島暮らしがしたい。無人島を安く買う方法を考察。
私は山林を探し始めてから三カ月ほどで今のところに決めました。山林を所有したいと思っている人は毎日のようにいろんなサイトを見て、不動産を見て、なかなか決まらない日々が続いているかと思います。恐らく悩みだしたらどんどんと深みにはまり、そこから抜け出せなくなってしまう。結果的に何を探しているのかすらわからなくなってしまう人もいるでしょう。
難しいんですよね。物件探しって。
私も基本的に優柔不断な性格なので悩みだせば止まらなくなります。そのため自身の意に反して今の山林を決めたわけです。買ってダメならダメ。所詮はそんなもんなんです。そうやって経験を積むことで次のステップに進むのではないでしょうか。
当然負債を抱えることになるわけですが。
もともとは山林を買う予定はなく、島に住みたかったのです。その島というのも無人島。島を所有してそこに住むというのが憧れでした。しかし現実はそんな甘くありませんでした。
無人島の販売を手掛けている不動産屋のサイトもあり国内だけでなく海外の無人島も紹介しているのですが、全く手が出ません。海外の島は見ておりませんが、日本国内の島は最低でも1000万円。1億や2億は当たり前といったところ。多少値引き交渉が出来たとしても歯がたちません。さすがに宝くじでも当てなければ購入は難しそうですね。
ということでloto7を買っているんですが、当然当たりません。
でも夢を見たいんです。島を買ってインフラを整え、そこで自給自足の生活をするっていうの憧れるじゃないですか。島に小屋を建て畑を耕し、釣りをして食材を自ら集め、太陽光発電を使ってオフグリッド生活をする。そういうの憧れます。
しかし仮に島が買えたとしても現実的には井戸掘ったり資材運んだりと購入後もかなりの費用がかかり、移動するにも船舶免許を取り船を用意するなどそこにもお金がかかります。
私の資力では到底無理がありますね。そもそも買うことが無理。
でも、全く兆しがないわけではありません。
不動産屋で取り扱っているものは基本的に「売りたい」と考えて売っている人がいるわけです。売りたい人は高く売りたいでしょう。なんといっても島ですからね。お金に余裕がある人はしっかりとした業者を通して買うのが望ましいでしょう。でも、それ以外にも島を買う算段を考えまして。
日本国内には約6000ほどの無人島があります。全てが国所有というわけではなく、個人が所有している島もあります。不動産屋が出しているのも個人所有の島です。でも、サイトに載っていない無人島も多くあるのではないでしょうか。また無人島の数6000というのは「周囲100m以上」の島のことを指すそうです。それより小さい島はここに含まれていません。
この周囲100mというのが外周のことであれば約800平米以下の島は6000に含まれていないということですね。扱いは島ではなく岩か何かなんでしょうか。この「岩」にも地権者がいれば選択肢は広がるということです。
不動産屋を介して買えないのであれば、直接地権者と連絡を取り値段交渉をすれば良いのではないか?
山林同様に買い手が少ない無人島です。売りたいけれども不動産屋に手数料を払うのはちょっとという地権者もいるはずです。手放したいが手放せない。負債のままという方も。島が大きければ固定資産税がかかりますが、小さければ固定資産税はかかりません。そのため売らず持ったままという方もいるのでしょう。
相続をしたが取り扱いに困っているなんてこともあるのではないでしょうか。そのような土地なのであれば直接地権者、所有者に連絡を取って譲ってもらうことも可能なのではないでしょうか。たぶんそういう人結構いるんじゃないかと思っています。
それであればそんな人を探すのが島暮らしをするための一番の近道なのではないでしょうか。
私が考えた無人島購入までの道のり
1.無人島がありそうな場所を選定。
無人島がありそうな場所をまずは選定します。リアス式海岸のところは小さな島が結構ありそうな気がします。三陸海岸、若狭湾、志摩半島あとは瀬戸内海と九州・沖縄あたりでしょうか。この中で住みたい場所を探してみましょう。
2.Googleマップでとりあえずあたりをつける。
無人島を探すのであれば衛星写真で見つけることとなります。中には有人島もあります。その辺を見極めるために衛星写真で確認します。また写真で見ることでそれが「岩」なのか「島」なのかの判断もつけられるでしょう。
3.マップでよさそうな場所を見つけたら住所確認
その島がどこの住所なのかを確認します。島の名前が分かっているのであればその情報も取得します。これをもとに法務局へ。
4.法務局で公図を取得
その島の公図を取得します。島が必ずしも登記が一筆とは限りません。それを知るためには公図の取得が必要です。
5.登記情報を取得
公図からわかった登記情報を取得します。これにより地権者が誰になっているのかがわかります。
6.地権者に直接連絡を取る
所有権を有している人に直接連絡を取ります。登記情報には住所が記載されているため、そこに連絡をする形です。手紙なのかもしくは直接会いに行くのか。できれば直接会った方が話はスムーズですよね。でもいきなり来て「島が欲しいです」だと不審者になりますよね。そこはうまい具合にやるしかないでしょう。
このような段取りで進めれば良い島に巡り合うことができるのではないでしょうか。
とはいってもこんな簡単に話が進むわけがありません。恐らく5までは滞りなく進めることができるでしょう。当然5で個人所有者ではないという結論に至ることもあります。また個人所有だとして6の「地権者に直接連絡を取る」ことができない場合もあります。
登記情報は必ずしも現住所が書かれているわけではありません。以前の住所のままということも。また相続はしたものの所有者の名義を変えていないってこともあるわけです。不動産登記法が出来たのが明治19年。流石にその当時からそのままってことは無いと思いますが、二代前、三代前の名義のまま放置されている無人島ってのもあるかもしれません。
そうなると地権者が誰なのかがわからないなんてことも。税務署は把握しているようですが、その情報は取得できません。結果的に「地権者に直接連絡を取る」の段階で先に進めないなんてこともあるでしょう。
でも、低価格で無人島を手に入れる手法があるとすればこのような形となります。あくまでも考察ですのでこの通りに進められるかどうかは分からず、私は今のところ島を所有するつもりもありません。
その理由は買ってからが大変だから。
買った後のことをクリアできるのであれば試してみてもよいかもしれませんね。