ポツンと一軒家的な何かがあるのではないかと山林散策
山林の朝は早いです。大体6時には動き出しています。
寒いとはいえそこまで寒くない千葉の山林。朝は寒いですが日中は日が出ているとポカポカしています。
作業をしていると汗ばんできます。最終的には半袖になり畑の改修作業を進めています。
しかし、この作業は本当に飽きます。
単調。
そう、単調なんです。
土を土嚢袋に入れる。それを重ねていく。
一輪車を押して山を登る。枯葉を入れて降りる。畑に蒔く。
そしてまた土嚢袋を取り出す。
これの繰り返しをずっとしているわけです。繰り返し作業のため腰が痛くなります。
ある程度形が出来てくれば楽しさもあるのでしょう。しかし私の技術や能力に見合っていない畑の広さなんです。全く先が読めず、いつ終わるのかすらわからないという状況。ついつい投げ出したくなってしまいます。別に疲れていないのに休憩を頻繁に取ってしまうんです。
ダメ人間まっしぐらです。
でも休憩をしていると「ここって山なんだなぁ」とヒシヒシと感じます。
木々のせせらぎ、鳥の声、なんだかわからない獣の声。ここは山なんです。
都心ではあまり触れあえない山林です。木は新宿中央公園とか、御苑とかあとは代々木公園や明治神宮など、比較的都心でも木を見ることはできます。しかし山ではないため急斜面を登るなんてことはありません。そのような体験ができるのも山林ならではでは無いでしょうか。とくに登山道とかあるような場所でもない(そもそも千葉に登れる山は限られている)ので人も入ってきません。そんなところがあったら登りたくなっちゃいますよね。登るしかありません。
煙と何かは高いところが好きって言うじゃないですか。あれと一緒です。
ということで散策です。
千葉の山林を買って三年ほど経ちますでしょうか。
いまだに付近のことを理解しておりません。夏場には一番近くの自販機まで歩いて買いに行ったくらいでほかのところは全く見ておりませんでした。普段外出するとしても車移動。周りには何もないので立ち寄ることもありません。そのため付近に何があるかなんて知らないんです。そもそも何もないので見に行くこともなかったです。
一応小川の探索は少ししましたが、山を登るということはしておりませんでした。
とはいってもわかりきっていましたが何もありません。あるのは木と倒木、そして鳥獣対策用の電線くらいです。
恐らく誰かの土地なんでしょうが、誰の土地なのかもわかりません。境界線もわからないような場所です。
でもこういうところを探索するっていうのも楽しいもんです(他人の土地ですが)。
厳密に言えば不法侵入になるのでしょう。ただ特に塀やフェンスで囲われているわけでもありません。そもそもフェンスで囲われている私の土地ですら人が入ってくることもあるような場所です(入ってくるのは近隣の猟師くらいですが)。何か盗むわけでもないので何も文句は言われないでしょう。
実は山を登っているのは一つ気になるところがありまして。
Googleの衛星地図で見るともう少し先に平坦な場所があるっぽいんです。
多分山を登った先に、その場所があるんだと思うのですが...。
一応獣道みたいなところを通ってきたものの、倒木が酷くてそれ以上先に進めませんでした。倒木をどけるにも私の力で何とか出来るサイズではありません。恐らく赤道か他人の土地なんで勝手に何かするわけにもいきません。
個人的にはポツンと一軒家的な何かがあるのではないかと期待していたのですが、そもそもその場所に行く道が見当たりません。
この先、ぜったいに何もない。
道がないんだから人が住んでいるはずもありません。
そもそも仮にそこに人が住んでいたとして、何をどうすればいいんでしょうか。
「気になったから来ちゃいました」
明らかに事案発生ですよね。
警察呼ばれます(警察も来れないと思いますが)。
多分夏場だとこんなことはできないんだと思います。今朝落ち葉集めをしていた時に猟師の人が罠の確認をしていたため話したのですが、
「落ち葉には山蛭(ヤマヒル)がいるからね。この時期だと大丈夫だけど」
と、いつものように蛭の話であいさつがありました。※ここの人たちは山蛭に怯えています。
確かに夏場私は山蛭の被害に遭いました。
痛くないんで別にどうってこともないんですが、痛くないからこそ危険なんです。夏場に山に登っていれば確実に山蛭の餌食となっていたことでしょう。それと蜂とかに獣道上で襲われたら確実に刺されるんだと思います。ほかの虫とかもいっぱいいますからね。そう考えるとこの時期に探索するのが一番なんだと思います。
今回は畑の作業に飽きたため、長靴のまま山道を登りました。
慣れない靴、しかも左右反対に履いていたため靴連れを起こしてしまいました。
ただちょっとしたいい景色を見ただけでした。
今度はトレッキングシューズか何かで山を登り、ポツンと一軒家らしきところまで行ってみたいと思います(願望)。
ノリで登るなんて考えなきゃよかった...。