山林生活

タイバンコク、地元サウナ「シーロムサウナ」でトトノウ

タイバンコク、地元サウナ「シーロムサウナ」でトトノウ

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タイのホテルのお風呂はよいところもあれば悪いところもある。そして悪いところに当たることが多い。まぁ安ホテルを転々としているためこれは仕方ないこと。
そして実際は悪いのではなくアレが普通なのでしょう。今回の滞在でホテルを5か所変えましたが、4か所のホテルでお湯の調子が悪かったです。

給湯器が壊れていてお湯が出ない、そもそも水シャワーしかない。ではないんです。
一応お湯は出てるんです。しかしそれがかなりぬるい。なんだったら常温の水のような温度。でも冷たいわけではない。ほのかに温かいけど、お湯とは形容し難い温度なんです。
常夏のタイ。日本の様に熱い湯に浸かる考えは無いのでしょう。別に冷たいわけではないので問題ないといえば問題ないんです。でも、やっぱり温かい湯を浴びたいじゃないですか。

バンコクの日本式スーパー銭湯「湯の森」のサウナでトトノウ
バンコクの日本式スーパー銭湯「湯の森」のサウナでトトノウ

2020年、コロナが日本で蔓延し、一時県境を跨ぐ移動の自粛要請がありました。東京都民は都内から出れず、神奈川県民

そんなわけで滞在早々にスーパー銭湯に行きました。
こちらの銭湯は名前の通りほぼ日本のスーパー銭湯でした。大きな湯舟あり、サウナあり、露天風呂あり。日本の銭湯のため海パンは不要だし、施設内も衛生的。値段はマッサージ込みで1000バーツ。銭湯に比べると高いけど、日本のスーパー銭湯と同じくらいでしょうか。
毎日ここに行ければよいのですが、やはり値段の高さが気になります。こちらは日式のお風呂でしたが、おそらくタイ人の中にも日本人と同じ魂を宿す人たちがいるはずです。

でも探しても見つかるのはスパのようなところ。

場所はバンコクです。観光客が多いためそういう人たち向けのところしかないようです。いわゆるマッサージ込み、岩盤浴にエステもできる複合施設ばかり。でもそのような中で温泉じゃないけどサウナ専門店を見つけました。

バンコク市内に何軒かあるようですが、スクンビットの近くに一軒あったのでそちらに伺うことに。日中暑かったのでバイクタクシーで行きました。

着いたのはなんか工事現場のような場所。周りは高層マンションがありますが、ここだけ少し異色です。ここにサウナがあるという情報が無ければ絶対に近寄らないレベルです。

でもサウナって書いてあるし日本語も書いてあります。

こちらはシーロムサウナってところ。
一応ネットで事前に調べてあります。
シーロムサウナはバンコク市内に何軒かあるそうです。つまりそれなりに人気があるところなんでしょう。
今回行くのはスクンビットに一番近いところです。場所は怪しく外観はボロイ。料金は後清算で200バーツ。施設は古いけどちゃんとしているんだとか。

店?に近づくと店先にいた中年女性に「サウナ、カー」と聞かれたため「サウナ。クラッ」と回答。

そうすると女性は店の中を指します。店の奥まで入ると右手にロッカールームがあります。

だいぶ古いロッカー。部室みたいな感じ。

カギは南京錠がついているためセキュリティは問題ありません。

日本と違い全裸ではありません。その代わり誰が使ったかわからないサウナパンツが無造作に置かれてあります。おそらくちゃんと洗濯されているはずです。これを勝手に履いて勝手にサウナに入るシステム。ちなみにタオルも使い放題。

さっそくサウナに入ります。
サウナのサイズは二段あって10人くらいは入れる大きさです。設備は少し古いです。
デジタル時計が室内から見れます。室温はかなり高く香草の香りがします。そしてセルフロウリュができます。できますっていうかほかのお客さんがバンバン水をかけて室温をあげてるためかなり暑いです。
でも、これいいですね。サウナは北国で寒い地域のものですが、暑い国で普段から汗だくなのに敢えてサウナに入るのもいいもんです。そしてそういうのが好きなタイ人もいるようです。

