ミドルレンジスマホのGoogle「Pixel 3a」のレビュー

山林生活
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ミドルレンジスマホのGoogle「Pixel 3a」のレビュー

ミドルレンジスマホのGoogle「Pixel 3a」のレビュー

［更新日］2023/04/05

Pixel 3aを一週間ほど使用してみました。
実際に使ったところのレビューをしていこうと思います。

結論からいうと概ね良好といった感じでしょうか。とはいっても廉価版の半額スマホ。
多少は我慢を強いられるところがあります。

外装の質感や触り心地、持ち運びについて

外装はチープな感じで出来ております。プラスチック感があります。ただスマホ裏面の下半分はマッド仕上げとなっており指紋が残りづらいようになっています。スマホは終始手に持っているのでツルツルしていると指紋だらけとなってしまいます。ここに関しては手に持つことを考えたつくりとなっています。

四角ではなく角はは丸みがあります。無難なところでしょう。
強度はなさそうなんで落としたらすぐ壊れそうですね。これについては土のスマホも同じです。

欲しかった機能はストラップホールですが残念ですがそれはありません。
Xperiaのときも無かったのでスマホは基本的にストラップホールがないものと考えるべきなんでしょう。
そのためカバーを買うことにしました。

とはいっても出たばかりのスマホなんでカバーの種類はそこまでありません。iPhoneとかだとカバーを選択できるんですけどね。ここがandroidの宿命というところでしょうか。

手帳型のを買ってみたものの、初めて手帳型のスマホケースのため使い慣れない。すぐに普通のカバーのヤツを買いました。ほんとであれば手帳型のスマホカバーにクレジットカードいれて「出来る男」を目指したかったのですが、ダメでした。ある程度の時期がすぐればもう少しスマホカバーも増えてくるでしょう。もう少し様子見でもよさそうです。

機能的なことについて

SDスロットがついていないためデータは本体の64GBの中にしまうか、クラウドなどを利用するしかありません。GoogleなんでGoogleドライブあたりを使うのでしょう。今のところ大容量のものを入れていないためとりあえずこのまま使い続けます。

格安スマホの割にしっかりとFeliCa対応となっているためSUICAやIDといった電子決済にも対応しております。実際使ってみましたがとくに問題なく利用できます。私はSUICAやIDの二つを利用しています。
モバイルSUICAは利用料が本来かかりますが、私はビューカードを所有しているため無料で利用できます。先々これも無料になるようです。電子決済って色々ありますが、やはり鉄道系のヤツが一番普及しています。そう考えるとSUICAは入れておきたいですよね。あとSUICA入れておけば財布持たずに動くこともできるわけです。

キャッシュレスではなくウォレットレスを目指しています。

他に主だったところはイヤホンジャックがついているってところでしょうか。最近は何でもかんでも無線にしがちです。無線もいいですが、途切れやすいとかバッテリーのこととかまだ解決すべきポイントは山積みです。そのため古来通り有線がいいですよね。

誰かとつながっていたい。

それがPixel 3aではできるわけです。

イヤホンジャックがあるので個人的にはこの部分を評価します。

CPUや処理能力について

これまで使っていたのが二年前のスマホです。CPUも新しくなりメモリも増えているため性能は上がっています。ただ映像の処理とかはあまり好ましくない感じがします。動画を観る、ゲームをするのには適さないのでしょう。

プロセッサに関しては、

XperiaXZがQualcomm Snapdragon 820（2 x 2.15 & 2 x 1.6GHz）。

Pixel 3aはQualcomm Snapdragon 670（2 x 2GHz & 6 x 1.7GHz）。

数字が大きい方が最新だと思っていましたが違うようです。100の位は性能の差のようで、XperiaXZのほうが高性能のCPUみたいです。10の位は数字が大きいほど新しいみたいです。Snapdragon 850とかになるとハイスペックなんでしょうね。プロセッサのシリーズが違うため比較するのは難しいのですが、多少はよくなったくらいですかね。Xperiaの動きで特に不満は感じていませんでしたのでこれで充分です。

