山林生活

スワンナプーム空港で食べる最後のバンコク飯

スワンナプーム空港で食べる最後のバンコク飯

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本日、日本へ帰国します。実際の日本到着日は明日です。
今回のタイへの渡航方法はANAのマイルを使いました。マイルの場合、どの飛行機でも乗れるってわけではなく、決まった便にしか乗れないんです。直行便の場合、バンコクから羽田行きは夜になります。ホテルのチェックアウトは12時。出発まで待たなければなりません。そのため前回来たときはレイトチェックアウトにしました。夕方くらいまでホテルでのんびり過ごして時間になったら空港へ行く形。バンコクは暑いので外で時間潰すよりもホテルにいた方がよいですからね。最終日まで全力で遊びつくすってことができない私はこれが一番です。

でもこれ、直行便で帰った場合の話。

直行便ではなく経由して帰る場合は当然出発時間が異なります。そして今回、直行便ではない手段で帰ることにしたのです。

直行便の場合は深夜23時頃に出て翌朝6時くらいに羽田に着きます。シンガポール経由の場合、出発は16時ですが羽田到着は翌朝6時頃。つまり到着時間はどっちも変わりないんです。飛行機に乗ってれば勝手に羽田に着くってのも楽でよいもんですが、やっぱり旅っぽいことしたいじゃないですか!ってわけでシンガポール経由で帰る形を取りました。

シンガポール、まだ一度も行ったことが無いんです。
おそらく観光で行くことは無いのでしょう。素晴らしい国なんでしょうが、庶民の私には物価の高い国に足を踏み入れることができないんです。マーライオンとか見たいし、ラッフルズホテルでシンガポールスリングを飲んでみたいけど、自発的に行かないでしょう。
今回出国こそしないものの、シンガポールのトランジットエリアには足を踏み入れることができるんです。トランジットエリアであればマーライオンのキーホルダーも買えるでしょう。ラッフルズホテルではないラッフルズホテル仕様のシンガポールスリングが飲めるやもしれません。そして「シンガポール行ったことがある(トランジットエリアだけど)」と言えるんです。

今回のコロナがなければ羽田便を一日遅らせてシンガポールで一泊するのもありでしたが、規制緩和されたといってもシンガポールへの入国は別の書類の用意や手続きが必要なようです。また降りてしまうと先日のコロナ検査が無駄になってしまいます。今回は諦めてトランジットエリアだけで我慢します。

12時過ぎ、マッカサン駅です。空港に着くのは13時ころ。飛行機の出発時刻は16時、チェックインカウンターが開くのが3時間前なのでちょうどよい時間です。早々にバンコクの出国だけ済ませ、中でのんびり過ごしましょう。

スワンナプーム駅に到着。

こちら駅前にある書店です。Yaoiと書かれています。

tsunamiやmottainai、kawaiiといった日本語が国際語になった例はいくつもあります。カワイイを英訳するとcuteになりますが、日本の「カワイイ」は「cute」ではなく「kawaii」なんだとか。カワイイもそうですが「モッタイナイ」などのように一つの言葉に様々な意味を持つ単語があります。このような翻訳の難しい日本語が国際語になるのでしょう。
やおいも翻訳をするのが難しい分類ですからね。

hentai、bukkakeと似たようなもんです。

エロではなく芸術だと訴える人もいますが、アレ、エロでしょ。
こういうジャンルがタイの玄関口である国際空港の本屋に並んでいるんです。

タイ人、腐ってやがりますね。

空港に到着。これでタイ旅行もおしまいってなるとなんか感慨深いです。

バンコクからシンガポールのチャンギ国際空港まではタイ国際航空で。シンガポールから羽田はANA便になります。時間となりましたので出国手続きを済ませます。

いつもであれば手荷物検査と出国手続きが長蛇の列となっていますが、スムーズに出国できました。これもコロナの影響で利用者が少ないからなんでしょうね。

飛行機の出発まで時間がありますので免税品の物色と昼飯を食べます。

一般的な旅行者の場合、ここで食べるのは当然タイ料理ですよね。これから日本に帰るわけです。最後の最後、本場のタイ料理をタイで食べるってのが常識でしょう。これがタイ人だとしても、最後に母国の料理を食べたい!ってなりますよね。つまりスワンナプーム空港で食べるのはタイ料理なんです。
しかしそれは誰しも考えるため、タイ料理店はちょっと混んでるんです。そして私はバンコク滞在中フードコートと屋台飯が主でした。