建物の看板には日本語と英語が書かれていましたが、本日いるお客さんのおそらくタイ人だけです。地元のサウナといった感じで、いるのはたぶん常連の人たち。これに関しては日本でも同じ。銭湯のサウナって、ある程度客が固定されてるんです。そうなると座る場所もおのずと決まります。このシーロムサウナでも常連の座る位置は決まっているのでしょう。

サウナから出て水風呂に入るためシャワーを浴びていると、店員から声をかけられます。どうやら飲み物を用意してくれたそうです。ここのサウナでは飲み物が無料のようです。

こちら、水ではない何か。糖分は入っていません。ココナッツジュースっぽいやつ。何だかは不明ですが汗をかいた後はちょうどよいです。

さて、水風呂ですがそこまで冷たくありません。常温ではなく冷やしているか地下水を使っているか。おそらく20℃くらいでしょうか。まぁバンコクで20℃の水風呂であれば冷たいのでしょうが、ちょっと衛生的ではないです。若干茶色がかった水で浮遊物も浮いています。まぁ日本でもゼッタイ小便しているだろうって色した水風呂もあるのでここに限った問題ではありません。最後シャワーで流せばどうということはない。

こちらの休憩室、スマホ利用が可能なんです。そして充電もできるようです。

休んでいるとフルーツ盛り合わせが届きました。どうやらこちらも料金に含まれているそうです。スイカとパイナップル、あとは何かわからない果物が二つほど。

それとこのピンク色のヤツ。これをつけて食べるとフルーツがおいしくなります。恐らく岩塩と砂糖を混ぜたヤツっぽいです。スイカに塩をかけると甘くなる原理にプラスして砂糖でさらに甘くするヤツです。

果物に飲み物に至れり尽せりでなんかお腹タプタプになりながら再度サウナへ。

サウナ室の前に雑誌が山積みされていますが、日本の漫画本でした。これを見る限り多くの日本人が利用しているようです。サウナの中で読めるようなので魁男塾の三巻をもってサウナへ。そして10分ほどしてサウナを出てシャワーで汗を流し汚い水風呂へ。水風呂を出たら再度シャワーで汚れを落とし休憩へ。

なんか、追加のスイーツが増えていました。こちら小豆を砂糖で煮た、アンコになる第一形態みたいなやつです。サウナで汗をかくため塩分・糖分・ミネラルを吸収できるようこれらが用意されるようです。
なんか田舎のばぁちゃんの家みたいですね。勝手に飲み物や食べ物が出てくるんです。飲み物も減っていると継ぎ足してくれます。ただ食べ物は放置していると蟻がすごいことになっていました。

シーロムサウナ、ありですね。

確かに設備は古いし水風呂はちょっと汚いなどの問題点はありますが200バーツで飲み物もフルーツも食べ放題。そしてなにより時間制限が無いんです。12時のオープンのタイミングで入ってずっとのんびりすることも可能です。なんてったって居心地がすごい良いんです。
一応マッサージもありますが、チップの要求がどうのとか、このサウナは男性専用なので特殊な服務のマッサージもあるとかネットに書かれていたので利用しませんでしたが、サウナに飽きたらマッサージをすることもできるんです。

サウナ以外にプールもあります。

ジムもあります(誰も使ってない)。なんとなくスポーツジムみたいなところですね。

これらの設備を200バーツで使えるのであれば一日ここに滞在してもよいですね。漫画もあるので漫画喫茶に行くよりもよさそう。

暑い国でサウナに行くなんてばかばかしいように思えますが、ここはサウナで汗を流しに行くのではなく、心を休めるところなんでしょう。またここのサウナはバンコク滞在時に行きたいですね。もしかしたらそのころはここの常連になっているかもしれません。

ちなみに湯舟は壊れていたのかお湯が溜まってなかったので入れませんでした。やっぱり風呂入るなら日本の銭湯が一番のようです。

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