山林生活

【神は偉大なり】罰当たりな人間がモスクで礼拝

【神は偉大なり】罰当たりな人間がモスクで礼拝

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朝7時早く起きているもののダラダラとしてしまいます。本日は移動日ではないため何の縛りもありません。移動日だとチケットの予約や指定された時間に指定された場所に行かなければなりません。そのため自由が奪われるわけです。それもストレスのうち。しかし何もしない日はしない日で何かをしなければならないとなりそれがストレスとなる。結局は何かしらのストレスがあるわけです。

本日は雨予報が出ていたので朝からずっとダラダラしていました。でも外は晴れ間が広がっています。森田さんのいないベトナムの天気は何のあてにもなりません。晴れているのであれば外を出歩くことにしたいと思います。10時前に宿を出ようとしたところ「朝ごはん食べますか?」とスタッフが声をかけてくれます。遅い時間だったため外で食べようと思ったのですが、作ってるということだったので食べていきました。

ただ飯こそ至高。ただ飯といっても宿泊費に入っていますので厳密にはただではありません。でもこういうの嬉しいですよね。出された朝食はフォーです。ザ・ベトナムというものをもらいました。
この優しい味は良いですね。フォーの出汁の味は日本人の舌に合っている感じがします。たぶん鶏の出汁なんでしょう。しっかりと出汁が効いてそれで塩と魚醤で整えてあります。出汁で食べる京風うどん的な感じでしょうかね。これであれば毎日食べても大丈夫です。朝ご飯にはちょうどよいです。ささっと食事を済ませて街に繰り出します。

昨日Grabを使用してその利便性に味を占めた私は今日もバイクタクシーを利用します。行先を指定するとマッチングして近くのドライバーが駆けつけてくれます。
マッチングした相手は昨日と同じドライバー。結構強引な運転をするドライバーです。正直なところあのドライバーの後ろには乗りたくないところです。命をドライバーに預ける形になります。ヘルメットは不安でしかない半帽。制動性の低い原付二種。ぶつかれば確実に大けがするのでしょう。これも運しだいってことなんでしょうね。
しかし、マッチングしたドライバーが全く来ません。指定した場所は昨日と同じなのでわかっていると思いますが全く来てくれないのです。挙句相手から電話がかかってきます。当然ベトナム語で何か言っています。わからないがとりあえずこちらのいる場所を伝えます。その後もベトナム語で何か話していますが最終的には電話を切られることに。それから数分待ってみますが音沙汰なし。GRABではマッチングした相手が今どこにいるかを表示してくれるのですが、全く近づいてくる様子がありません。そのためこれはキャンセルすることにしました。そして再度マッチングをして別のドライバーに来てもらいました。
一度キャンセルして再度マッチングすれば別のドライバーに変わります。乗らない限りはキャンセルしても負担がありません。キャンセルするということはマッチングした人に迷惑をかける形になりますが、すぐ来てくれないのであればこんな感じでキャンセルする方がよいでしょうね。

新しい人は安全運転でした。これくらいゆっくり走ってくれる人の方が乗っていて安心できます。

降りた先はホーチミン歌劇場というところです。こちらもフランス統治時代に建てられたものなので造りが西洋式となっております。現在も劇場として使用しているんだとか。中の様子を見るためには劇を見なければならないようですね。ということで外だけ見てあとにしました。

現在泊まっているところとこっちの方では雰囲気が違います。ここはまさに都会といった感じです。周りには高いビルが建ち並びハイブランドの店もチラホラ。ここがベトナムホーチミンの主要部分なのでしょう。元々こちらが首都だったような場所ですからね。人口も多いしハノイよりも発展しているのでしょう。実際に建物を見ても発展していてこれからもどんどん近代化していくのでしょう。

JICAによるホーチミンの地下鉄事業です。三井住友、清水建設、前田建設...。名の知れた大手の建設業者がずらり。これまで日本で散々掘って埋めてを繰り返してきたため知識があるのでしょう。一部は年内に開業するという話でしたが、この様子だとまだ先なのでしょうね。地下鉄ができると移動手段も増えます。ただGRABの使い勝手がよく値段も安いので浸透するまでは時間がかかりそうですね。

