日本一有名なバーボン、アーリータイムズをお湯割りで
寒くて何もできない。作業は色々あるけどやる気が起きない。そうなると車中に籠り、エンジンかけっぱなしで毛布にくるまっています。タブレットを立ち上げる気力もなく、ラジオを流し何もしない時間を過ごしています。せっかく酒のアテとして買ったドライフルーツ。ついついつまみ食いをしてしまいました。
せっかく食べ出したんだからということで、日中から酒盛りが始まるわけです。
今回もワインを買ってきましたが、12月に比べると明らかに寒くなっています。常温の赤ワインでもちょっとしんどい。こういう時はやっぱり暖かいものに限ります。そうなると熱燗となりますが、今日はちょっと違った趣向にしたいと思います。
本日はウイスキーのお湯割りです。
洋酒、いわゆる外国のお酒ではじめて飲んだのはジャックダニエルでした。親が購入していたものをコッソリ飲んだのがはじめてです。その時は美味しいとは思いませんでしたが、大人になり色々と経験を積んでいくうちに40％のアルコールじゃなきゃダメな日々となってしまいました。でも、ジャックダニエルは何気に値段が高いんです。シングルモルトに比べれば安価ではありますが、バーボン、ケンタッキー、テネシーウイスキーの中では比較的値段はします。ただでさえ思うようにいかない人生に苦慮しているわけです。せめて飲み代で悩むことは避けたいものです。そうなるとジャックダニエルよりも安い酒を探すこととなります。
バーボンは比較的安い飲み物です。そのためジャックダニエルよりも安いのが結構あります。言ってしまえばバーボンはアメリカン焼酎です。アメリカに住んでいた人から聞いた話ですが、アーリータイムズやジムビームといった安価なウイスキーはBARとかには置いてないんだとか。でも日本のBARでは普通に置いてあるから不思議だと言っていました。森伊蔵、魔王のとなりに大五郎が置いてある感じなんでしょうかね。
バーボンも長期熟成のやつは深みがありまろやかで美味しいですが、やっぱり荒々しいのもバーボンらしさの一つ。本日はアメリカン焼酎と呼ばれるバーボンを選んでみました。
アーリータイムズです。
おそらく日本人が一番目にしたことがあり、一番口にしたことがあるバーボンなんじゃないでしょうか。コンビニでも売ってるし、居酒屋でバーボンといえばアーリータイムズが必ずあります。ジャックダニエルをテネシーウイスキーとするのであれば、初めて飲んだバーボンはアーリータイムズだったのでしょう。当時はまだ若かったので味の良さもわからず「まずい」と思ってしまいました。では今はどうかというと、可もなく不可もなくといったところ。そもそもそこまでバーボン好きではないようです。
アメリカだとバーボンではなくケンタッキーウイスキーに該当するようです。バーボンは定義があり、それに則って作られないと「バーボンウイスキー」と名乗れないようです。アメリカ国内で売られているアーリータイムズは熟成する際に使う樽は再利用品が20％含まれているんだそう。バーボンの定義では樽は新品でなければならないそうです。そのためバーボンを名乗れず、ケンタッキーウイスキーとして売られているんだとか。ただこれはアメリカ国内だけの話で輸出品は新樽で熟成させたものなんだそう。
つまりアメリカで販売されているアーリータイムズと日本のとでは味が違うんでしょうね。現地の味を楽しみたくてもそもそも価格が安いため並行輸入品は日本では売っていないでしょう。そうなるとわざわざアメリカに行ってアーリータイムズ飲むしかないです。わざわざアメリカに行って日本で売ってるのと同じ銘柄の安酒を飲むのもどうかと思いますが、味が違うのであれば飲んでみたいです。まぁアメリカには当分行かないと思いますが。
以前ジムビームを買って飲みました。あの時はコーヒー割にはまっていた時期です。ジムビームと同じでアーリータイムズのボトルもプラスチックです。マイクロプラスチックが海洋汚染につながると騒がれる昨今ですが、瓶よりも断然プラの容器の方が取り扱いしやすいです。軽いし持ち運びも便利。ちょっとチープだけどそれがいい。
今日はコーヒー割ではなくお湯割りです。
お湯割りって味が薄くなると思っていましたが、年を重ねるごとにストレートが少しきついと感じるようになりました。そのためちょっと加水するくらいがちょうどよい感じです。一般的なお湯割りはウイスキー１に対してお湯の量が３か４くらい。つまり四倍に薄める感じ。度数は10％くらいでしょうか。アルコール度数は薄まりますが、当然味も薄くなります。個人的にはハーフくらいがちょうどよいと思っています。１対１の割合もしくは１対２くらいだとそこまで薄くなりません。
ホットウイスキーは邪道っていう人もいますが、酒の飲み方にちゃちゃいれるほうが無粋で邪道なんです。好きに飲めばいいと思います。むしろお湯割りの方がウイスキーの本来のうまみを引き出せているでしょう。夏の暑い時期は爽快感のある炭酸で割るウイスキーソーダで、冬は身体を温めるためにお湯割りで。季節や体調に合わせるのが正しい飲み方なのでしょう。
これからもっと寒くなります。今宵はコンビニで売ってるアーリータイムズを買ってお湯割りにしてみてはいかがでしょうか。
アーリータイムズは少し甘みがあります。お湯割りに追加でハチミツや砂糖を足して飲むのも美味しいと思います。
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