ナイトクラブもあるし街娼もいるバンコクにあるアラブ人街
本日はBTSのナナ駅に来ております。
アソークの隣駅であるナナ駅。スクンビット通り沿いは人が多くお店も色々あります。ナナで有名なところはナナプラザでしょうか。ゴーゴーバーが密集するエリアで世界最大の大人の遊び場を自称する風俗街です。
今日はそういったところには行きません。
そんな不健全なところには行きません。
バンコクに行ったらゴーゴーバーに行く。そんな遊び方はゲスのすること。バンコクで風俗遊びなんてもう古いんです。
寺院を観たりアクティビティーを体験したりバンコクの旅行は健全であるべきです。
ちなみに先日行きましたが客は結構いました。

すでに行ってた。
不健全なアクティビティーを体験してそう。
今日はそんなアクティビティーは体験しません。本日ナナに来た理由はここに外国人街があるからです。

ソイ・スクンビット3と5の間。正式にはソイ・スクンビット3/1。ナナプラザとは反対側にある路地、細い路地の中はタイとは違う景色が広がってます。アラビア文字がかかれた店が軒を連ねるエリア。
この辺りはソイアラブと呼ばれておりここは中東系の店が多いエリアとなっています。

アラブ人が増えたのは1980年代ころ。この付近に中東レストランができたことで徐々に店が増えて街が形成されたそうです。とくに中東の人のビザ発給が緩和されたことでアラブ人旅行者が増加しました。この街はアラブ人によるアラブ人のためのリトルアラビアなのでしょう。
アラブって石油のイメージですがオイルマネーで潤ったアラブ人が来るそうでここはかなり賑わってます。

こちらは香水のお店です。
複数の香水店があるのもアラブ人街の特徴です。日本と違い水が貴重な中東。そのためお風呂に毎日入る習慣がありません。その代わりに香水文化が根づいたのでしょう。

店先には沈香が飾ってあります。
東南アジアでしか入手できない沈香。アラブでは人気で金より高く取引されてます。
お金持ちがいっぱいいそうな感じ。タイは仏教国でアラブはイスラム教国。タイは他宗教にも寛容な国でムスリムは5%もいます。でも食の問題など文化的な違いがあるためアラブ人でも気軽にいれる場所が必要です。この街の飲食店は全てがハラル料理店。アラブ人向けなので気軽に食事ができます。
また近くにバムルンラード病院があるのですが同病院は東南アジアで最大規模の病院なんだとか。アメリカ同時多発テロ以降、欧米で高度な医療を受けられないアラブ人が療養のためにその病院に訪れるそうです。
病院があることハラル料理店があること。
医と食が充実している。
これらがアラブ人が集まる理由なのでしょう。
私はアラブ人ではありませんが本日ここへは食事をしに訪れました。
ハラル料理じゃなきゃダメ、野菜しか食べない。人によって食べられない食材があります。
私は食べられないものはありません。
無宗教なので宗教的な縛りはなくまたアレルギーのようなものもないし嫌いな食べ物もあまりありません。腐ってたり汚染されていたりしない限り出されたものは基本的に食べるスタンスです。虫やゲテモノなんかも普通に食べるし、足がはえてて食べないのは机と椅子くらい。なんでも食べられるならいろんなものを食べたいじゃないですか!
日本じゃ食べられないご当地グルメを食べる。
海外旅行の楽しみは現地の食事です。
だったらタイ料理を食べるべきなんですが連日タイ料理だと食傷気味になります。そんなわけで違う国の料理が食べたくなるのです。
バンコクならばいろんな国の料理が食べれますが和食や韓国料理では味気ない。せっかくだから普段食べないものを食べてみたい。アラブ料理、すごい気になるじゃないですか!
ヨーロッパには行くかもしれませんが中東って行く機会がなさそうです。
中東料理ってのもイメージがつきません。
スパイスとか使うのかな?
豚肉は使わないはずだけど肉は羊肉かな?
主食はお米?豆料理とか多そう。
そもそも中東ってどこからどこなの??
このように中東に関して知識が乏しいのです。

イスラム法に則ったハラル料理が食べられる。それくらいの漠然とした知識しかありません。
日本でもムスリムタウンはあります。でも日本のムスリムタウンってインドネシア、パキスタン、トルコ、ミャンマー、バングラデシュ、インド、スリランカ、マレーシア。ちょっと中東とはズレています。
ここはアラブ人の街です。
本場のアラブ料理が食べられそうな予感。
せっかくリトルアラブに来てるんです。
アラブ料理、食べちゃいましょう!

