車内騒音(デシベル)を無料のスマホアプリで測ってみる
購入したエブリイは商用バンです。そのため装備も簡素です。かといってエブリイワゴンも商用バンをゴージャスにしただけです。
基本的にバンはうるさく、高級車のように遮音性は高くありません。また断熱材もお粗末なものです。結果的にエンジン音や外気にかなり影響されます。
とくに音の問題は重要です。
長距離移動をしていると、やはり疲れます。その疲れを癒すために音楽を聴いたりするわけですが、走行音がうるさいと音も聞き取れません。音量を上げても結局はバックグラウンドにエンジン音がしているため不快です。出来ればそれをおさえたい。そんなときに役立つのが静音材です。
静音材を取り付けることでノイズや走行音を減らし、快適なドライブにする。私にとっては車が居住スペースのようなものですので住環境は良くしておかなければなりません。
サンバーの時はかなり効果があったと思っています。プラシーボ効果かもしれませんが、静かになったと思います。とくにサンバーは本当に装備が貧弱でした。運転席の床は錆びており、なんだったら穴あいてるんじゃないかくらいでしたので。でも、マットを敷いたりして快適になりました。
しかし本当に効果はあったのだろうか。お金をかけたことへの自己満足なのではないか?
ここは検証しなければなりません。
本来であれば音量測定器とかを購入して調べるべきですが、一回の音を測るためにそんな無駄なものを購入するのはもったいないです。
恐らく測定器を買っても、車の音を測ったあとは使い道がなくなり「オナラの音は何デシベルでしたー」とかくだらないことにしか使わないでしょう。
安いもので1500円くらいのがありますが、高いと3万円くらいするわけです。オナラの音測るのに3万円は出せませんよね。
でも、音量測定はスマホで出来るみたいです。
一応その手のアプリを入れました。無料です。アンドロイド用、iOS用どちらも「音測定」とかのキーワードで探せば見つけられます。
性能がどの程度なのかは不明です。音を立てるとそれに反応はしていますが、実際の所どうなのでしょうか。とりあえず手元にあるのはジムニーですので、こちらで音量を測ってみます。
まずアイドリング時の音量です。
ジムニーって結構うるさいんですよね。私が借りたジムニーは10万キロ以上走っています。また車両自体も古いのでエンジン音がうるさくなるのは当然です。またエンジンは前に積んであるので運転席に近いです。
ちなみに東京都環境局のウェブサイトをみたところ、約60~76デシベルは掃除機やテレビの音と同程度ということです。掃除機の音をずっと聞きながら運転しているとなるとかなりうるさいですね。ただ車のアイドリング時の音は約63~75ということです。つまりは正常というわけなのですが、やっぱしんどいです。
続いて走行時の音です。
こちらは毎時40キロで走行した時の音です。
約64~75デシベルが目覚まし時計の音ということですのでうるさいですよね。
以下は毎時60キロで走行した時の音です。
当然うるさくなります。
ちなみにレクサスなどの高級車だとアイドリング時は40デシベル前後、毎時100キロ程度の走行時で60デシベル付近のようです。
高級車と商用バンでは窓ガラスも違うので、いくら遮音材を入れようと窓を変えない限り同じ静かさは得られないのでしょう。値段が5倍も6倍も違うので当然です。また排気量も違うわけで、エンジンの負荷なく巡行できる排気量と、660㏄で必死に走るのとではエンジンの音や振動も違うのでしょう。
この測定アプリ自体が検出した数値が正しいのかは不明です。ただ今後も同じアプリを使えば、音量がどの程度かわからなくても、変わらないのか静かになったのかの測定はできます。デッドニングがどの程度なのか、試しに測ってみようと思います。
ちなみにオナラの音を測ったところ、80デシベルでした。
エブリイが出来上がったようなのでこれより取りに行ってこようと思います。