【ガチャ旅】何も決めずに空港へ。行き先は航空会社にゆだねる旅
47都道府県で行ったことが無いのは沖縄でずっと憧れがあります。
沖縄料理はおいしいし、時間の流れがのんびりしているところはどこか東南アジアのような雰囲気があります。夏場は東京と違ってムシムシしていないみたいなので過ごしやすいんだそう。そんな沖縄に行きたいですね。
沖縄は人気観光スポットなので多くの航空会社が就航しています。そのため飛行機代が安いんです。格安航空会社であれば5000円くらいで行けるんだそう。JALやANAでもそこまで高くない金額で行けます。
でも行ったことが無い最後の都道府県です。そこに行ったら全都道府県制覇となってしまいますのでなかなかその一歩が踏み出せないんです。誰かに背中を押されれば行けるのでしょうが...。
旅行は旅行先を決めてから旅立つまでも旅の醍醐味です。旅行先の情報を集めたり、旅行雑誌を眺めたりして計画を立てるのも楽しい部分でしょう。でも計画をしてしまうとその通りに動かなければ!という気持ちが強くなり窮屈に感じることもあります。
何かを決めて行動するよりも何も決めずに気の向くまま風の吹くままに旅をするのが性に合っているのでしょう。そのためガチャガチャで旅の行先を決めるピーチエアラインの「旅クジ」。個人的にそういった旅の選択もよさそうだと思いました。
行先を自分で決められないので気にもしなかった場所に行けるかもしれないわけです。一生いかないようなところに行けるのかもしれません。それってなんかいいですよね。そんなわけで次の旅はガチャガチャで決めようと思ったのですが、ピーチエアラインの旅ガチャには欠点があるようです。
まず5000円でガチャ引いて得られるのは行先の書かれた6000円分のクーポン。6000円内で行ける場所であればクーポン利用だけで済みますが、地域によっては追加費用が必要なところもあるようです。出発時期によっても金額が変わるので時期も考えなければならないんだとか。それとそれを利用するために登録作業をしたりと面倒な作業があるようですが、一番の欠点はそこではありません。
欠点は直ぐに飛行機に乗れないこと。
これが一番の欠点です。ガチャガチャは空港にあるわけではなく心斎橋と渋谷のパルコに設置されています。
そのためチケットを当ててそのまま飛行機に乗るわけではないのです。
ガチャガチャでくじを引いたあとは登録をして旅の日程を決めなければなりません。来週の週末に行くのか、それとも来月の休みを選ぶのか。こうやって自分の都合の良い日の予約をするのですが、求めているのはそういうのではありません。
自分で行き先を決められないのは魅力です。でも旅程が一週間後や一カ月後だとその間に旅の計画をしてしまいます。おススメのグルメスポットはあるのかどうか、観光地はどこを回ればよいかなどを調べられるんです。これではガチャガチャで決める旅行の魅力は半減してしまいます。
求めているのはどこに行くかわからず、突然どこか知らない土地に連れていかれるワクワク感なんです。ピーチの旅くじはこの部分が無いのが欠点なのです。
そうなんです。ワクワクが欲しいんです。
私は以前からフリー派だったんです。「ご指名ありますか?」を拒否していたんです。プレゼントの箱を開けるドキドキってあるじゃないですか。あれと一緒です。だからこそフリーが良いんです。
というわけでフリーな旅をするため空港にやってきました。
普通であれば航空券って事前に予約して料金も支払って座席も決めておきます。でも空港には航空チケット売り場ってものがあるんです。電車でいえばみどりの窓口のようなところ。これが用意されているのはキャンセル待ちをするためのものなのでしょう。
でもチケット売り場があるってことは予約しなくても空港で航空券を買えるんです。それであれば航空券を持たずに空港まで行き旅先を受け付けの人に選択してもらえば、ガチャガチャと同じように自分で選択をせず、かつそのまま旅行に行ける形が取れるわけです。