カメラの質に関して

一応ハイスペックカメラということですが、機能的にはXperiaのほうがよかったです。

Xperiaにはマニュアルモードが搭載されていました。そのため自分好みで撮影が出来たんですが、Pixel 3aはオートモードのみです。一応シーンで変更はできるのですがその程度です。アプリを変えればどうにかできるという問題でもないのでしょう。カメラを使いたければカメラを買えってことなんでしょう。

カメラの撮影に関してはマニュアルモードはありませんが、タイムラプス動画やパノラマ撮影などがあります。
それよりもGoogleの画像認識がかなりヤバいです。

こんな感じで撮影したものをgoogleに認識させると、

どこの店の何の商品なのかがわかってしまうようです。ほかにも街中を撮影すれば書いてある文字や数字を認識して場所を特定します。全く同じ構図で取れば、文字がなくてもGoogle先生が取得している画像データから場所を特定します。
どんだけGoogle先生は情報を収集しているのでしょうか。恐るべき「Google Lens」というアプリ。

充電は急速充電。電池性能について。

USBtypeCの差込口です。Xperiaも同じ形だったので一応typeCの先っぽはあります。また購入すれば充電器も付属していました。純正品使えば急速充電ができるみたいです。私はこれまで通り100円ショップで買ったtypeCのコードで充電しています。純正品だと急速充電が出来るのに対し、100円ショップのやつは普通の充電となります。
今のところ不具合はありません。

充電に関しては100円ショップで売っているやつで対処できますが、データ通信に関しては用意しないとダメです。XperiaもtypeCで、ドコモから提供されたtypeC変換プラグで使えていましたが、それはPixel 3aには反応しませんでした。一応Pixel 3aを買えば付属のUSBtypeCのコードが付くのですが、PC側に挿すほうもtypeCなんです。デスクトップもラップトップもtypeCを挿す穴がないんです。この辺は買わなきゃならんですね。

電池性能についても新しくなったためかとくに不都合は感じません。でもオンラインゲームとかやるのはしんどいんだと思います。普通に使う分には十分な電池の持ちです。

二年前にスマホを購入した人がPixel 3aに切り替えるのは何のストレスも感じないと思います。メモリもXperiaXZが3GBに対しPixel 3aは4GBですからね。少しだけ性能アップしたという感じです。強いていうのであればプリインストールされたアプリが少ないためそれを入れなければならないというところでしょうか。例えばドコモだとキャリアメールを使うために設定をしなければならない。ドコモメールアプリを入れなければならない。

以前のスマホであれば大体入っていたアプリをPixel 3aは入れる作業が必要となります。
それでもその作業は購入してすぐにやってしまえば済む問題です。むしろ不要なアプリがない分軽くなりました。ちなみにXperiaのストレージ使用量は20GBでしたがPixel 3aは17GBです。SDカードが挿せないためデータをどこかに投げなければなりませんが、本体容量は64GBあるのでエロ動画とか大量に入れない限りは大丈夫でしょう。

不具合が今のところあるのはLINEの通知が遅れるという点です。恐らく機種の問題ではなくアプリの問題なんだと思います。現在改善方法を模索中です。

5万円でも高いですがハイエンドスマホを買うよりかは安上がりです。それで機能的な問題はとくにありません。恐らくスマホだけで全てをやるっていうのであればハイスペックのスマホを買った方がよいんだと思います。でも私のようにデスクトップPCもある、ラップトップもある、タブレットもあるという環境なのであれば、あくまでも出先にちょろっと操作する、そして電話機能として利用するくらいなのであればこれくらいで充分です。むしろもっと削るべきところはあるんだと思います。例えば前面のカメラとか私は一度も使ったことがありません。テレビ電話に使えるんだと思いますが、テレビ電話を使ったことないしそもそも使う相手もいないわけですからね。こういうの無駄な機能ってやつです。無駄をなくせばもっと安くなると思うんです。

将来スマートフォンもBuild To Orderという形で自分好みでアレンジできるBTOスマホとなることを期待しております。

でもそれまではPixel 3aでよいと思います。
少し仕様などが変わり戸惑うところはありますが、新しい機種にすればいつもこんな感じです。
恐らく今回のスマホ発売で一番良い商品なんではないでしょうかね。お勧めいたします。