【宮崎】タルタルが美味い!チキン南蛮発祥の店「おぐら本店」
自分で行き先を決めるのではなく誰かに決めてもらうことで想像ができない旅になります。空港で行き先を決めてすぐに飛行機に乗るわけですから調べることも何もできません。事前にある知識をフル活用するわけですが、その知識は薄く、あまり役に立ちません。でも何もわからないからワクワクするわけです。そんなわけで空港にて航空会社の人に行先を決めてもらいました。
そして選ばれた先は九州の宮崎でした。選んだ理由は受付の人がお勧めしたいところで、天候が良いからだからなんだとか。わざわざ天気予報を見て調べてくれたんです。雨の中傘を差して観光するよりも青空が広がる景色を見る方が気分もよいですからね。晴れてて暖かい。なんてすばらしい旅先を選んでくれたのでしょう!
土砂降りの雨の中、観光してます。
宮崎ついて早々に曇り。そして翌日は土砂降り。南国の宮崎と呼ばれていますが肌寒いです。傘なんて持ってきてない。唯一の救いは街の中心は屋根がついているところが多いってことでしょうか。ホテルで傘借りれますが、雨の中傘を差して観光するのって気分が悪いじゃないですか。いっそのこと濡れればいいんです。
午前中はホテルで過ごしお昼ご飯を食べに外に出ました。行き先を決めてもらったスタッフの方から「チキン南蛮」を勧められたんです。宮崎はチキン南蛮の発祥でその発祥店が近くにあるようです。
発祥店は二店舗あり一店舗は延岡市に、もう一店舗はチェーン店になっているようです。今回はチェーン展開している店の方にまずは行きます。
こちらがチキン南蛮発祥の店の「おぐら」です。
チキン南蛮の起源は延岡市にあった洋食店「ロンドン」という店で昭和30年代に賄い飯として出していたのが起源のようです。ロンドンで提供されていたのは油淋鶏のようなタルタルソースがかかっていないヤツだったそうですがそこで働いていた「おぐら」の店主がタルタルソースをかけて販売、それが現在普及しているチキン南蛮の原型のようです。ちなみに延岡にあるもう一店舗のチキン南蛮発祥の店はタルタルソースを使用していないロンドンの賄い飯で提供されていた当時のモノを販売しているそうです。
ビジネスセットはチキン南蛮とハンバーグの半分ずつのようですね。まわりに座っているサラリーマンの方はこれを注文していました。普段使いであれば確実に“チ南ハン定食”ですがせっかく宮崎にいるわけですのでご当地グルメを食べたいと思います。
こちらがチキン南蛮です。チキン南蛮の元祖ってやつです。
揚げた鶏肉にタルタルソース。サラダとトマトソースのスパゲッティ。洋食屋さんのランチメニューって感じですね。
食べといてアレなんですが、たぶん美味しいんだと思います。
そもそも油淋鶏とかあまり好きではないんですよね。
アジの南蛮漬けとかもそこまで好んで食べないんです。とくに昔は酸っぱいものが苦手だったんです。
基本的に腐ってるものは酸っぱいわけでよね。酢自体も発酵食品だし。多分身体が腐っていると勘違いして拒否していたんだと思います。出されたら食べていたので食べられないわけではありませんが酢の物は避けてきました。自ら好んでそれを選ばなかったんです。
日替わり定食を頼んだらチキン南蛮だったってことはありましたが、たぶん自分でチキン南蛮を注文したのは人生ではじめてかもしれません。それだけ避けてきたモノだったので味の差ってものが分からないんです。
言えることは肉は柔らかく食べやすい。タルタルソースがあることで酸味がまろやかになる。味が濃いため飯が進む。一枚肉なので結構量が多い。美味しく食べられました。ただじゃあ別の店のチキン南蛮を食べに行くかっていうとそれもまた別ですね。同じチキンであれば炭火焼きにして食べた方が美味しいと思います。
でも延岡にもう一店舗発祥の店があるんですよね。そちらにも行くべきでしょうか。