今回使用するのはJALです。格安航空会社だと就航先が少ないため選択肢も限られます。そのため利用するのであればJALかANAでしょう。ANAではない理由は手元に株主優待券があるからです。当日予約だと割引がなく正規料金となり結構高くなります。優待があればかなり安く済ませられます。
行先は全て受付の人にゆだねる形にします。
ただ先日まで札幌に行っていました。また先月は長崎にも滞在したためこの二つ以外の場所でこれより4時間内に出発して席が空いている飛行機でお願いする形にします。再度札幌・長崎はさすがに飽きてしまいますからね。
行ったことが無いのは沖縄です。北海道では雪も降り都心の気温も下がりはじめた季節です。やっぱり暖かい所が好ましいでしょう。沖縄は観光地として人気があります。ANAは東日本が強いようですがJALは西日本が強いんだそう。とくに沖縄へは本数も多く飛んでいるようです。このように考えると沖縄に当たる可能性が高そうです。
受付の人に趣旨を説明します。
「どこかに連れてってください」
すげー面倒な客が来たと思われているのでしょう。それでも大企業の受付、嫌な顔ひとつせず笑顔で対応してくれます。
どうやら飛行機は比較的空きがあるようで、どこにでも行けるようです。ただ何も方針を与えずに受付の人に決めさせるのは酷な話なので「おススメの場所でお願いします」と伝えました。
提案に上がったのは四国、奄美大島、福岡、熊本、沖縄、南紀白浜あたり。四国であれば巡ることができる、和歌山は暖かい...。東北の話題もありましたが比較的西日本が多い理由は利用航空会社がJALだからなのと、受付が南ウイングだったからなのでしょう。提案された中だと奄美大島は気になりますが、行先は受付の人に決めてもらいます。
受付「やっぱり天気のよいところが良いですよね」
こういったホスピタリティの高い対応はいいですね。雨や曇りよりも晴れている方がよいでしょう。数日滞在すれば雨に降られることもあるかもしれませんが、現在の天気はわかっているわけです。初日から雨や曇っている場所を選ぶよりも晴れている場所に行きたいです。こういう気づかいは嬉しいですね。
「全てお任せします。行き先が曇っていようが雨降ってようが文句は言いません」
そんな感じで行き先を決めてもらいました。
何の予約もせずに空港まで行って乗れる飛行機に乗せてもらうのもよいもんですね。ドキドキ感が凄いあります。だって家出るときは行き先が分からないんですよ。そんなわけで手荷物は寒冷地でも対応できるようにしてあります。まだ都心では必要ないけれどダウンジャケットも持ってきました。
自分で行き先を決めないから新たな発見がある。これこそが行き先を決めない旅です。
さあ旅に出よう。まだ見ぬ世界へ。
こんな感じで行き先を決めずに受付の人に頼んで行った先は、
宮崎でしたー。見たことあるー。
たしかに宮崎は比較的暖かい場所です。昔はハネムーンスポットとしても有名な場所でした。
宮崎には何度か行っていますが車中泊の旅で高千穂と都井岬で野生の馬を見ただけ。あとは仕事だったので観光もご当地グルメも食べずでした。宮崎といえば地鶏の炭火焼き、チキン南蛮、マンゴー、あとはスナック街でしょうかね。色々観光できるところもあると思います。受付の人から高鍋町ってところに景色の良い場所があると提案されたので、そこは目指します。
旅ガチャとしてはSレアくらいを引いた感じでしょうかね。網走とか稚内とか極寒の地じゃなくてよかったです。まぁガチャガチャとは違って受付の人の気持ちが入っているため極地は選ばれないのでしょうね。多分北国はこれより曇りが連日続く雪も降りますからね。でも逆にそっちの方が楽しいかもしれません。
そもそも宮崎が選ばれたのは「天気が良いから」という理由です。
宮崎県には日向って地名もあるくらい“ひなた”の似合う県です。
「天気が良いからココに行く」なんだかすごいバカっぽいですが、そんな選び方もアリなんじゃないですかね。
では、いざ!晴れの国・みやざきへ!!
クソ天気わりー。ぜんぜん晴れてねーし。