【やっチャイナ】XR100typeだけどXR100とは全然違う中華バイク
Dトラッカーを購入してモタードにはまり出しました。
しかし私はこれまでオフロードを走った経験がありません。せめて未舗装道路に慣れるようになるため、ツインリンクもてぎで開催されているダートトラックのスクールに参加しました(現在は閉鎖)。
土に慣れる。それだけの理由です。これまで道路上でコケたのは4回ほど。ダートトラックスクール開始10分くらいでその数はすでに超えました。慣れない路面。初めてスケートリンクに立つような感じです。ダートトラックで使用される車両はXR100という小排気量。そのため体重差により速度が変わります。私はその当時痩せていたので比較的速く走れました。しかし重量がない分安定しないところもありました。恐らくダートトラックスクールには4回くらい参加したのではないでしょうか。
コケても問題ない。なんだったらコケるのが当たり前。これまでの価値観とは大きく違いました。
土の上って楽しい!
大けがなどは無いですが打ち身や擦り傷は普通にあります。でも大人になってからするどろんこ遊びって楽しいものです。現在は少し形は違いますが、山林で変わらずどろんこ遊びをしております。男子たるものどろんこは好きなんでしょう。
そんな感じでどろんこ遊びが楽しくなった私。行きつく先は「オフロード欲しい!」でした。
しかしすでにDトラッカーを所持している私。もともとダートトラックスクールに行ったのはモタードをもっと楽しく、そして早く走れるようになるためです。フルサイズのオフ車をもう一台買うというのはちょっとやり過ぎではないかと。
やり過ぎではないかと言いつつ、ヤフオクを探ります。
保険のことを考えると125㏄あたりでしょうかね。そうなるとXR100とかいい感じです。しかしXR100は公道走行ができない車両。そうなるとそれ以外のヤツを選ぶことに。2stよりかは「環境とか考えて」4stのほうがよいかもな~。なんか手ごろなバイクないかなぁ~。
ありました。手ごろなバイク。
車両の名前はtayoko110だかtayako110だかという名前のバイク。いや、実際は正式な名称はない模様。あるのは車体番号だけ。生産国は中国。メーカー不明。公道走行可。いわゆる「XR100タイプ」ってやつでXRではありません。そんなバイクが低価格でヤフオクに売っておりました。
恐らくエンジンはカブか何かのエンジンを模写したもの。
それを無理くりオフロードの車体につけたといった感じでした。公道走行可ではありますが、ヘッドライトの玉が一つ、ウィンカーのLEDの玉が一つ。視認性など一切なく、本当にこれで公道走行ができるのだろうか?というくらい不安なつくりです。バッテリーレスなので電力はできる限り抑えているのでしょうか。恐らく書類上は問題ないので登録できるという形なのでしょう。また法的な部分も一応はクリアしているのでしょう。しかし現実的にはクリアできていない部分が多々ありました。
そしてXR100タイプってなっていたのに実際のサイズはXR50のサイズ。小さいです。せめてもう少し大きなバイクを期待していたのですが、小さいやつでした。
でも、これでオフロードを走れるわけです。
エンジンの出力は申し分ないです。110㏄のエンジンのためかなり早く走れます。問題はオフロードの性能に関してですが、ここで大きな問題がありました。
リアサスが無い。
リアサスは一応ついているんです。しかし全く動いていません。流石はメイドイン中華。サスペンションをつけるところまでは正しいのですが、ついているだけで一切機能していないのです。
つまりリジットサスの状態。
恐らく私がはじめてメイドイン中華を買って後悔した時です。いや、これまでも恐らく何度も騙されているんですが、この時の衝撃は酷かったです。
だって普通サスペンションなんだから動くでしょ。
見た目はサスペンションでした。ちゃんとサスも動きそうです。
でも動かない。理由はついている位置がおかしいから。普通そこにつけないでしょ!見ればわかるじゃん、動かないってことが!
これがチャイナクオリティってやつなんです。
流石は中国四千年の歴史です。私が考えていたところからさらに斜め上です。
ちょっと粗悪なんだろう程度で思っていたのですが、壊れているとかそういう次元じゃなかったです。全くの別物でした。
エンジンとかはいいんですけれどね。それ以外の場所が粗悪なんです。車重は軽いので持ち上げることもできるくらいなんですが、オフロードに適していません。だってリアサスないんですもん。一応走れるんです。でも振動を抑える機構が無いためスゲー走りづらいんです。
まぁバイクというよりはおもちゃの感じですよね。車に積んで出先で遊ぶための車両という感じでした。安かったんでそこまで後悔はしておりません。なんだったら買った金額分は遊べた感じでした。河原とかクローズドの場所で使用するのは楽しいかもしれませんね。サイズは車に載せられるくらいなので。しかもラダーとか使わずに手で持ち上げて入れられる重さでした、でもサスペンションは動きません。
ゴミに変わりはないというかなんというか。
やっぱり正規のものが欲しいんですよね。
ただこの車両を買ってオフロードを走ったせいか、オフロードに対して恐怖心が薄くなり、また更なる高みに登りたいという気持ちが芽生えました。果たして次に買う車両はなんでしょうか。続きはまた今度。