中東といっても国は様々です。中東料理とひとくくりにしている店もあれば各国その国ごとの料理店もあるようです。
レバノン料理、イラン料理、イエメン料理、またエジプト料理にパキスタン料理もあります。
イランとエジプト、パキスタンは食べたことある。イエメンとレバノン料理は食べたことがないです。というよりどんな料理か全く想像できません。せっかくですから全くイメージできないイエメン料理を食べてみます。

本日はこちらのお店に立ち寄りました。
イエメン料理屋さん。イエメンのイメージゼロでここに来ています。

メニューは英語とアラビア語?でしょうか。
英語が書いてあるし原料も書いてあります。
見た感じだと羊肉と鶏肉が多いようです。牛肉料理はなく、当然豚肉料理はありません。
あと豆とトマトと玉ねぎを使った料理が多いです。
主食は小麦と米のようですがこちらの店は米料理が多い感じです。写真があると味の想像ができていいですね。

ぜんぜん味の想像ができない。なんとなく吐しゃ物感が強めの料理。
イエメン料理は中東料理の中ではちょっと特殊で、また国内でも地域によって異なるようです。イエメン北部はオスマン帝国の影響を受け南部はムガル帝国の影響を受けているんだとか。
インドっぽいところとトルコっぽいところ。そのいいとこどりみたいな感じでしょうか。

このマンディーってやつが有名な料理なんだとか。ってわけでこちらの料理を注文しました。

こちらがイエメン料理のマンディーです。
インドとトルコのハイブリッド飯。いいですね。
ちなみにこのマンディーは、イエメン東部の料理です。
オスマンでもムガルでもねぇ!
マンディーは「湿ってる」って意味をもつそうで湿った飯ってことなんでしょう(それだけ聞くとなんかまずそう)。
見た目はビリヤニやプラオに近い感じです。味も似た感じ。
香辛料で味付けされたマトン肉、それとフライドオニオン。米は出汁の味がきいてておいしいです。要はイエメンの炊き込みご飯です。
まずくなるはずがない。
でもこれ、ビリヤニと変わんない感じです
タイのカオマンガイとシンガポールチキンライス、ベトナムのコムガーと中国の海南鶏飯みたいなもん。多少調理法や材料は違うけどどれもこれも原点はピラフなのでしょう。
インドのビリヤニも美味しいですが中東のプラウやこのマンディーも外しません。おいしいです。
タイは唐辛子を使った料理が多いですがマンディーはからくないです。でもスパイスは多めのマンディー。そんなわけ水を注文しました。
私は中学英語くらいしか勉強しておらずその中学英語もまともに勉強してないので英会話は苦手な部類なんです。
ディスワン、チェックプリーズ。
お店に行ってもこの二つのワードしか発しません。でもこの二つのワードでどうにかできるんです。
先日まで私はインドを旅していました。インドはヒンディー語ですが第二言語で英語も話します。
インドでは頻繁にインド人に声をかけられました。拙い英語で多少は会話ができました。
英語を習得するなら勉強よりも会話がよい。インドでそれを実感しました。
Water, please.
こんな感じで水を頼むこともできるようになりました。もう、英語で悩む心配はない。私は毎日のインド人との英会話を経てネイティブスピーカーにクラスチェンジしました。

