かつて踊り子がいた街「ボウバザール」はムスリムの多い私娼窟へ
本日はチャンドニーチョク駅の東側、ボウバザールに来ております。

この界隈は宝石店や家具、楽器や靴などを扱う店が軒を連ねているエリア。活気があってコルカタの街を感じれる地域です。
富裕層がいそうな地域ですが路地に入るとホームレスがおりなんか色々とごちゃごちゃしています。

こちらより北に向かうとカレッジストリートってところに行けます。カルカッタ大学など複数の大学がこの界隈にあり多くの学生が出入りする場所なんだとか。そのため書籍を扱う店が複数あります。

この界隈はアジア最大の書籍市場で世界最大の古本市場でもあるんだとか。東京の神保町みたいなところでしょうか。
ボウバザールはコルカタでも混雑しているエリア。いろんなお店があり様々な人が出入りします。問屋街あり大学ありとごちゃごちゃしてます。インドの縮図みたいな街でしょうか。
ちなみにボウバザールには私娼窟があります。
これはインドの縮図。

こちらはレディー・ダッファリン・ビクトリア病院です。同病院は名前の通り女性専用の病院です。インドでは毎日100件のレイプ事件が起きています。これは警察が認知している件数で実態はもっと多くのレイプ事件が起きています。
インドは女性にとって一番危険な国と言われています。カースト問題や女性の地位の低さ、これらが被害に遭う原因のようでレイプ事件は日常となっているようです。

こちらは市内に貼られていたポスターです。
justice for RGKar.
コルカタ市内にあるRGカル州立病院で2024年8月に強姦殺人事件が起きました。被害者はその病院に勤務する31歳の女性医師。検死をしたところ輪姦の痕跡があったそうですが警察は自殺と判断したことでSNSで炎上。抗議の声が集まり事件が明るみとなったようです。
警察は方針を変えて殺人事件として捜査。それにより犯人がひとり捕まりました。輪姦の痕跡があったって通り複数犯のレイプ事件です。しかしほかの犯人はまだ捕まっていません。
バスに乗っていたら乗客全員にレイプされた。レイプ被害で警察署に行ったら警察官にレイプされた。このような事件がインドでは日常的に起きてます。女性医師ですらレイプされるリスクがあるんです。
ジェンダーフリーなどが叫ばれている昨今ですが差別の多い社会では区別が必要なのでしょう。日本にも婦人科はありますが女性専用病院はないでしょう。でもインドでは必要な病院なんでしょうね。

ちなみに同病院があるのは私娼窟のそばです。
これは女性専用の病院が必要な地域。

ボウバザール、プレムチャンド ボラル通り。こちらは500mほどの短い小路です。この界隈は工場があるエリアです。
コルカタの中心にほど近いこの界隈には倉庫が多くあり荷積みをする人を多く見かけます。このように倉庫街のようなところですが路地には派手な服を着た女性たちが佇んでいます。どうやらここにいる女性の多くは私娼でボウバザールは1万人以上の私娼がいるコルカタでも有数の風俗エリアなんだとか。

元々この界隈は踊り子が集まる地域でした。バイジ―という踊り子がここにはいたそうでインドの古典音楽また舞踊を学び宮廷などで舞踊と歌で観客を楽しませる日本でいう芸妓のような人たちでしょうか。コルカタは舞台芸術の拠点といわれておりボウバザールは芸を見せる小屋があったそうです。祇園みたいなところだったのでしょうか。
芸は売っても身は売らぬ。芸妓と娼妓は別物ですが日本でもその線引きはあいまいです。舞妓が性接待してたって告発もありました。クローズドの飲みの席で女性が接客する商売。ゼッタイにないとは言い切れないでしょう。舞妓は300年前から続く性文化なんです。
そしてインドの踊り子も踊りだけではなかったようで舞踊を披露したあとは娼婦の仕事もしていました。いつの時代もどこの国でも似たようなもんです。ちなみにコルカタにあったその伝統舞踊は衰退しこの街は踊り子の街ではなくなったそうです。でも売春だけは残り続けたようでそれが今のボウバザールの姿なんだとか。飛田新地みたいなところでしょうか。
飛田新地も料亭街。
飴玉しか出てこないけど料亭街なんです。まぁそもそも飴玉すら食べたことない。だって滞在時間が15分しかないんですから。牛どん屋よりも滞在時間が短い料亭。
ボウバザールははたして何分でしょうか。たぶん何分とかではなく一回ってくくりなのでしょう。その部分は飛田新地よりも良心的です。

普通の住宅や商店と入り混じり存在する私娼窟。でもそれは普通ではないのでしょう。
日本同様にインドでも風俗街は悪しき存在で当然子供が立ち入っちゃいけないエリアです。飛田新地同様に子供には「行っちゃダメ」と言ってるのでしょう。親はこの街のことを教えてくれない。そのため子供のころはなんだかわかりません。でも子供も成長するにつれてどのような街か理解するようになるのでしょう。そしていつしかここで大人の階段を登るのです。