本日街に繰り出したのは探し物があるからです。実は日本から持ってきたノートを中国の新幹線のところに忘れてきました。新幹線チケット売り場の人にノートを渡したまま返してもらうのを忘れていたのです。そのためそれ以降は裏紙を使っていたわけですが、メモ帳のほうが使い勝手がよいので今回買いに来ました。コンビニとかを見て回ったのですがあまり良いものが無かったのです。大きな店であれば見つけられるだろうということで百貨店に来てみました。
もう一つ欲しいものがありそれは耳かきです。

日本から耳かきは持ってきました。しかし統一鉄道で折れてしまいました。細い耳かきでガッツリ奥までかけるやつだったんですが細いため折れてしまいました。耳かきって海外だと使わないところもあり、国によっては耳かきが違法な国もあるって聞いたことがあります。そのような中で見つけられるのでしょうか。それと耳栓です。こちらも日本から持ってきたのですが統一鉄道で片方無くしてしまいました。寝返りをうった際に外れてどこかにいってしまったようです。

ノート、耳かき、耳栓の三つを探しに旅立ちます。

ホーチミン市内にある百貨店です。中には高島屋が入っています。高島屋も結構海外で見かけます。安心の高島屋とはいっても入っている店舗は地域によって違います。そのため日本の高島屋とは違います。

高島屋の中にあった本屋に立ち寄りました。日本のコミックがいくつかあります。海外に来ると漫画は日本が一番なんだなというのが実感できます。中国でも本屋に立ち寄りました。美術書などは豊富なのですがアニメーションや漫画というのは少ないです。美術書として漫画の描き方やイラスト集などは売っているのですが、現地の漫画というのはかなり少ないです。代わりに日本で売られているやつの現地語バージョンが山済みとなっていました。それだけ日本の漫画というのはすごいのでしょう。ただどこの国にも漫画の美術書があり、それを読んでいる現地の“オタク”はいるようです。日本のアニメや漫画は素晴らしいと言っていても数年後は抜かれているかもしれません。その手の参考書が多く並んでいるということはそれだけ関心の高いものなのでしょうね。

こちらでノートを購入します。日本で売られているスケッチブックはちょっと高かったため安いノートを購入しました。あとは耳栓と耳かきですが、これらが売っているところがありませんでした。耳栓は売っていましたが100円ショップに売っているような穴をふさぐだけというやつでしたので買うのを控えました。

百貨店内には日本食レストランが多数あります。ペッパーランチやばんからラーメンなど。大阪王将もありましたが日本の大阪王将とはちょっと違う様子。餃子メインですがふわとろ天津飯がありませんでした。外国人からすればそんなものよりもラーメンなんでしょうね。ぽいものを出した方が外国人には人気なのでしょうか。出来れば現地で食べているものを出した方がよいと思うんです。王将で食べるのは確かに餃子なんです。でもたまにふわとろ天津飯とか食べたくなる時があるじゃないですか。大阪王将だったらその願いが叶うと思って行ったもののソレがないってなるのは悲しいです。

ナマモノは食べないと決めたため寿司屋は行きません。でもこういうの見ると行きたくなっちゃいます。この中で食べたいネタはしめ鯖くらいでしょうかね。外国人のはサーモンやシーチキンあたりが人気なんでしょうね。

百貨店地下の食料品売り場。これまで見てきたスーパーのような感じではなく、きれいに整っています。売っているものも一級品といったところ。ハイソな人たちがここを利用するのでしょうね。輸入雑貨も多く日本のものも取り扱われていました。そもそも上は高島屋なので地下食料品売り場も日本人向けになっているのでしょう。外貨を稼げる日本人はこのような店で買い物をしても負担はそこまでではないのでしょう。お金があればホーチミンで生活をするのは何不自由なさそうです。耳かきを除いては。

散々耳かきを探しましたが見当たりませんでした。恐らくあるはずなんですが探し方があまりよくないのでしょうね。耳かきって医療器具になるのでしょうか。綿棒はありますが木の耳かきは見当たりませんでした。そして耳かきにつられて耳栓を探すのを忘れてしまいました。

