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ホーチミン滞在 帰国前日の正しい過ごし方

ホーチミン滞在 帰国前日の正しい過ごし方

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こちらはタンビン区、空港の比較的近くにあるファンバンハイマーケットです。ホーチミンの中心地から離れておりローカルな雰囲気のある市場。衣料品もありますが、場外市場は食材を取り扱っている店が多いです。

ベトナム滞在もあと少しとなりました。
もうこのような景色が見れないのは残念です。やはり10日程度だと行ける場所が限られてしまいますね。ホーチミン市から一切出ず、ほとんど1区の中にいました。まぁ日数増やしたところで大して変らないのですが。
でも前回ホーチミンに滞在した時よりもベトナムを味わえました。
私はバンコクに10年間の間に6回ほど行っていますが、このように繰り返し行くことでその土地の良さがわかるもんです。ベトナムも何度も訪れればさらに良さが分かるのでしょう。

比較的ベトナムは好きです。ご飯とビールが安いってのがやっぱりいいですね。中心地のレストランで食事をすると日本と大差ないですが、屋台やローカルな食堂であれば200円程度で済ませられます。いつも金額が不明なので5万ドン渡していくら返ってくるかで値段が分かる形です。ボッタクられたらそれは仕方ないですが、今のところ屋台でそういった被害にはあっていません。

インスタント麺を湯がいただけのすごいチープな店もありますが、それも日本ではありえないことなので海外旅行の醍醐味でもあります。そして案外そういったものも美味しいのが良いですよね。

こちらはブンです。どうしても海外だと肉料理に偏りがちとなってしまいます。衛生的かどうかはわかりませんが、ベトナムだと野菜が多いのが良いですよね。今回の旅ではそこまでお腹壊してないし(壊してはいた)。ベトナムは米文化なので日本人の口に合っているのもよいです。そしてタイのように辛くないのもポイント。タイ料理も好きだけど、ベトナム料理のほうが私には合っているようです。

東南アジアに旅行っていうと一昔前は中年男性が買春ツアー的なことをしに行くってイメージでしたが、今は女性も多く行く旅行先となっているようです。とくにホーチミンは他の近隣諸国に比べると治安が比較的良いです。先日訪れたフィリピンはちょっと不安がある。カンボジアやラオスもまだ発展途上段階。ミャンマーはクーデターが起きたため今はリスクがあるし、インドネシアとマレーシア、ブルネイはイスラム圏だから酒も飲めねーしちょっと雰囲気が違う。そうなるとシンガポールかタイ、そしてベトナムくらいなんです。

シンガポールは物価が高いからタイかベトナム。タイは発展しすぎている感があります。
安価に旅行が出来て治安もよく、食事も日本人にあっているところってなるとベトナムになりますよね。そして南国の風を感じたいのであれば南部のホーチミン。旅先には最適な場所なんです。

マニラトンド地区最大スラム「ハッピーランド」と「アロマ」
マニラトンド地区最大スラム「ハッピーランド」と「アロマ」

私はフィリピンをどちらかというと下に見ていました。いわゆる発展途上国でイメージがあまり良くない。衛生的で

フィリピンからベトナムに来て治安の良さを感じました。もちろんホーチミンにも治安の悪いところもあるのでしょうが、マニラのように「ホテルの外はドラクエのフィールド」みたいな状態ではなく、中心地にいればそこは街の中なんです。ちょっと危険な感じがする街に滞在するのも海外旅行の醍醐味ではありますが、そのような場所は常に気を張っていなければなりません。それがずっと続くのはストレスとなるのでホーチミンくらいがちょうどよいのでしょうね。
ただそれも変化していくのでしょう。ベトナムはスラム撲滅を目指し貧困世帯も以前と比べるとだいぶ改善しているようです。2030年には先進国入りを果たすと予想されており、緩急ある今のベトナムの雰囲気はもう見納めとなるかもしれないですね。

