山林生活

高知のサグラダファミリア!DIYで建てた沢田マンション

高知のサグラダファミリア!DIYで建てた沢田マンション

[更新日]
[著作者]

自分で家を建てて小屋暮らしがしたい。
私はその願いをかなえるため6年前に千葉房総の土地を買いました。土地さえあれば自由な暮らしができると思っていたのですが、実際はそんなこともなく必要だったのは土地ではなく技術とやる気だったようです。
技術とやる気のない私は家を建てることもなく、6年間でしたことはただ穴を掘り埋めるだけでした。そして持て余していた土地は先日手放しました。インドア派で大工仕事が苦手な私が家を建てるなんてできるはずがありません。家は大工さんに建ててもらうのが一番なんです。

でもこの世の中には稀有な人もおり、DIYを駆使して自力で小屋を建てちゃう人がいるんです。一度は足を踏み入れた身としては小屋暮らしをしている人を尊敬します。

テラス付きの小屋、天窓付きの小屋。自力で建てるのであれば作り方は自由です。自分の好きな形の小屋が建てられます。ただし技術的なことや建築基準法などの法律的な問題から自作小屋の規模やつくりは制限されます。ほとんどの方が6畳程度の小さな平屋なのでしょう。DIYにも限界ってものがありますからね。そんな小さな家だとしても自分で建てたんだからすばらしいです。でも男であればドンとでっかいもん建てたいですよね!

本日は高知駅の北側にいます。
JRの裏側。一般的には発展が遅れる地域です。高知においてもずっと放置されていたのでしょうが、イオンモールができたためこの付近の地価は上昇しているのでしょう。わざわざ駅に行かなくてもイオンモールさえあれば何の不都合もないです。開発がされず不便なところが今では駅近の優良物件となっています。近くにはマンションもできているようです。

こちらにもマンションがあります。本日はこのマンションを見に来ました。ごく普通のマンション。少しだけ形状が変わっているくらいでしょうか。
こちらは沢田マンションという建物で、一見すると普通の鉄筋コンクリート造のマンションですが、こちらは自作で建てたマンションなんです。

マンションの名前の通り、こちらの所有者は沢田さん。
沢田さんは子供の頃に集合住宅に憧れていたそうです。そして1971年にここの土地を購入しマンション建築に着手。
当人は大工修行などせず自力で家を建てる技術を身に着けていったそうです。つまり私と同じ「家、建ててみたい!」のノリで550坪の土地を買ったようです。しかし私とは全く違いマンション建築は本気で行われたようです。ブルドーザー、ショベルカーを運転し自力で基礎をつくり着工から一年後には一階部分が完成し入居できる状態となったようです。

現在のマンションの高さは5階建て。つまり一階ができて以降も増築していったそうです。
そのため沢田マンションは高知の九龍城、軍艦島マンション、サグラダファミリアと呼ばれているんだとか。

マンション建築に限らず建物を建てる場合は建築基準法に基づき建築確認や行政の許可が必要です。沢田マンションはそれらの手続きを一切せずに着工したそうです。50年前はゆるかったようでそれで問題にはならなかったみたいです。設計図は沢田さんの頭の中にある。差し詰め沢田さんは高知のアントニ・ガウディってところでしょうか。
50年前は問題ありませんでしたが違法建築って部分は変わりがないため行政指導は幾度も行われているみたいです。違法建築物であれば取り壊し命令もできるようですが、現状入居者もいるため生存権の関係から行政も手が出せないのでしょう。

築50年のマンションなので老朽化しているところがありますが、遠目から見るとちょっと変わった形のマンションってくらいで何ら不自然はありません。むしろ造形物として美しいです。

現在は増築はされていないようですが、敷地内にはその当時利用されていた機材が置いてあります。

「自力でマンション作っちゃおう!」っていう常人には思いつかない発想で造られたマンションのためこちらは観光スポットになっているようです。

見学ができるってことだったので来たのですが、ここについたのが17時前でした。
沢マンツアーができないのが残念。外観や屋上部分の撮影は大丈夫なようですが、居住者がいるため個人宅の撮影は禁止されています。

入居者募集の張り紙があります。6部屋ほど空き室があるようです。一般的なマンションと違い各部屋の間取りは統一されておらず広さもバラバラ。そのため賃料も幅がありますが、4万円前後で借りれるようです。安い部屋だと3万円以下でした。中には1万円台の部屋もあるそうです。また家具付きのウィークリータイプの部屋もあるようで、高知に長期滞在するのであればここを借りるってのもアリですよね。

沢田マンションは当初低所得者や母子家庭など社会的に弱い立場の人を対象に貸していたそうですが、最近は若い人も住むようになったようです。近くには電器店やホームセンター、コンビニも歩いて行ける距離です。イオンモールも徒歩15分くらいの距離。高知駅もそこまで離れていません。そして家賃が他のところよりか安い。耐震性など気になるところはありますが、素人が作ったとはいえこの50年間崩れていないんです。高知に移住するならここに住むのはありですね。

素人でもやる気があればこんなマンションが建てられるんです。それなら私にもできるはず!

関連記事

宮崎空港に強制スポーンされたけど生きて帰る旅
宮崎空港に強制スポーンされたけど生きて帰る旅

自分で決めずに他人に行先を選んでもらう。しかも旅行当日空港で。 こんな行き当たりばったりの旅も楽しそうなので実際に...

 
松山城という誰でも考えそうな観光ルートを巡る旅
松山城という誰でも考えそうな観光ルートを巡る旅

松山に来ております。 愛媛には仕事で何度か訪れておりますが、あまり観光はしたことがありません。 前回車中泊できた時はすで...

 
【熱烈歓迎】川口芝園団地は日本の九龍城砦となるのか
【熱烈歓迎】川口芝園団地は日本の九龍城砦となるのか

西川口から一つ隣りの駅の蕨駅にやってきました。蕨は日本で一番小さい市らしいです。サイズは東京ドーム100個分。なんか...

 
【猫の街ながさき】死者を弔う長崎の精霊流しは奇祭だった
【猫の街ながさき】死者を弔う長崎の精霊流しは奇祭だった

長崎は日本三大夜景の一つと言われています。三大○○は色々あり、三大に挙げられる場所も様々。夜景で有名なのは北海道の函館。あと...

 
宮崎最古のトリスBAR「赤煉瓦」で山崎12年を飲む
宮崎最古のトリスBAR「赤煉瓦」で山崎12年を飲む

コロナが蔓延しだしたのが2020年の5月ごろ。それ以降飲み屋に行く頻度は減りました。居酒屋には行っていました...

 

Profile

Author:

山林生活

山林生活を目指す。
でも都市型生活、旅行を中心にブログを書いてます。⇒プロフィール

お気に入りRSS