【熱湯コマーシャル】鹿島田にある川崎で一番熱い銭湯「越の湯」
鹿島田駅にいます。本日も銭湯巡りをしたいと思います。
鹿島田駅前ってこんな感じだったっけ??と思ったんですが、この駅で降りるのははじめてでした。
横須賀線の新川崎駅は何度か利用しており、そちらの印象が残っていました。最後に新川崎駅を利用したのは狩猟免許を取った時でした。狩猟免許講習の申し込みに鹿島田駅最寄りにある鉄砲店に行きました。新川崎駅と鹿島田駅は徒歩5分ほどの距離。その当時は新宿に住んでおり、新宿からだと新川崎まで一本で行けるんです。本数が少ないのと終電が早いというのが難点ですが、新宿にも出れるし東京にも出れるし川崎にも行きやすい鹿島田は利便性の良い街なのかもしれませんね。
実際このあたりは再開発されて大きなマンションが建っております。昔は工場が建ち並ぶ地域でしたが武蔵小杉同様に鹿島田界隈も変化しているようですね。いつかはこのあたりに住む人をカシマネーゼとかシンカワサネーゼとか呼ぶようになるんだと思います。
府中街道沿いに銭湯がありますが、こちらは後日行くことに。府中街道を越えてさらに多摩川の方に進みます。
川崎にはこのような曲がりくねった道があります。もともと河川だったところか線路だったところ。
こちらは河川だったところで暗渠となっているようですね。
駅前の通りを多摩川に向かうと銭湯にぶつかります。本日行くのは「越の湯」というところ。現在時刻は14時40分。オープンは15時ということなのでその辺をふらつきます。
この場所の町名は「古市場」というところ。昔は商店が多くあり栄えていたのでしょうかね。現在は住宅街となっています。
地図で見ると交差点の形が少し特殊です。
住宅街といっても商店が何軒かあります。ネコが狙ってます。
ネコがいます。
すごいネコが多いです。ノラなのかもしれません。6匹ほど目視しました。
15時になりましたので銭湯に行きます。
こちらの銭湯は二階にあります。一階はまいばすけっととなっていました。
15時過ぎたのに開く気配がありません。開かないのでどんどん人が集まってきます。常連っぽい人の話によると15時20分くらいに開くんだとか。
15時15分になり、シャッターが開きます。一斉に待っていた客がなだれ込む。皆銭湯チケットで入店。一番最初に店に入ったのにお金の受け渡しで最後となりました。
私は世間一般では中年、場合によっては初老と呼ばれるべき年頃ですが、銭湯では若輩者、ケツの青いガキという立ち位置です。例え脱衣所に行くのが遅れたとしても着替えるスピードは誰よりも早いのです。そんなわけなので本日も“一番洗い場”ゲットです。
身体を洗って湯船に入る。一番風呂に入りたいけれども洗わずに入る人が中にはいます。でも越の湯のお客さんはルールを守り、湯船に入る前にちゃんと身体を洗ってくれています。ということは一番風呂に入れるわけです。
身体を洗い、メインの白湯に入ろうと思います。ネットの情報では越の湯は川崎で一番熱い風呂なんだそう。熱い風呂、いいじゃないですか!熱い風呂にじっくり使ってさっぱりする。これが本来の銭湯の姿です。
全然熱くて入れない!
熱くて入れません。ひざ下まで浸かりましたがそこから一歩が踏み出せません。湯温計は48℃を指しています。この温度計が正常かどうかは不明ですが、人が入るのはちょっとしんどいレベルです。
薬湯は少し下がって46℃。それでも熱いんですが入れないことが無いレベルです。こちらの薬湯は香草の匂いがします。なんか健康によさそう。薬湯の中には電気風呂もついています。電気はちょうどよい塩梅。
越の湯は薬湯、座風呂、寝風呂、森林浴の湯舟4つあり、48℃を指していたのは座風呂です。寝風呂の方は別のお客さんが水でうめていました。そのお客さんも足しか入っていません。水でうめたためギリ入れるレベルにまで落ち着いています。森林浴のお湯は寝風呂と共有しているためこちらもギリギリ入れます。森林浴とはスチームサウナ効果のある風呂で天井から霧が吹いています。
さて、サウナです。ここのサウナは珍しく時間制のようです。1時間だか1時間半だか、入店時に利用時間を言われました。あまり長居するのもよくないし一時間くらいでちょうどよいんだと思います。
サウナの大きさは5人くらいは入れるでしょうか。テレビがついておりチャンネルは番頭に頼めば換えてもらえるようです。テレビの横にはデジタル時計があるため時間もわかりやすい。室温は結構高めです。そして水風呂はかなり冷たかったです。水温計は16度を指していました。息が白くなる温度ですね。10分サウナに入り5分休憩を3ラウンド。合計40分サウナを行き来しました。この間ずっと見ていたんですが、
誰もメインの白湯に入る人がいません!
自分が最初に入ったっきり誰一人入ろうとしていません。銭湯がオープンしてから1時間くらい経っていますが誰もそこに足を踏み入れず、皆ギリギリ入れる薬湯と森林浴にしかいきません。かく言う私もさきっちょだけしか入れていません。つまりこの風呂はまだ誰にも穢されていないバージン風呂ということです。それであれば入るべきです。でも湯温計は全く変わらず48℃を指しています。そのためこのまま入っても返り討ちに遭います。
というわけでまずは水風呂で身体を冷まします。冷えた状態で入ればどうにかできるはずです。水風呂に入った後すぐに熱い風呂へ。ゼッタイ身体に悪い入り方ですがこれでしか入ることができません。肩まで浸かり数を数えます。なぜかわかりませんが周りからの視線を感じます。周りのお客さんが微笑みながらこちらを見ています。まるで「お前はこの温度を堪えれれるのか?」と言わんばかりに。観客がいるんだったらここは男気見せなきゃですよね。
50くらい数えた頃でしょうか。「熱い」ではなく「痛い」んです。全身の毛穴がチクチクして痛いんです。どうにかこうにか100まで数えましたがそれ以上入るのは困難でした。入れて2分が限界ってところでしょうか。もう一度水シャワーを浴びて水風呂に入り再チャレンジ。繰り返せばどうにかできると思いましたが、そもそもなんで頑張んなきゃいけないんだろうとも思ってしまいました。
これ、罰ゲームじゃないのってレベルの熱さ。いや、罰ゲームというより拷問レベルです。
身体も心も拒否したため、ここで終了としました。このあとあの湯舟には誰か入ったのでしょうか。
熱い風呂がサイコーと言っていましたが、あそこまで熱いと入るの躊躇いますね。でも出た後はすっきりしました。ある種のアミューズメント施設です。全く客に優しくありませんが、やばいくらいに熱い風呂に入れる銭湯があるっていうのはよいですね。これからも同じように続けてほしいです。
お風呂のあとのミックスジュースは最高ですが、今日は少し気になる店を見つけました。
鹿島田駅から銭湯に行く途中にあるお店です。発酵と醸造と書かれています。
おそらくお酒や味噌、醸造酢などを取り扱う商店っぽいですね。
若干怪しさもあり、私とは相容れなさそうな雰囲気です。
でもバナナミルクがあるようなのでそちらを頼むことに。
濃厚なバナナミルクを豆乳で。濃くて美味しいです。
これは濃厚で美味しかったのですが、風呂上りはチープなヤツの方がゴクゴク行けますね。
残りの銭湯はあと七か所となりました。早く風呂上りにビールが飲めるようになってほしいものです。