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ホーチミンの日本人街レタントン通りにみる日本のイメージ

ホーチミンの日本人街レタントン通りにみる日本のイメージ

[更新日]

ホーチミンには日本人街というのがあります。

基本的に大きな都市には日本企業の工場などができ、それにより移住する日本人もいます。そしてコミュニティが形成されのでしょう。この手の街はタイでも確認できました。日本人街には和食を取り扱う店舗がありスーパーも日本食材や日本の製品を取り扱ってます。このホーチミンにある日本人街もそんな感じでできたのだと思います。

街を歩いていると日本語が書かれているお店がポツポツと現れます。ここが日本人街と呼ばれるところです。ハッピーラウンジ。ハッピーなラウンジということは恐らく飲み屋的な何かなんだと思います。

しかし日本人街という割には韓国語が入り混じっています。海外の人からすれば日本も韓国も変わりないでしょう。実際に私たちもセネガルとギニアの人を見分けられるわけなく、生活習慣や食べ物の違いもわかりません。そもそも二つの国がアフリカのどのあたりにあるのかもよくわかっていませんし何食べているかってのも知りません。ギニアの主食はキャッサバやヤムイモでセネガルはモロコシや稗なんだよって言っても全然ピンと来ないし明日には忘れているでしょう。これは海外から見た日本と韓国と同じ。これだけ韓国とモメモメしているのに傍から見れば平たい顔の同じ民族として扱われているんです。

この8Aと書かれた奥が日本人街の最深部のようです。

入り口脇には広告が張ってあります。ほぼ日本語で書かれているため日本人向けの広告なのでしょう。長い旅で癒されるのはやはり母国の味なんだと思います。東南アジアの料理もおいしいけれども、やっぱり慣れ親しんだ和食を食べたいものです。それを叶えてくれるのがこの日本人街なのでしょう。

メニューや店名も日本語表記のみなので日本人向けの店舗なのでしょう。ここに来れば日本っぽさを味わえるという感じでしょうか。ただ若干偏りがあります。
日本人といえば寿司や天ぷらといった世界的に有名な和食。あとはラーメンや焼き鳥などのチープフード。そういった店もあります。居酒屋や定食屋などもあります。でも、なんだか偏ってるんです。

こんな感じで街の中の大半はマッサージ店やスナックといった店が多くあります。まるで日本人がそういうのが好きなような感じがします。
まぁ確かにそうなんです。日本で繁華街に行けばキャバクラやスナックなどもあり、そして駅前にはなんちゃらエステと称したエステ店のようでエステ店ではない怪しい店が立ち並んでいます。外国人が日本に来たら「あの店は何なんだ」となったことでしょう。そのイメージをそのままベトナムに持ってきたということでしょうか。でもこれで店が成り立っているわけなのであながち間違っていないのでしょう。結局は日本人はその手の店が好きなんだと思います。

まるで不真面目なマッサージがこの界隈にあると教えてくれる看板です。
街を歩くなり「おにいさんマッサージ」との呼び込みも。ここは歌舞伎町の外れにあるチャイエス前ではないだろうか。そしてゼッタイ「おにいさんマッサージ」と言ってるところは不真面目なマッサージ店。マッサージメニューの中に「スペシャル」と書かれたものがあり店員に聞いても「ソレハ、キモチイーマッサージダヨ」しか答えてくれないヤツがあるところです。昼間っから若干いかがわしい格好の人もいらっしゃいました。これが日本人のイメージなんです。

それでも日本の光の部分もあるわけです。
スナックが多い中、このような看板もありました。看板のイメージは女性バーテンダーが異国の地で頑張っている店といった感じでしょうかね。
昔は寿司職人同様にバーテンダーも女性は不向きというように言われていた時代もありました。理由は寿司と同じで体温が男性よりも高いからというものです。体温が高ければシェーカーの氷が解けて味が薄くなってしまう。そのため美味しい酒が提供できないという理由からでした。
しかし時代も変わりそんなことは言われないようになりました。このバーテンダーも日本で経験を積んでこちらに来たのでしょうか。日本人女性の地位が向上し、そして世界へ羽ばたいていった。素晴らしいことではないでしょうか。男女差別のない社会。世界的には女性は差別の対象で性搾取のイメージが強いですが日本は違います。性別とか関係ない。性を売りにするなんてもってのほか。地位を与え男女平等の社会。そんな美しい世界が日本にはあるのです。

ガールズバーでした。

写真を見る限り結構な美人ぞろいのお店です。
まぁしょうがないと思います。まじめなマッサージよりも不真面目なマッサージの方が集客できるでしょう。オーセンティックなバーよりも性を売りにした方がお客さんが来るのは当然です。異性を売りにして美味しいお酒を提供すれば尚良い店なわけです。
オーセンティックというだけ、しかも日本人が運営する形はやっぱり無理なんでしょうね。そういった店があれば行ってみたいと思いましたが、ちょっと違う店でした。ガールズバーも魅力的ですが今回はそういった店に行かないつもりです。煩悩の権化とも言われる当方が夜に出歩けばこの街に溺れてしまいます。誘惑に誘われ一度入れば抜けられず際限なく通ってしまうわけです。そうならないように近づかない、出歩かないというのが一番です。これは見なかったことにします。