なんか、空港のレストラン、すごい高いんです。これまで40バーツで食べてきたものを400バーツ払わなきゃならないって腑に落ちません。そのためタイ料理は却下。無難なのはケンタッキーかマクドナルドですが、私は旅人です。そこはちょっと違うの食べるべきですよね。

日本に帰るのにまさかの日本食!

敢えて日本食を選択しました。
日本に帰れば食べられるものをあえて選びます。でも、これって日本では食べられないんです。ここにあるのは日本食ではなくタイナイズされた日本食です。そのため厳密には日本食ではありません。

だって、日本でこんなどんぶり見たことないでしょ?
和牛焼き卵丼ってなってるけど、卵が生卵っていうより卵液です。牛たん丼ってのもめずらしい。

付加える?
ADD ONって書いてあるので追加料理ってことでしょうか?寿司ってメイン料理だと思うんですが...。
寿司は見た目普通ですが、ちょっとなに言ってるのかよくわからない。こんなの、海外じゃなきゃ経験できないでしょ。

本日はラーメンを選択しました。和牛ラーメンセットを注文。約2000円のラーメン。まず日本じゃ食べません。
普通であれば麺を箸で掴んだ写真を載せますが、ここでは牛肉を麺に見立ててます。この牛肉、明らかに生っぽい雰囲気。日本ではレアな鶏チャーシューラーメンで食中毒が起きているそうですが、ここタイでは生の牛肉をラーメンに乗っけて食べるのがツウのようです。

写真とはだいぶ様子が異なりますが、想像の範囲内のものが出てきました。味は醤油豚骨っぽいです。豚骨に牛肉を合わせて鶏卵を添える他人丼スタイル。スープはまぁまぁ美味しいんですが麺がちょっと私の口に合いませんでした。それとこの牛肉なんですが、私はここまで筋のある和牛を食べるのは初めてです。
和牛って適度にサシが入ってて肉質が柔らかく筋張ってない印象がありますが、ここのは結構筋張ってます。

いや、これは和牛ではない。WAGYUUでした。

そうです。和牛なんて言ってないんです。私が勝手に勘違いしただけ。この店はなんも嘘をついていないんです。これは和牛ラーメンではなくWAGYUU RAMENなんです。

たまごの殻が入っていました。
日本人でたまごの殻を食べる人はそんなにいないと思います。私も食感が苦手なので殻は残しました。

さて、あとは免税品の購入です。お土産を買っていく相手もいないため自分へのご褒美のために免税品を買います。
買うものがあるとすれば酒とタバコです。

2019年5月に禁煙を始めて3年経ちました。禁煙と言っても辞めたのは紙巻たばこ・電子タバコで、葉巻は定期的に吸っています。でも葉巻って高いんです。そんなわけで吸う機会がかなり減りました。
免税品であれば多少安いため今回、帰りに葉巻を買っていくと決めていたんです。

しかし、探せどもどこにもタバコが売っていない。

前回バンコクに来た時もタバコを売ってる店を見つけられませんでしたが、どうも無いっぽいんです。酒とタバコと看板に書かれている店はあるんですが、現在取り扱っているのは酒だけのようです。世界的に禁煙が叫ばれている今、タバコを買う人が少なくなっているのかもしれませんね。
ここで売っていなくても乗換え先のシンガポールと最後の羽田で買えるでしょう。タバコは諦めお酒を購入しました。

もうそろそろ飛行機の乗車時間。このあとシンガポールに立ち寄って(出国はしない)シンガポール土産を買って帰ります。
帰るまでが遠足。まだ旅は続きます。

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