天草で隠れキリシタンを見てフェリーで島原へ-車中泊の旅壱拾陸日目-
街自体は特に変化はありませんが、熊本城は立ち入れない状況。まだ復興途中のようです。
今日は熊本から天草を抜け船で長崎入りを目指します。
ホテルで朝食を済ませ下道で天草方面へ。天草に行くのは人生初です。
天草は島原の乱、天草四郎、隠れキリシタンくらいしかわかりません。そのためその類の場所を訪れました。
そこまで興味はなかったのですが、行ったら行ったで結構楽しめました。三重の伊勢神宮から宗教がらみの施設ばかり見ているような気がします。
あと歴史の授業を振り返っています。社会人になると歴史に触れることも少なくなるので、こんな感じで日本史に触れるのも良いものですね。
小さな島といっても天草は一周するのは時間がかかります。
朝9時に熊本を出ましたが、フェリー乗り場についたのは15時でした。出向5分前の船に飛びこみ乗車。
これまでのフェリーと違い3000円程度で乗れるのは財布にやさしいです。車で熊本から周ると時間もかかります。
30分で島原まで行けるんだからお得でしょう。今回四度目のフェリーです。フェリーの良さを今回の旅で知りました。
島原についたのは16時前。いつも通り車中泊ポイント探しです。
しかしこのあたりには選択肢がないようです。唯一あったのが道の駅「みずなし本陣ふかえ」です。海際。しかも今日は晴天のため暑いです。
今日みたいな時こそ標高の高い山の中がよいのですが、そのようなポイントは見つかりませんでした。
雲仙を登ったところにありそうですが、時間もかかり仮に無かった場合路頭に迷うことになりますんで。
でも「みずなし本陣ふかえ」は駐車場の規模も広く車中泊愛好家の人も多いようです。
17時についた時点で先客がいらっしゃいました。
ここの街灯は虫が集まりやすいライトのようです。これまで車中泊をしてきたところはオレンジ色の街灯でした。
オレンジの街灯は虫が寄ってこないみたいですね。明かりに虫が群がれば、トイレの中も虫だらけです。
多少の虫には慣れておりますが、大量の虫はちょっと引いてしまいます。
背に腹は代えられぬ!ここで車中泊をする!
するとなったら準備です。
準備といっても比較的簡単なものです。
1.ハッチバックの窓にサンシェードを取り付けます。
2.助手席後部の窓に同じくサンシェードを取り付け。
3.運転席後部の窓に自家製換気扇を取り付けます。
4.運転席、助手席窓に網戸を取り付け。
5.ハッチバック側にテーブルを作成。
6.荷物を片付けてできあがり。
作業時間は五分程度。比較的簡単に準備ができます。
換気扇は排気。運転席から吸気する形です。そして扇風機を使って循環させます。
初日は扇風機が無かったため辛い思いをしました。風の流れ一つで環境がここまで変わると思いませんでした。
こんな感じで用意をしてネット作業、そして就寝をしたのですが、
二時間後。。。
暑くて眠れません。汗が止まりません。
これまで標高の高い場所を選んで車中泊をしていました。そのせいなのか暑さに弱くなっています。
海際は海風があるから快適に過ごせる。
そんなのは嘘です。風はありません。無風です。凪です。
タイミングが悪かったのかわかりませんが、これでは寝れそうにありません。
早々に車を動かせる状態にし、近くの車中泊ポイントを探しました。
ここ島原には雲仙があります。しかし雲仙の道の駅はここだけです。
山の中に道の駅はないようです。ただ無料の駐車場であればあるようです。
矢岳駐車場。
道の駅から20キロほど離れた場所にありますが、ここにいても寝れそうにないのでそそくさと移動します。
やっぱり標高の高い場所は涼しくていいですね。
すでに一台先客がいました。狭い駐車場といっても十台以上停めることができます。
何も問題はありません。
無料の駐車場にはトイレが完備されています。いや、トイレしかありません。
しかし道の駅だって私が立ち寄る時間にはトイレと自販機くらいしかありません。そのため特に違いというものはないです。
明かりがなくて真っ暗ということくらいでしょうか。別に寝るだけなんで暗くて結構です。
これまで道の駅を中心に考えていましたが、無料の駐車場でも問題なさそうです。
今後の車中泊の際は道の駅だけでなく無料駐車場も候補に入れて探そうと思います。
今回、暑さのため宿泊場所を変えることになりました。
暑さ対策はある程度したのですが、まだ足りないようです。これが7月や8月だったらもっと大変だったのでしょう。
換気の不完全なところ、耐熱設備の弱さなどが今回の旅でわかりました。これは戻り次第改善をしなければなりません。
また暑さに弱いということは寒さにも強くないのでしょう。これからどんどん寒くなるわけですので寒さ対策もしておく必要があります。
車中泊はだれでも手軽にできますが、快適にするためにはある程度の設備を備える必要があります。
我慢で乗り切れるのは10代、20代です。30過ぎれば初老です。
ただでさえ壊れかけているので労らなければなりません。戻り次第「いたわりのサンバー」に変えていこうと思います。
明日は初長崎の旅となります。