田舎暮らしと都会暮らしのどちらを選択すべきか?
私の現在住んでいるところは新宿区です。山林まではアクアラインを利用して二時間ほど。二時間走ればビルのない自然あふれる山林に行けるわけです。出身は川崎なので「ど田舎」に住んだことがありません。川崎は都会とは呼べませんが都心まで電車で30分ほどででられました。このように恵まれた?環境で育ったため都心の有り難みがいまいちわかっていません。
都会と田舎、どちらに住むのがよいのか?
都会のメリットはなんでしょうか。
■公共交通機関がしっかりしている。
■テレビ番組が多い。
■何でもそろう。
■おいしいごはんやさんが多い。
■レジャー施設、遊ぶところが多い。
■仕事がある。
公共交通機関がしっかりしている。
田舎の場合、バスは一時間に一本。ひどいところでは朝と夕の二本だけしか走らないなんてところもあるようです。また電車の本数が少ないため必然的に車社会となってしまいます。
都会は公共交通機関がしっかりしています。タクシーが拾えないなんてことはありません。電車の時間も終電以外は気にしません。しかし反対に車を所有することが難しいです。ちなみに新宿の駐車場の家賃相場は35000円くらいのようです。高いところでは50000円なんてところもあります。一年借りればそれだけで60万円かかってしまいます。車好きでも駐車場に50万円以上払いたくはないでしょう。それが移動手段だけのためなのであれば尚更払いたくありません。駐車場代だけでなくガソリン代、高速代、保険や車検、維持費など諸々を足すとかなりの金額となってしまいます。それなのであればタクシー移動、レンタカーを使用する方が負担が少なくて済むでしょう。公共交通機関が発展しているというメリットは車を所持できないというデメリットにより相殺され、これだけで都会に住むメリットにはなりません。
テレビ番組が多い。
地方の場合、NHKと地方局のみといった具合でテレビ番組の選択権がないなんてところもあるようですが、最近ではインターネットも発展しており必ずしもテレビが必要とは限りません。
もうネットがあれば充分ではないでしょうか。テレビ番組の多さが都会に住むメリットだとは思えません。
何でもそろう。
都会にいれば必要なものは駅前で揃えることができます。田舎の駅前には駐車場しかないなんてところも多いのではないでしょうか。
確かに揃えることはできますが、これもネットがあれば解決できます。ネットショッピングは自宅にいながら便利に買い物ができます。
駅前に行く必要はありません。離島などでない限り、田舎でも何でも揃うのではないでしょうか。
レジャー施設、遊ぶところが多い。
都会の場合は遊園地、娯楽施設、映画館など遊ぶところが多いようです。
学生なのであればこの要素は大きいのでしょう。地方の場合、遊ぶところはイオンだとよく耳にします。理由はイオンしかないからだそうです。
学生であれば友達や恋人と遊ぶ時に娯楽施設がいっぱいあったほうがよいのかもしれませんが、成人男性がそのような施設を頻繁に利用するのでしょうか。
例えばゲームセンターが好き、映画鑑賞が趣味といった特定の趣味を持っている人であればその手の施設があるのはうれしいのかもしれません。
しかしその手の趣味を持っていない人なのであればこのメリットの恩恵を受けることはありません。
おいしいごはんやさんがある。
ミシュランの三ツ星レストランがある。行列ができる飲食店がある。たしかにその手の店は多くあります。しかしその手の店に行くことはありません。わざわざ並んでまで食べることもなく、高いお金を払って高級レストランに行くこともないでしょう。仮に行くことがあるとすれば数年、または一生に一度だけでしょう。一生に一度のために都会に住む意味はありません。
何とかバルとか〇〇バルとかの意識高い系の店に行くこともありません。行くのは「意識低い系の居酒屋」ぐらいです。恐らく都会に住んでいる人のほとんどが自炊かチェーン店、コンビニなどで食事を済ませているのではないでしょうか。
仕事が多い。
恐らく都会に住む唯一のメリットはこれだけなのではないでしょうか。人が多いためその分仕事があります。田舎だと働き先がないということが多いようです。就職先が無いため都会に出てくるなんて人もいるみたいです。いろんなメリットを出しましたがこれが一番のメリットなのでしょう。
仕事をするために高い家賃を払い都会で生活をする。まさに仕事のために生きている感じになってしまっていますがこれは仕方がないことなのかもしれません。私は勤め人ではありませんがやはり人の多い都会のほうが仕事はしやすいです。仕事が多いのがメリットというよりは致し方なく都会に出ているといった感じです。
結論
これらのことから結論として、都内においてメリットの恩恵を受けられるのはお金があって時間に余裕のあるリア充の人だけということです。おいしいレストランに行ける心と懐に余裕のある方、余暇の過ごし方が素晴らしくスマートで都会を満喫できる人であれば様々な恩恵を受けられるのでしょう。
しかし私のようにコミュ障で非リア充は都会に住むメリットはなく、仕事をするために住んでいるだけということになります。仕事の件がクリアになるのであればわざわざ地価も物価も高い都会に住むよりも田舎暮らしのほうがよいのかもしれません。
田舎暮らしのデメリットはなんでしょうか。
■仕事がない。
■近所づきあいが面倒。
恐らく以上の部分だと思います。仕事の件は仕方ないとして面倒なのは近所付き合いなのでしょう。
確かに私が山林を購入してはじめて現地に行ったとき、どこから知ったのか知りませんが向かいの土地の所有者は私のことを知っていました。前所有者か不動産屋が話したのだと思いますが、このように何かしら干渉してきます。人が少ないから仕方がないことなのだと思います。
ただこの近所付き合いというのは以前は東京でも川崎でもよくあったことです。そう考えると田舎もじきに消滅していくのではないでしょうか。コミュ障の私にとっては少し負担な部分ではありますがそれ以外のメリットを考えても田舎のほうが住みやすいかもしれません。
田舎に住んでいる人からは「田舎、なめんな」「チェーン店すらねぇズラ」と言われるかもしれません。でも都会のメリットを生かすことができない私にとっては仕事の面をなんとかして田舎に移り住んだ方がよいのかと思っています。
田舎には何もないといいますが、都会に何かあるわけではありません。特定の趣味がある、都会でしかできないことがあるのであれば東京に住めばよいのでしょう。私は東京に引っ越してから10年ほど経ちました。最初は近くにいろんな店があって便利だと思いましたが結局いく店は限定され、とくに遊びに出かけるということもありませんでした。仮に遊びに行くとしても都会の喧騒から離れるために地方に行くことが多くなります。
インドアであれば室内に籠るからどこでもよく、アウトドアであれば田舎の山々、海に。では都会に適した人は「何ドア派」なんでしょうか。離島などの物理的に移動が制限されている土地でない限り、車があれば田舎でも充分生活できそうです。
購入した山林は付近にコンビニはなく公共交通機関もない田舎です。まだ住んでいないので判断はできませんが特段不便を感じることはありません。たしかにコンビニが近いほうが便利なのかもしれませんが、なければないでそこまで気にしません。ネットがつながる環境であれば今の時代は田舎のほうが家賃や物価を考えると住みやすいのかもしれません。私が所有している山林が生活できるレベルになるようであればこちらに骨を埋める気持ちでいます。まだ先の話にはなり、田舎の問題点も見えてきていませんが、今後新たなデメリットやメリットが見えてくれば都度発信しようと思います。