半日費やした結果がノート一冊手に入れるだけで終わりました。まぁこういう日もあっていいんじゃないでしょうか。

昨日の昼は日本と比べると安いが現地の料理と比べると高級料理にあたる一風堂のとんこつラーメンでした。本日は節約飯にしたいと思います。
英語も通じない露店で現地の人が集まる中手を伸ばします。というより買い方がわからないため手を伸ばしました。手を伸ばすとご飯を入れた容器を渡してくれます。それをおかず入れてくれる人に渡し、欲しいおかずを指さす。見た目が旨そうなヤツを指差します。何をしゃべっているか不明ですがたぶん「これでいいのか?」みたいな感じの話だと思います。うなずくとご飯の上にかけてくれます。金額は不明なので前の人が50000ドン渡してたので同じように渡します。おつりは20000ドンだったのでこちらの料理は30000ドン、つまり150円ってところです。

米にチキンカレーっぽいやつをかけたいわゆる汁飯ってやつですね。カレーはシャバシャバ系。チキンがおかずですがほぼ骨です。肉のうまみはすべてカレーの部分に凝縮されています。
ちょっとおかずが足りない感がしますが、味はしっかりと鶏の出汁が効いたカレースープとご飯がうまく絡み合っておいしいです。付け合わせの何だかわからない野菜もよいアクセントとなっています。辛味はほぼなく足りない人は生唐辛子を渡されます。それをかじりながら食べるのが現地の作法っぽいです。辛くなくてよいのでそれは拒否しました。料理名は不明です。

こちらは結構人気店のようで行列ができていました。汁の種類が鶏以外に魚もありました。好みで選べるので毎日ここでもよいのかもしれませんね。ほかの客とともに路上でプラスチックの椅子に座り食べます。以前は屋台の飯とか不衛生で食べる気がしませんでしたが、いまは慣れてしまいました。衛生面に関してはなんも変わっていないと思います。結局は気の持ちようなんです。腹壊すときはどんな高級店でも壊すわけでその辺気にしていたら何も食べられなくなってしまいますからね。そのために腸チフスのワクチンを打ったわけです。
もう一品あるとちょうどよい感じです。でもこれを食べたことによりベトナムのローカルな感じを味わえました、

近くにあったモスクです。今回は経典をもらいに行く旅。宗教施設は見ておかなきゃですね。モスクに行くのは初めてです。今回モスクがあるのを知っていたため長ズボンを履いてきました。ある程度ドレスコードがあるようで、肩や膝が見えない服装でなければならないんだそうです。どんなところなのかは初めてなのでわかりませんがとりあえず入ってみます。

施設内に入るなり、恐らくここの施設の人でしょうか。おじいさんが中に入る人と握手をしております。何か話しかけていますが一切不明。でも笑顔で話しかけているのでこちらも笑顔で返します。入る人全員に握手をします。日本だと握手をするという行為があまりありません。海外だと挨拶みたいなものなのでしょうね。それともイスラム教独特のものなんでしょうか。少なからず悪い扱いをされることなく、招かれたと考えてよいでしょう。イスラム教は厳しいイメージが強いですが温厚な人が多いようです。何だかわからないアジア人を招いてくれたわけです。

ちょうど礼拝の時間帯に訪れたので結構な人がモスクに入っていきます。こちらで足を清めるようです。神社の手水所と同じですね。日本では汚した手を洗い、イスラムでは足を洗うのが作法のようです。

アッラーフ・アクバル

神は偉大なり。よく聞く言葉です。
仏教徒ということになっておりますがどちらかというと神道系の方が好み。その実態は無宗教という私。時には神にお金をくださいと願ってみたり、時には神に歯向かってみたりと罰当たりな人間です。地獄があるならばそこに行くのが確定しているようなものです。今回も興味本位でモスクに来てみました。追い返されるかと思いきや固い握手とともに受け入れてくれたわけです。そりゃ神は偉大となりますよね。礼拝の仕方はネットで確認しましたが雰囲気しかわかっていません。なんとなくそれっぽい感じ、雰囲気礼拝をしました。

イスラムって過激派の印象が強いので悪いイメージが強いですが、それは一部のイスラムでほとんどはごく普通の人たちなんでしょう。ただ食べ物に制限があるというのが受け入れられないためイスラム教に改宗することはないのでしょうね。このあたり神道は食のタブーがないため都合がよいのです。まぁそもそも戒律を守らなきゃいいだけって話なんですが、その辺を気にしちゃうってことは多少なり神の存在を受け入れようとしているのかもしれませんね。今回の旅はそれを見極めるためのものなのかもしれません。

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