バックパッカーの聖地「バラナシ」を目指す鉄道の旅
世界遺産タージマハル。
タージマハルがあるアグラはムガル帝国時代は首都でした。首都だったのは16世紀ころ。
1558年に首都となりましたが1648年にはデリーに遷都しています。
首都だったのは400年ほど前。しかも100年程度しか首都では無かったためその後は衰退し普通の田舎の街になりました。でもタージマハルがあるため来訪者は多く一日当たり6万人がここに訪れるそうです。そんなわけで街は潤っているのでしょう。
でもアグラにあるのはタージマハルとアグラ城くらい。探せばほかにも観光スポットがあるかもしれませんがタージマハルをみたらそれで満足しちゃいました。
アグラには前日夜に到着。
ホテルに一泊して日の出の時間にタージマハルへ。8時には観光を終えました。そのあと私娼窟に行ったりしましたが12時にはホテルに戻っています。
タージマハルより私娼窟の方が長く滞在してる!
こちらはバーガーキングのハンバーガーです。
わざわざインドでバーガーキング。せっかくの旅行なんだからご当地のものを食べるべき旅先でファストフードに行くのはもったいないって意見もあると思います。でも日本じゃ食べることができないバーガーです。
牛肉を食べられない人が多いインド。その代わりにマトン肉を使っています。私は牛肉よりこちらの方が好きです。日本でもコレ出してほしいですね。
飯を食ってホテルに戻りのんびりする。
明日の出発時間までかなりあります。何もすることなくホテルでダラダラ過ごすだけ。これ、今から出発してもよいんじゃないでしょうか。
そもそも明日の鉄道の乗車券はまだ予約が取れていないんです。一応予約はしてあるんですがキャンセル待ち予約なんです。キャンセルが出れば乗車できるけどキャンセルが出なければ列車に乗れない。
ちなみに予約時の取得確率は68%。順番は8番目のようです。
どのように算出しているのかはわかりませんが確率表示だと視覚的にわかりやすいです。どこまで信用できるかわかりません。
半日たった段階での確率は73%。なんとなくですが7割の確率なら乗れそう。でも100%乗れるわけではなくこの段階でも30%はハズレる。
ハズレるともう一泊アグラに宿泊するかめちゃくちゃ混んでる自由席に乗るしかない。現実的に考えれば一泊する形でしょう。でもその次の日に乗れるかも保障されてません。確実に乗れるのは座席に空きがある4日後の列車。4日間もアグラで時間を潰していると確実に私娼窟を利用します。
もうアグラを早々に旅立ちたい。
であれば今日の列車も予約すればよいじゃないか。
予約が取れなければ明日の列車に乗ればよい。
予約が取れればホテルをチェックアウトする。
一泊分ホテル代が無駄になりますが時間は有限。
何もせずに一泊するより先に進むべきでしょう。
ってことで本日の列車も予約します。
しかし当然キャンセル待ちをしてる人が多く、私まで回ってこない可能性が高いです。アグラにはアグラフォート駅とアグラカント駅がありますがどちらの駅も発着する列車は予約で一杯。キャンセル待ちをしている人も多いです。
今日は難しそうだな...って思っていたところアグラから30km離れたタンドラカムであればキャンセル待ちをしている人が少ないようです。
それであればこちらのチケットに挑戦してみましょう。ただこちらの駅でも確実に乗れるわけではありません。キャンセル予約をした時の乗れる確率が40%。かなり厳しそう。でも出発8時間前で44%上昇。
そして出発7時間前で確率は54%上昇。これ、このペースであれば行けそうな感じです。5割を超えてるんです。ぱちんこなら50%以上の演出はほぼ大当たり確定。
そして出発6時間前、乗車券を購入できました。
たまたま運がよかったのかもしれません。
帰国日が決まっているなど時間に余裕がない人は事前にチケットは購入した方がよいでしょう。
アグラからバラナシまではおよそ600km。電車賃は1672ルピーです。チケット代は1310ルピーですが手数料などで360ルピー取られています。ちなみにSLクラスだと350ルピーで行けます。SLクラスは三段ベッド。今回は寝るので二段ベッドの方を選びました。
出発まで6時間。出発駅は現在いる場所から30km。駅までタクシーで移動しますがどれくらいかかるか不明なので早めに出発します。タンドラ駅まではウーバーを使用します。
高速道路を乗り目的地へ。さすがに30kmだとリキシャ―やバイクではダメみたいです。
インドではじめて車に乗ります。
個人的には車よりもバイク移動の方が楽しいです。もちろん転倒のリスクがありますが排気ガスとなんだかわからないニオイがする中、バイクで走るのはインドの醍醐味です。
タンドラ駅に到着しました。
電車は現状遅延なく定刻通り出発するそうです。遅延情報はアプリでも確認できます。便利な世の中になりました。
列車で駅弁は食べられますが早めに駅に到着したので駅付近で食事にしましょう。
ってことでこちらの店に行ってみました。
これより列車に乗るのにお店の形が列車です。実際の車両を修復して使用しているようでちょっとおしゃれなカフェみたいなところです。屋台か怪しい定食屋みたいなところでしか食事をしていないため、このようなところは新鮮です。
ターリーを食べたかったんですが時間が過ぎていました。こちらのお店にあるのはカレーとカレー、それにカレーとカレー。パスタとかもありますがやっぱりここは、カレー一択でしょう。
注文したのはこちらの料理。
なんの料理かわかりませんがおそらくカレーです。
写真から選びました。
こちらはおそらくカシューナッツのカレーです。ホワイトソースで作られたカレーっぽくないカレー。
これ、かなりうまいです。味がめちゃめちゃ濃い。濃厚すぎてだいぶ重いんですが好きな味です。かなりハイカロリーな感じがします。でも美味い。
これより乗る夜行列車は20時過ぎに出て翌朝5時に到着します。乗車時間は約9時間なので乗ったらすぐに寝る感じでしょうか。
明日のバラナシは日の出を見るつもりなので理想的な時間に到着するのではないでしょうか。あくまでも定刻通り遅延がなければです。
ちなみに到着が20分ほど遅れていましたが案内板には定刻通りと書いてありました。
すでに車内は就寝モードです。飯食っておいてよかったです。みんなが寝ている中でカレーを食べるのは引けますからね。私も明日に備えて就寝します。それでは おやすみなさい。
車窓の景色 ゼロ!
朝になりました。朝というよりまだ4時過ぎ。真っ暗だし降りる人以外は寝ています。車窓の様子は一切見れなさそうです。
新幹線のように車内アナウンスはなく駅に停車したかどうかもわからないためGPSを頼りに今いる場所を地図で見て到着駅に近づいたら降りる準備をする。バラナシ駅は比較的降りる人が多いのでしょう。そのため停車時間が少し長めに設定されています。
バラナシに到着しました。
バラナシは年間1億人の観光客が来る街です。駅は複数ありますがこちらの駅が混むのでしょう。朝4時過ぎですが大混雑です。
こちらは自由席の列車です。乗れる要素がゼロの状態。仮に乗れたとしても今度降りるのが大変そう。でも一回くらいは試しに乗ってみてもよいかも。
9時間の寝ていただけの電車の旅。
これより私はガンジス河に向かいます。