コルカタ市民はみんなここで大人になるのです。はじめてここを利用するのは勇気がいりますが金銭的な不安はなくかなり安いようです。
年増の女性であれば一回200ルピー。800ルピーあれば遊べるんだとか。400円から1600円ってところでしょうか。千円台で遊べるなんて日本じゃありえません。
ちなみに大塚のピンサロは1500円。
大塚、日本じゃなかった!
インドの私娼窟と同レベルの大塚のピンサロ。
いや大塚のは飲食店。ウーロン茶くらいしか出てこないけど飲食店です。薄暗くて店内が見えないけどちゃんとした飲食店。ボウバザールにある店とは全然違うんです。
大塚は、手か口です。
いや普通の飲食店で手か口って話は出てこない。
大塚はオーラルですが、ここはれっきとした私娼窟。股なんです。

股が400円は異常な安さ。牛めし一杯以下の値段でお遊びができるんです。
でもお土産もらいそうで不安です。
今はだいぶ落ち着いたようですがかつてのコルカタは性感染症が酷い地域でした。90年代はHIV陽性者が4割とも5割とも言われていました。かなりひどい感染者数だったようです。
でも現在はHIVに対する知識の向上、また避妊具の適正利用で性感染症は減少してます。インド全体のHIV感染率は0.2%ほど。アフリカに比べるとかなり低い数値です。このように数値上は低いインドですがリスクはゼロではありません。
日本の感染者数は0.1%。数字上はインドと差はないですが倍の数値。そしてインドと人口は12倍なので日本と比べて24倍のHIV感染者数がいる計算です。そして問題点はHIV感染者の3割が性ビジネスに従事する人たち。
適切な対応をすれば感染しにくいといっても不安はぬぐえません。
感染率はだいぶ下がっているようですがなかなかインドでお遊びするのは難しそうです。私が遊べるのはベトナムやタイくらいでしょうか。この手のお遊びは東南アジアにとどめておきます。
ちなみにアジアだとタイが感染者数が多く1.1%。
ソシャゲのガチャよりも当たる確率が高い。
ゴーゴーバーがさー!マッサージパーラーがさーとか言ってる場合じゃねぇ!

私娼窟の中にはヒジャブを被った女性がいます。
私を客として引き抜こうとしていたため私娼もしくはポンビキのどちらかです。イスラム教において婚前交渉は禁止され相手が異教徒の場合は厳しく禁止されており売春はときとして死罪になるほどの重罪です。でもここにはムスリムの売春婦がいるようです。禁忌を侵さなければ生きていけないようです。コルカタはムスリム売春婦が多いエリアです。
とくにコルカタはバングラデシュに接しており国境までの距離は80kmしかありません。この手の私娼窟は近隣諸国から連れてこられた人、近場のバングラデシュ人が多いのでしょう。バングラデシュは90%がイスラム教徒。当然バングラデシュから来た娼婦もムスリムで、ここで働く約半数がムスリムなんだとか。

このようにムスリムが多い地域のようですがコルカタ市民の8割がヒンズー教徒。そもそもムスリムは買春をしないので利用者はヒンズー教徒になるのでしょう。
ムスリムがここで働いている通り売春は重罪としても一応抜け穴はあるようです。
結婚した体を装えば婚前交渉ではなくなります。そのため行為前に結婚して行為後に離婚をする。このようにすれば罪には問われません。でもなんか悪いことしてる感じがします。
いや女買ってる時点で悪いことだと気づけ。

女を買うのは罪の意識はないが抜け穴を使うのは気が引ける。そのためムスリム女性は人気がないんだとか。宗教が足枷となり自身の求める仕事ができない。ヒンズー教ではカーストにより就ける仕事が限られますがムスリムでも就ける仕事が限られるようです。そうなると最終手段で改宗するしかありません。
改宗はムスリムにとって重罪です。しかしムスリムのままでは客がつかない。そんなわけでヒンズー教に改宗する人もいるんだとか。そうした方が利用客が喜ぶからなのでしょう。
ギャル系よりも清楚系のほうが人気があるみたいな感じでしょうか。
みたいな感じではゼッタイにない。

本日はコルカタ三大私娼窟の一つ、ボウバザールに行ってみました。バラナシからコルカタまで夜行列車で来てその足で私娼窟巡りです。
コルカタ観光でしょっぱなに行く場所じゃねぇ。
これまでデリーやバラナシの私娼窟を見ましたが多少地域の特性があるようで南のほうは大らかな感じ。やっぱり機構が暖かいからでしょうか。でも生活がかかっているからか客引きは強引です。
バラナシでは外国人は相手にしてませんでしたがここでは来るもの拒まずスタイルのようで目が合うと客引きされます。
なんかモテてるかも!
そんな錯覚をしてしまいそうな場所です。
目が合うのは脈ありのサイン。

そんなわけで私はニカブをかぶった目しか見えないムスリムの人、パネマジどころか顔すら見れないムスリム私娼についていきます。







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