まさに特殊浴場の類い!消えゆくマッサージパーラー街「ラチャダー通り」
本日はMRTでフワイクワン駅にきました。
バンコク市の中心に位置するフワイクワン駅。
同駅はフワイクワン区とディンデーン区の区境にあり、ラチャダー通りの西側がディンデーン区で東側がフワイクワン区。

フワイクワンはマンションが多い住宅密集エリア。ディンデーンはアパートが多い住宅密集エリア。
バンコクの中心ではありますが商業地ではなく中心地で働く人が住む住宅地です。日本でいえば東京駅を中心地とするならば台東区のようなところでしょうか。
フワイクワン駅は住宅密集地。住宅密集地なら見学するところなんてないはず。
そんなことないんです。
ここはバンコクの中心地。住宅街にだって観光スポットがあるんです。
ラチャダーのナイトマーケットとか。
セントラルプラザってショッピングモールとか。
ほらっ!あとバンコク病院!
ひねり出した感が強い。
そもそも病院観光地じゃねぇ。

ほかにもこの界隈にはあるんです。
ポセイドンってマッサージ店とか。
マリアってマッサージ店とか。
エマニエルってマッサージ店とか。
マッサージ店が点在する地域なんです。さすがはマッサージの国タイランド。
タイのマッサージは紀元前5世紀ころ。インドから伝来してきたアーユルヴェーダがもととなっているそうです。インドのアーユルヴェーダマッサージが2500年の長い年月をかけタイ式マッサージに変わっていったのでしょう。
タイ式マッサージはタイの伝統医療の一つで2019年に世界無形遺産として登録されてます。そのため市内には多くのマッサージ店があります。
この界隈にもマッサージ店が多くあるようでここのある店はマッサージパーラーってところで日本におけるソープランドです。
これは日本のアーユルヴェーダ。
マッサージ店じゃなくて性風俗店だった。

かつては300軒以上あったマッサージパーラー。
現在100軒程度にまで減ってしまいましたがそれでもタイ旅行の目玉となっているようでこの界隈に店が集中しています。集中といっても日本のソープ街のようではなく普通の街中にポツポツある感じです。そもそもソープじゃなくてマッサージパーラー。ソープとコレは出自が違うんです。

いや、一緒だった。結局ソープと同じ。
やってることが同じですからね。
そして日本人しか読めないカタカナで書かれてる。明らかに日本人にわかるようになっています。つまり日本人が利用するのでしょう。

こちらにリトルダックとかかれた店があります。こちらはエステ店です。
こちらにはナタリーというマッサージパーラーがありました。
ナタリーは結構人気のMPだったそうですが2016年に未成年の外国人を働かせていたとして人身売買の罪で摘発に遭い、5年間の営業停止処分を受け閉店しました。
でも2019年にリトルダックって店名でナタリー跡地にマッサージパーラーをオープンしたそうです。しかし営業停止から三年しか経っておらずリトルダックも営業停止処分となったそうです。それで閉店したようですがなんとなくですが営業してる感じです。風俗店をやめて通常営業にしたのでしょうか。

こちらにはこのような看板があります。
1.この場所は第三条三項に基づくサービスで正午から深夜12時までの営業となります。
2.20歳未満の立ち入りを禁じます。
3.薬物の持ち込みは禁止されています。
4.武器の持ち込みは禁止されています。
5.収容人数は110人。
6.建物面積は1100平米。
これは役務提供に関する法律に基づく記載です。第三条の3に規定される役務は入浴、マッサージ、またはボディスチーム施設です。
まさに特殊浴場の類い。
明らかにソープランドの店先に掲げられてそうな文言。エステ店だと思ってたけど、ソープランドだった。

いやいやここはマッサージ店。ソープとは違うんです。でも普通はマッサージの写真を掲げるじゃないですか。

マッサージって書いてありますがマッサージ要素ゼロ。明らかに女の子を選べそうな雰囲気の挿絵。
タイには売春防止・禁止法という法律がありますが勧誘などの誘引行為が規制されているだけで単純売春自体は禁止されていません。ただ日本と同じように管理売春は禁止されており売春を行う場所を提供することは禁じられてます。
タイにおける売春の定義は、
「性交またはその他の行為をなすこと」
「他人の性欲を満たすための何らかの行為」
と規定されております。
なので性交類似行為も売春とみなされます。性交類似行為が売春に該当するってことはヘルスやピンサロのような店も違法となります。つまりタイには性風俗店はないのです。
いやないはずがない。小学生だってここがどんな店かわかる。
でもタイの警察は、
「あそこはマッサージ店なんだろうなぁ」
って言ってるようです。
日本の警察と同程度の能力しかない。
あくまでもお風呂屋さん、あくまでもエステ店。
でもマッサージしていたら急に恋が芽生えることもあるじゃないですか!
個人間の恋愛を法律で規制するのは人権侵害。そこに多少の金品の授受があろうともそれは個人間の問題だから違法ではありません。店はその部分を完治していないため、セーフなんです。
セーフって言ってる時点でアウト!
なんかマッサージパーラーってソープランドそのものだった!

