かつて日本には純喫茶と呼ばれる店がありました。このような名称になったのは“不純な喫茶”が蔓延していたから。当初はお酒を提供するだけだったのが客を呼び込むために女給に過激な格好をさせる、最終的には性サービスを提供する不純喫茶が出来上がりました。台湾も同じようで普通の茶室がいつしか性サービスのお店に変わっていきました。まさにこの界隈にある茶室は不純茶室。

萬華にある茶室の業務形態は出会い喫茶のようなもの。基本的に店舗内で性サービスはしません。もちろん店内でそういったサービスを提供する過激な店もあるのかもしれませんが店内ではお茶を飲んでおしゃべりする程度のようです。あとは交渉次第で次のステージに行くかどうかを決めるようです。そもそも茶室とそこで働く姫とは雇用関係は結ばれておらずソープランドと同じ個人事業主みたいなもの。店は女給仕と男性客に場所をレンタルしているだけ。そのためサービスは給仕によって違うようです。

年齢層は高めで50代くらい。利用者ももう次のステージに行きそうな高齢者が多いので「阿公店」つまりおじいちゃんの店と呼ばれているんだとか。まさにここはおじいちゃんのスタバ。そんなスタバが盛り場になっているんです。

こちらには萬華茶室文化老街って看板が出ています。ほぼソープ街の入り口にあるソレと一緒。ここの飲食店街は60年以上の歴史があるようです。

ぜんぜんお茶が飲める雰囲気のある店ではないですが。

萬華区には数年前まで400軒、龍山寺そばには200軒の茶室があったそうですが現在は減っているんだそう。減った理由はコロナの影響のようです。

日本でも夜間飲食店が感染発生源となっていたように台湾でも茶室が感染発生源となっていたそうです。台湾は旅行者の隔離など海外から持ち込まないようにしていたため感染を封じ込めていました。しかし市内でクラスターが発生してしまいます。その発生源が萬華にある茶室だったようです。

密室だし濃厚接触する茶室。さらに利用者は高齢者。このクラスター事件によって台湾全土に感染が広がりロックダウン状態となったようです。

コロナにより利用者が淘汰されたのでしょうか。それともクラスターを出したマイナスイメージが定着してしまったからでしょうか。街には活気がありません。まぁまだ午前中なので営業していないだけなのでしょう。唯一立ちんぼが一名通りすがる男性に声をかけていた程度。

街にあるのは食堂っぽい店。でも食堂らしからぬポスターも貼ってあります。おそらくこれらもそっち系のみせなのでしょう。

飯食う感じじゃないしね。

日本が設置した遊郭の名残り。それらは消滅の危機に瀕しているようですが、まだまだ生き残っているようです。

喉が渇いたのでお茶でも飲んでいきます。私はテイクアウトにします。

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