現在ホーチミンでは地下鉄を建設中のようです。当然建設をしているのは日本企業。地下鉄の入り口はあるものの、まだ開通していません。でも来年くらいには使えるようになるのでしょうか。このように街は変化しています。

現状でホーチミンの移動手段はバイクタクシーかバスです。バスの使い勝手が良く、値段も5000ドン、日本円で30円程度なので安く移動できます。この手のバスって使い勝手が悪いのですが、BusMapっていうアプリがあり、リアルタイムのバス運行状況や乗換案内、値段も確認できるようになっています。そのため頻繁にバスを使ってました。

こちらは空港の北側ににあるゴーバップ区です。この辺りにはベトナム北部出身者が住んでおり、北部出身者に合わせた飲食店もあるんだそう。

ベトナム北部は中国と隣接する地域で、食文化も比較的中国要素が強く出ています。国境を越えた先は中国の広西チワン族自治区。チワン族の人たちは犬肉だけでなく猫肉も食べるんだそう。そしてその食文化はベトナム北部にも伝わっているようです。
東南アジアは暑い地域ですが北部の内陸は寒く、冬は氷点下となる地域です。冬の寒い時期に猫を食べると体が温まるという言い伝えがあり、この地域では猫食文化が根付いていたそうです。ただ諸外国や動物愛護団体などから抗議が相次いだため中国をはじめベトナムでも猫肉食は禁止となっているそうです。
禁止されているとはいっても禁止されているのに性風俗店があるように、猫肉料理店も探せばあるのでしょう。
北部の人が多く住むゴーバップ区にも猫を提供する店があるそうです。

私は食べ物の好き嫌いは特になく、脚の生えてるものなら机と椅子以外なら食べられると思っています。ゴキブリはちょっと抵抗がありますが、アレも一種の海老と思えば食べられるのでしょう。そして猫は何ら抵抗なく食べれると思うんです。
私は新宿の新大久保で犬肉料理を食べました。中国吉林省の北朝鮮との国境近くに延辺朝鮮族自治州があり、そこでは犬肉を食すんだとか。それが大久保で食べられるってことだったので食べに行ったんです。獣臭くそこまで美味しい肉ではありませんでしたが、食べられました。おそらく猫の味もそんなところなのでしょう。私はネコ好きですが、好きだからといって食べないわけではありません。馬も好きだけど馬肉を食べるし、ゾウさんも好きだしキリンさんはもっと好きです。

かわいそうだからという理由で食べないのならば、豚だって牛だって鶏だってかわいそうなんです。愛玩動物だから食べないのってエゴでしかないでしょう。私は命に優劣はつけず、全て食肉とみなします。それは猫だってそうだし人間だってそう。

ハントンタイナイトマーケットの近くにそれらを提供する店があるってことでしたが当然販売を禁止されている猫肉。「猫肉屋はここだよ!」みたいな看板が出てるはずもなく、探しようがありません。グーグルマップで猫肉のベトナム語「thịt mèo」って検索をすると提供している店が何軒かあるようですがちょっと離れているので諦めました。

明日に帰るのにたいした観光もせず、猫肉を探す旅に出て途中で諦めるっていう最終日にクソみたいな過ごし方をしています。
でもこの中途半端な感じもいいんじゃないでしょうか。

今回フィリピンマニラとベトナムホーチミンを巡りましたが、何も得るものはありませんでした。でも私は旅に何かを求めているのではなく、何もせずにただ無駄な時間を過ごすことを求めているのです。今後もこのクソみたいな海外旅行、続けたいです。

次の行先はインドのムンバイにある世界最大のスラム街「ダーラーヴィー地区」のキラキラスポットを巡るか、中国の西の方、新疆ウイグル自治区の再教育収容所を撮影しに行って自ら再教育をされるか迷っています。後者は帰ってこれないかもしれませんが。

どちらも魅力的でキラキラしたフォトジェニックスポット。次の海外ももっとキラキラスポット紹介します!

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