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【昼に駆ける】長崎まで軽自動車キャノンボール

【昼に駆ける】長崎まで軽自動車キャノンボール

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九州に行くときは飛行機で。それがコロナ前の当然でした。しかしコロナ以降はできる限り人との接触を避けた方がよいということで先日車で長崎まで行きました。
感染症がどうのと言っても、そもそもこれまで普通に電車乗っているので今更飛行機や新幹線は控えたところで何も変わらないのでしょう。一応名目は「感染症対策のため」ですが、本当のところはただ行ってみたかったってだけです。

【夜に駆ける】軽自動車で高速道路の深夜割引を使って広島へ
【夜に駆ける】軽自動車で高速道路の深夜割引を使って広島へ

軽自動車は近隣を移動するための車両なので長距離移動に適していません。昔と違って性能は高くなっていますが、それでも

夜に東京を出て広島に一泊。翌日に長崎まで行きました。出発時にエナジードリンクを飲み、眠気をおさえて日が出るまでは問題なく進めました。疲れが出始めたのは兵庫を過ぎた頃でしょうか。このままノンストップで長崎まで行けると思ったのですが、急に眠気が出て途中のサービスエリアで仮眠。広島の手前で15時になりそうだったので諦めて広島泊をしたわけです。

出発したのは夜。24時を過ぎたころ。高速道路の深夜割引を受けるため夜中出発にしたわけです。最近規則正しい生活をしており夜は日付が変わる前に寝るため24時はお眠の時間なのです。それをどうにかエナジードリンクで無理やり起こしていたわけです。それでも30%割引はお得でしょ!となっていたわけですが、それがどうやら大きな勘違いをしていました。

高速道路の割引は「深夜24時から4時の間に利用」すると30%引きとなるわけで、別にETCゲートを24時過ぎに通らなくてもオーケーなんです。例えば22時にETCゲートを通過して翌6時に降りれば「規定時間に高速を利用」しているため割引が適用されるわけです。

長崎までは片道1200kmあります。時速80kmで走っても約15時間かかるわけです。つまり昼の12時に出発すれば長崎につくのは深夜3時になるため割引が適用されるというわけです。であれば...

行きますよね。題して「昼に駆ける長崎までキャノンボール」

高速に乗ったのが11時前。足柄についたのが12時過ぎです。普通の時間に起きて普通に出発しました。これであれば眠気覚ましのエナジードリンクも不要です。

浜松に15時過ぎ。

宝塚北サービスエリアには19時過ぎ。

吉備についたのが21時。やっぱりこのあたりが限界のようで眠くなってしまい一時間ほど仮眠しました。中日本のずっと静岡ゾーンも結構しんどいですが、神戸を抜けてからのずっと中国地方も長くしんどいです。車で行けるのは広島までというのは昼夜関係なく同じようです。

九州に入り福岡県の古賀サービスエリアについたのが4時前。このまま進むと長崎に到着するのは日の出前になってしまいます。ということでこちらで再度一休みをします。せっかく福岡にいるんだからラーメン食べたいけど一蘭は時間は営業しておらず。

長崎県に入ったのが朝方7時。仮眠とかせずに進んでいれば2時頃には到着するんですね。
道中は結構飛ばしていました。新東名は制限速度の120km/hで走行。一応軽自動車でも問題なく速度は出ますが、安定感ないしエンジン唸っているし、そして燃費がかなり悪くなります。トイレ休憩や給油のためにパーキングに立ち寄りましたがとくに食事はとらず、サービスエリアにあるコンビニでおにぎりを買って車内で食べました。本来であればサービスエリアの何とも言えないラーメンを食べるべきなのでしょうが、一応コロナ対策ということで(そもそも夜に営業していないため食べられませんでした)

今回二度目ですがやっぱり九州は飛行機で行くのが一番です。

せっかく長崎に来たんだからちょっとばかし観光します。

色々と問題がある諫早湾です。
堤防のところが道となっており、そこにパーキングがあります。ここ、トイレもあるので車中泊ができそうな環境ですね。

道の右側が干拓地、左側が海。右側も水ですがおそらく淡水なのでしょう。

右側が海、左側が干拓地。

諫早湾干拓事業は今から70年ほど前に食糧需給を増やすため発案。1989年に着工、2007年に完成となりました。これで農地が広がったわけですが、干潟を埋めたことにより生態系が崩れ漁獲量が減ったそうです。それにより2008年に漁民側から訴訟がはじまり未だ解決していません。
裁判の結果、閉門のままでは漁民側に毎日45万円を支払わなければならない、開門すれば干拓地で農業をしている農民側に毎日49万支払わなければならないという開けても閉めても制裁金を支払わなければならない状態になっていました。先日、漁民と国とで和解の場を設けるという話になったものの国としては非開門が前提となっているため和解協議を拒否。このまま進むと判決が出る形です。おそらく開門無効という答えになるのでしょうね。ただ高裁に差し戻したためここで判決が出てもまた最高裁に上告できるってことですよね?つまりまだまだ終わりが無いようです。
まぁ堤防ができて漁獲量は減ったり生態系が変わったりしたのでしょうが、当初の目的である食糧需給を増やすこともでき、さらには頻繁に起きていた水害もなくなったんだとか。それらを考えると閉門していた方がよさそうな気がしますけどね。この話をすると長くなりそうだし面倒なことになりそうなのでこの辺で。

観光したのがこんなところだけ!

個人的にムツゴロウを食べてみたかったのですが、どうやら長崎料理ではなく佐賀料理のようです。
もしかしたら今後この堤防の影響でムツゴロウが食べられなくなるかもしれません。でも今回はちょっと立ち寄れそうにないためムツゴロウ料理はまた今度。

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