【OBD2】エブリイをレーサー仕様に。iPadでエンジン回転数を知る
先日、車屋さんでOBDという存在を知りました。
現在生産されている車には自己診断機能装置が義務付けられております。
この自己診断機能とは人の目で故障を判断するのではなく、車自身に診断させるものということです。
コンピュータであらかじめ制御し、予定外の動作の確認があった場合、それを警告してくれるというものです。
最近の車はコンピュータ制御ですからね。こうなるのは当然です。
このように自己診断機能が付いているわけですが、以前は各メーカールールがバラバラでした。
そのため1996年以降に統一化されたのがOBD2というものです。
どの車両にも運転席の下あたりにコネクタがあるため、そこに接続すれば水温やエンジンの回転数など車の様子が確認できます。
スポーツ仕様の車やマニュアル車でない限り回転数なんて見れないですからね。水温も低いか高いかくらいしかわかりません。
本来このようにしてデータを見て自動車整備に役立てるわけですが、別に普段からそれが見れるのであればいいじゃないか?という気持ちになりまして。そんなことを叶えてくれる機械がAmazonに売っていたので購入しちゃいました。
仕様はこのOBD2コネクタに挿し、あとはアプリを入れたスマホやタブレットに電波で飛ばすというもの。
接続方法はWi-Fi接続かBluetooth接続。後者の方が電力は使いません。ただ私はカーナビとしてiPadを使っています。どうやらiOSではBluetooth対応していないみたいな書き込みがあったのでWi-Fi仕様のやつにしました(ただアプリではWi-Fi専用のものもあるようなのでどっちでも大丈夫なのかもしれません)。
まずはアプリ導入からです。
appストアで「OBD2」と検索します。そうすると大量出てきます。私がダウンロードしたのは以下のやつです。
有料版だともっと機能的なものもあるようですが、そもそも動くかどうかも不明ですのでとりあえず無料で使えるアプリで試します。
こちらのアプリは日本語化もできます。[設定]>[Language]>[日本語]と選ぶだけです。
ハードウェアはELM327。今回購入したOBD2接続器がこれになります。
接続方法はWi-Fi。車両は2018スズキ0.66ガソリンを選びます。
あとはとくにいじるところはないでしょう。これでアプリの方は準備完了です。
続いて商品に関してです。
若干日本語が変な紹介文でしたが案の定メイドイン中華でした。
紹介文には「対応アプリやソフトは付属します」と書いてありましたが、とくに付属品などはありません。まぁアプリを事前にダウンロードしていたので構いませんが。
本商品はandroidもiOS、Windows、どれでも利用が可能です。前述の通りWi-Fi仕様ですので、スマホの電池の持ちなどを気にするのであればBluetooth仕様を選ぶべきでしょう。
・対応車種:平成8年(1996年)以降のOBD2規格搭載車種に対応します
・対応端末:Android/iOS/Windows
・通信範囲:約1.5m
・アンテナ:内蔵
・消費電力:0.75W
・外形サイズ:約10*6.5*3cm
・重量:約75g
・動作温度:0-36(℃)
・動作電圧:12-24(V)
対応車種に関しては問題ないです。端末も用意できている。通信範囲も問題ない。不安点は動作温度ですよね。これから氷点下の日もでてくるわけです。また36℃ってのも真夏の車内だと充分ありえる温度です。もう少し動作温度の幅の広いやつの方がよさそうですね。
さて、接続です。
接続は意外と簡単です。運転席の下の中を覗くとコネクタピンがあります。そこに挿しこむだけです。
最初はわかりづらいですが一度見つけるとどこにあるのかわかりますので抜き差しも意外と簡単にできそうです。
続いてタブレットとの接続です。
アプリによってはアプリ内で接続するやつもあるようですが、今回のは端末の[設定]>[Wi-Fi]と選んでネットワークの中から「ELM327」を選択。パスワードとかはありません。そうすることによってタブレットとOBD2が接続されます。
果たしてこれが正しい数値なのかは不明ですが一応データを抽出しているわけなんで正しい情報なのでしょう。これでエブリイの回転数が知れるわけですね。まぁ知ったところで何か変わるわけでもないですが、視覚的に数字で見せられるとどんなもんなのかというのがわかります。
このOBD2についてはどの車種にも必ずついているものです。
そして規格も一緒なので一つ持っておけば車種を変えたとしても利用できますね。
2000円程度で買えるものなんで金額も安いです。ただコピー品か何かなのかもしれません。すぐに壊れるかもしれませんが、乗っている車がどんな状況なのかが分かるというのは便利なものではないでしょうか。
ただ、一点だけ問題点があります。
このコネクタはエンジン停止中も通電しています。当然エンジンの状態を調べるためのものですのでエンジン切っている状態を知るためにそうなっているのでしょう。そのためずっと挿しっぱにしておくとバッテリーの不安があります。消費電力は0.75Wなので微量ですが、24時間つけたままにしておくと18W消費することになるってわけですよね。多分2~3週間くらいでバッテリー上がっちゃうんでしょうね。私は比較的車に乗る機会も多いので問題は無いとは思いますが、使わないのであれば外しておくのが懸命のようです。
今回、コレをつけたことによってレーサー気分が味わえます。だから何なんだって話ですが、せっかくタブレットがあるんだからこういうの使うってのもいいじゃないですか。回転数みたって何もわからないんですけれど、やっぱり男はこういうのにロマンを感じてしまうわけです。車持っている人は是非買ってみましょう!
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