今回のお昼ご飯は和食、ラーメンです。
一風堂は世界進出を果たし大きな町では結構見かけるようになりました。わざわざ海外旅行に行って和食を食べるというのはもったいないということであまり近づいていませんでしたが、一週間も経てば食べたくなるものです。現地の人が作る和食とは違い、決まった味を提供してくれる一風堂。こういったときじゃないと行かないため訪れました。
一風堂は日本でもいろんな都市にあるのであまり行かないです。サービスエリアなどで選択肢がそれしかなく食べるときもあるのですが、頻度はそこまででもありません。そんな滅多に行かないラーメン屋ですが、わざわざホーチミンまで来ていくこととしました。

ラーメン一杯95000ドン。500円以下で食べられます。ホーチミンご飯では高い方の部類ですが、日本で食べるラーメンって考えるとだいぶ安いです。最近の日本ではラーメン一杯800円とか1000円とかするところもありますからね。本来ラーメンはチープな食べ物。とんこつラーメンなんて正にそんな感じなんですが、どこぞの店は替玉頼むと1000円以上するところもあるんだから驚きです。それに比べて一風堂は値段をその土地に合わせてくれています。海外の和食レストランってぼったくり価格のイメージがありましたが、値段は抑えているようです。

こっちのほうが全然味に集中できますわ。

店に入るなり店員から「いらっしゃいませ」という日本語でお出迎え。ノーマルのラーメンを注文します。ラーメンはやっぱりノーマルに限ります。とくに初めての店(はじめてではないけど)ではスタンダードのラーメンを注文すべきです。それを食べて次来た時(つぎはないけど)に別のものを食べるべきでしょう。そうやってその店の味を確かめるんです。
注文はすべて日本語で受け付けてくれます。
店員も日本語で対応してくれます。オーダーを厨房に通すのもすべて日本語。スタバが英語で注文を通すかのように一風堂は日本語でやり取りしているようです。オーダーを通すときに英語を使ってるのがカッコいいと感じるように、日本のラーメンのオーダーを通すときは日本語がカッコいいんでしょうね。言ってることは「ラーメン並一丁」なんですが、外国人からしてみればそれが美しいんでしょう。

いつも食べている一風堂ととくに変わりないような気がします。どの国でも同じラーメンが食べられるというのは良いものです。ラーメン以外にも寿司みたいなメニューがありましたがそれには目もくれずにラーメンを注文してしまいました。ニンニクや紅しょうがはテーブルにはおいておりませんが頼めば持ってきてくれるそうです。日本から離れたベトナムで博多のとんこつラーメンが食べられるってなんだか不思議ですね。
そしてとんこつラーメンといえば替え玉です。腹減っていなくても貧乏性だからか「替玉」を頼んでしまいます。

「すみませーん。替え玉、バリで」

ついつい日本にいる感覚で注文してしまいました。そんな注文の仕方でもちゃんと通るホーチミンの一風堂。「バリ」が通じちゃうんです。そもそも「バリ」って「すごい」って意味なのにラーメン屋だと「すごい硬い」になってしまっていますね。そんな中途半端な九州弁でも通じちゃう一風堂。社員教育がしっかりとされているようで感動しました。
海外にある和食を提供する店は中途半端なところが多いです。なんちゃって日本、それっぽく日本らしさ出してみましたーというのがほとんどです。それに比べると一風堂は徹底していました。店員は日本である程度経験をしたうえでこちらで働いているのでしょうかね。徹底した社員教育は素晴らしいと思います。なんだったら日本で食べる一風堂と変わりありません。であれば日本で食べりゃいいんじゃね?とすら思いました。

美味しいご飯をありがとうございました。
さて問題は一風堂ではなく当方の腹の具合です。ラーメンを食べればお腹を壊すのがデフォです。とくにとんこつラーメンは下剤成分が入ってるんじゃないかと思うくらい調子が悪くなります。そのため重要なことが翌日に控えているのであればラーメンを食べないというのが決まりとなっています。しかし食べちゃったんですよね。

といいつつ夜食もラーメンを。長旅で疲れてしまい外のお店を探す気力がなくなってしまいました。日清カップヌードルのお世話になっております。今回はタイのライムポーク味というもの。日本ではトムヤムクン味などが出ましたがこの味はまだ見かけませんね。

女を買いに行くために東南アジアに旅行をする人というのは多いのでしょう。日本人はエロに対して貪欲なようです。そして海外でも日本と同じクオリティを求めるんです。その結果、日本特有のキャバクラやガールズバーというのが海外に広がっているのでしょう。日本人街ではなくただのスナック街(エロもあり)でした。この町が成り立っているということはそれなりに需要があるのでしょうね。海外から見る日本のイメージはこんな感じなんだと思います。

明日もホーチミンの街を探索したいと思います。

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Author:小鳥遊々
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千葉に山林を購入しました。
小屋暮らしをするため、土地持ちホームレスを目指し開拓中

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