ちなみに以前あったナタリーは大型店でしたがリトルダックの名前の通り店舗は小さくなり残りの敷地には中国料理店が入居しています。

この界隈は中華店がかなり進出しています。かつては日本人向けの店だったのでしょう。その理由はマッサージパーラーを日本人が利用するから。でも金がない日本人は遊びに来なくなりました。その代わりに景気のよい中国人が増えました。
バンコク市内は中国人向けの店が多くなっておりこの界隈も中華要素が強めです。そのためマッサージパーラーも日本人から中国人へシフト。
中華料理を食べたあとにマッサージパーラーに行く。そういった遊び方ができる街に変わったようです。

ある意味ここはリトルチャイナなのでしょう。
でもそんな中国も景気が傾いています。そのためマッサージパーラーも危機に瀕しているようです。摘発に関係なく潰れるマッサージパーラーもあるようです。

こちらにはマッサージパーラーがありましたがすでに閉店しています。
エマニエル夫人を彷彿とさせる店名。
映画エマニエル夫人はバンコクが舞台でした。女性向けソフトポルノと呼ばれたエマニエル夫人。でもここは男性向けのマッサージパーラーでした。

店はもう閉店し、建物は売りに出されています。居抜き店舗なのですぐにマッサージパーラーが始められますが閉店したのは経営が振るわなかった証拠です。この規模を維持するのは大変なのでしょう。

大型店舗は維持コストが高くなります。パンデミックは過去のものになりましたが、感染症が終息しても復活できなかったのでしょう。この手のビジネスはなくならないのでしょうが縮小していくのでしょうね。

こちらはポセイドンです。
ラスボスみたいな雰囲気の店の外観です。ギリシア神話の海と地震を司る神、ポセイドン。その名を冠したマッサージパーラーです。

ポセイドンエンターテイメントコンプレックス。同店は1999年にオープンしたそうで、こちらの店はタイで一番大きいのでしょうか。タイに行ったことがなかったころの私ですらこちらのお店のことは知っていました。それだけ有名なマッサージパーラーです。

建物はかなり豪華です。見た目はほぼホテルと同じで日本のソープとは明らかに規模が違います。このような店舗となるのには理由があるそうで建築当初はホテルとして建物を建てるそうです。でも出来上がったらマッサージパーラーに鞍替えをする。このようにして地域住民の反対を逃れるのです。
地域住民「ホテルが建つんだな。今度行こう」
って思ってたのに実際はマッサージパーラーができ、
いい気住民「できたのマッサージパーラーじゃないか。今度行こう」
ってなっちゃうんです。でもいいですよね。
日本のソープランドは増改築が制限されてるため木造建築をリフォームして営業しています。正面はキラキラしていても建物の中は古いんです。でもバンコクのマッサージパーラーはリゾートホテルみたいです。

これがホントの大人のディズニーランド。
現代版の妓楼って感じです。
まさにここへ行くことは「登楼」と呼べます。

ポセイドンの向かい、こちらにもマッサージパーラーがあります。
ほぼここは吉原のソープ街。
やっぱ台東区だった。

マリアマッサージッて店舗でここも大きいです。ここはこの界隈の中でも高級店のようで高い女性は7万円ほど。ほぼ川崎堀ノ内の琥珀みたいなところ。
首都バンコクの平均年収は200万円ほど。月収17万円で7万のマッサージパーラーに行く。なかなかの値段の高さです。
でも安心してください。懐事情もちゃんと考えてくれています。
あくまでも7万円の人は高級な人。花魁的な人なんでしょう。安い人は1万円くらいからのようです。お手頃ですね。
日本で1万円じゃソープで遊べなくはないです!遊べます!!普通に駅前とかにあるやつ、一万円だった。
案外安いねって言いたいんですけど私はバンコクに来る前にインドに行ってます。インドだと1000円台なんですよね。ちなみに大塚は1500円。
インドとタメ張る大塚のピンサロ。
マッサージパーラーはサービスが違うんでしょう。名前の通りマッサージが主体のはずです。
サービスの流れは、
女性を選びお金を払い風呂に入りことをする。
ことをした後はマッサージをすることも。
日本のソレと同じ流れ。マッサージ要素がだいぶ弱め!
日本の一万円ソープで事足りそうな感じ。でもタイのマッサージパーラーは日本のソレと違い写真指名ではなく実物指名なんです。そのためパネマジがない安心システムなんです。
日本のソープは写真指名だからパネマジがある。
大塚のピンサロは店内が暗いから顔が見えづらい。
インドの私娼はヒジャブ被ってるから顔すら見れない。
でもタイのマッサージパーラーは実物から選べるから安心できる。

ソープと同じシステムのマッサージパーラー。これはもう行くしかないんじゃないでしょうか!でも営業が始まるのは12時から。
日の出営業じゃない!!ぜんぜんソープと違う!
朝から風俗行こうとするヤツ、日本人だけだった。







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