節子、これウォーターやない、コーラーや。
そういえばインドでは水を頼むときパニボトルって言ってました。
まさかのヒンディーネイティブスピーカー。

食事も済んだので街を散策、といってもとくに見るもんがないんですよね。ここにあるのはアラブ人用の旅行代理店と香水屋に貴金属店、それと飲食店でしょうか。

こちらはアラブ人街そばにあるナイトクラブです。アラブ人街に飲み屋とは珍しいです。一応アルコールも出しているようですがお酒はムスリム以外の人向けのようです。またここではシーシャも吸えるそうです。
タイは電子タバコの輸入や販売が禁止されてます。また加熱式タバコも同様に禁止です。さらにはシーシャも禁止となっています。
大麻は合法なのにこれらは違法ってすごいですが電子タバコ、加熱式タバコ、シーシャは違法です。でも観光客は道端で電子タバコを吸ってるし露店では電子タバコを売っています。またシーシャバーってのも普通にあります。
見つかると罰金を取られるそうですがなんとなく街に溶け込んでいる感じ。まぁ中東といえば水パイプのイメージ。宗教上お酒は飲めませんが水タバコは吸えます。この界隈は当たり前に吸えるのでしょう。
このナイトクラブの周り、夜になると立ちんぼが現れるそうです。
イスラム法関係なかった。
売春はイスラム教では重罪。でもアラブ人だって男の子だもん。そういうの利用することもあるのでしょう。
アラブ人向けなのかはわかりませんがこの界隈には街娼が夜になると出没するそうです。
そう、そもそもここってナナプラザがそばにあるんです。東南アジアで一番の歓楽街と言われるナナプラザ。それが目と鼻の先にあるんです。
病院が近くにあるからアラブ人街ができた?
飲食店が近くにあるからアラブ人が集まった?
いや集まった理由はナナプラザがあったからです。アラブ人が集まった理由、風俗を利用するためだった。
でもアラブ人は風俗利用しないんでしょ?
その辺がどうかわかりませんがその代替措置が街娼なんじゃないでしょうか。声をかけられて誘惑された。自分は悪くない。
街娼なら言い逃れができるんです。そんなわけでここには街娼が出現するんだとか。

こちらはスクンビット通り沿いです。
グランド5ホテルの前、まだお昼ですが街娼っぽいのが街路にいます。これはちょっと夜に来てみたいですね。
でもナナは歓楽街。
夜のナナは他の街より少し危険な場所です。
日が暮れたらホテルに戻る。海外では夜遊びはしないってのが鉄則です。

性欲を満たすために命を危険に晒す。
たった一晩のためだけにリスクを冒すべきではありません。人間には理性ってもんがあるんです。

夜のアラブ人街です。
命を賭した風俗巡り。理性を語る資格がない。
やはり外国人が多いエリアだからでしょうか。なんとなく六本木っぽい感じがします。

こちらは日中見たクラブです。まだ時間が早いからかそこまで人はいません。そうなると街娼もいないのでしょう。

こちらはスクンビット通り沿いのホテル前、街娼がいます。
私がバンコクにくる少し前にナナの辺りで街娼の一斉摘発がありました。
新宿の大久保公園と同じように定期的に摘発をしているバンコク。摘発により多少静かになったようですがそれでも街娼は供給されるようです。街娼は外国籍の人が多いそうでまさに外国気分が味わえる外国人街ならでは。この界隈にいる街娼はベトナムなど東南アジアの人が多いようですがアフリカ人の街娼もいるんだとか。
アラブ人街関係なかった!
てっきりアラブ人の街娼がいると思ってましたが売春はイスラム法で禁じられています。ムスリムの街娼はいないのでしょう。
なーんだ アラブ人、味わえないんだ。
イスラム法で裁かれるべき発言。
東洋人じゃなきゃダメ日本人しか相手できない。
人によって好き嫌いはあるでしょう。
私は嫌いなものはありません。
無宗教なので宗教的な縛りはありません。
アラブ人でも大丈夫なんです。
海外旅行の楽しみといえばコレです。
連日タイ人だと食傷気味になります。そのため異国を味わいたい。でも、日本人や韓国人だと味気ない。せっかくだから普段とは違う人がいい。アラブ人、気になるじゃないですか!
でもアフリカの方が凄い気になる。
中東にはもしかしたら行くかもしれないけど行くことがなさそうなアフリカ。東南アジアのタイにある中東のアラブ人街でアフリカの街娼と肌を重ねる。
いろいろとリスクありそうだけどアフリカ人、いくべきじゃないでしょうか!
結局不健全なところに行ってた。
ゴーゴーバーよりたちの悪い選択。








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