原木しいたけを収穫。しかし全てのキノコに青かびが
畑作業をしていると時間が過ぎるのも早く体力も奪われます。前回来た時も畑作業をしたら疲れてしまい他の仕事ができませんでした。小屋の改修作業とか色々やらなければなりません。そのため畑作業は早々に終わらせて別の作業をしたいと思います。
まずは以前設置した原木しいたけから。
結局農作業に従事している。
キノコ栽培は農作業というより実験です。畑とはまた違う感じ。
山といえばキノコ。キノコといえば山です。山で生活をする者とってキノコは切っても切り離せません。
しかしこのあたりでキノコ栽培をしている農家は見当たりませんでした。
その理由は鳥獣被害です。キノコは新芽が出るとキョンや鹿、猿に食べられちゃうんだそう。ただでさえ獣の多い山の中です。結局獣に荒らされないように柵をするなど対策が必要です。それだったら畑の方が管理しやすいのでしょう。そんなわけでこのあたりに住んでいる人はキノコ栽培をしないのだと思います。
所有する土地の空き地に原木を立てかけたのですが鳥獣被害があるということを知りそれを撤去。小屋の脇の隙間に立てかけて鳥獣ネットをはりました。結構いい感じに育っています。
まぁ買ってきた原木を日陰で放置しただけ。だれでも簡単に作れるやつです。
少しカサがひらいちゃってるしいたけもありますがぼちぼちなんじゃないでしょうか。
これを炭火で焼いて醤油垂らして食ったらうまいのでしょう。と思ったのですが、シイタケは干しシイタケにするのが良いっぽいです。干すためのネットもあります。せっかくなんで干していきたいと思います。
干しシイタケは一週間ほど天日に干せばいいらしいんです。山の中なので排気ガスなど気にせずに干せるってのはいいですね。
ということで収穫した椎茸を干し網に入れていきます。ただ収穫したキノコ、若干問題があるようです。
しいたけの縁の部分が若干緑色しています。おそらく青かび。キノコはカビの一種ですがそこにカビが生えている状態です。
どうやら原木しいたけに青かびが生えるのは湿度が高いのが原因のようです。キノコ栽培は湿気が多い方が良いと思っていましたがジメジメ度合いが高いとこのようにカビが生えちゃうようです。
小屋の脇だったら大丈夫だと思ったのですが、小屋の脇こそジメジメしている個所だったようです。小屋がカビっぽいというのも仕方ないことなのでしょう。
山の中なので木々が多いってのも湿度の高い原因ですが一番は川がそばに流れているってことでしょう。
土地を探すとき、水場がそばにあった方がよいと思いました。理想は敷地内に川が流れている形、もしくはそばに川が流れているところで探してました。結局川がそばに流れている土地を買ったんですが、これは大きな間違いだったのかもしれません。
川がそばにあれば水を補給できます。人が生きていく上で重要なのは水です。
でも川の水は飲み水に適さないし、そもそも崖の下なので汲みに行くのも大変です。水を得るなら井戸を掘れというのが正解。
川のそばは湿っぽいし獣も多い。
土地を買うなら川から離れた方がよい(山林生活の箴言)。
椎茸に生えた青かびは除去すれば食べられるという記事を見かけました(大半のサイトでは食べない方がよいとなっていましたが)。あくまでもこれは初期の実験段階です。今回キノコを育てることは出来た(青かび生えたけど)。次は湿度管理をしなきゃだめってことです。屋根のないところで雨ざらしで放置しましたがそうではなく日陰で雨が当たらない場所で育てるのが良いのでしょう。
日が出たら外に干し夜は室内で干す。これを一週間繰り返しました。本当であればもっと続けたかったのですが山の天気は変わりやすいです。山の天気というより千葉の房総の天気は変わりやすいです。関東全体が晴れなのにこっちだけ土砂降りです。作業もできないため一週間で帰ることになりました。
あとは小屋の中で放置です。次に来るのが今年中なのかそれとも来年の春なのかはわかりませんがじっくり乾燥させたいと思います。でも青かびはそのままです。一個や二個カビ生えたというのであれば捨てればよいのです。しかし残念ですがほぼすべてのキノコに青かびがついています。
食べても大丈夫。だってブルーチーズは青かびで出来てるんだから、と言いますが、青かびの種類は200種ほどあるそうで中には毒素を出すものも。すべて把握されていないようで何に毒があるのかもわかっていないようです。
まぁスイスの偉いおじちゃんが言ってましたが「全てのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。毒か安全かは量で決まる」ってことです。
つまり青かびが生えていないキノコも毒であり、青かびが生えていても毒キノコってことです。そもそも放射能たっぷりっぽいし。
でも今回これでシイタケ栽培を理解しました。もう大丈夫なはずです。というわけでシイタケ栽培を拡張したいと思います。