車中泊を快適に。USB換気扇を車に取り付ける
車中泊の旅までもう少し。道中車の中で生活をするわけです。
そのために車中泊を快適に過ごせるようにサンバーに色々と工夫しています。
社内では火を使うことはありません。そのため一酸化炭素中毒になる恐れもないです。しかし人がいれば室内は熱くなってしまいます。そのために対策が必要です。
今回作成したのは換気扇です。
もう9月ではありますが、それでもまだ暑いです。
車のエンジンを切ったまま放置すれば社内は灼熱地獄。そんなところで寝ていれば熱中症となってしまいます。
夜は日が陰るから和らぐものの、朝日により熱せられてしまいます。理想はエンジンをかけてエアコンをつける形ですがガソリン代もかかるし周りにも迷惑がかかります。そのためそれ以外の方法で車内を冷やさなければなりません。
車内の空気を入れ替えればよい。
単純なことです。車の中に人がいれば温度がどんどん高くなります。36℃ちょっとの塊が狭い車内に置いてあるわけです。そのままでは暑くなります。でも空気を入れ替えれば外気温と同じになります。夏は暑いといえど地方であれば夜涼しくなります。山間部では寒いくらいになります。
恐らく多少は暑さも和らぐのではないでしょうか。
というわけで空気の入れ替えをしたいと思います。
ただ窓を開けておけば入れ替えれれるかというとそうではありません。換気をするためには「吸気」と「排気」が必要です。とくに車中泊では排気がかなり重要です。そのため排気するための機構を作ろうと思います。
【材料】
■プラスチック段ボール(900ミリ×900ミリ)
■網戸
■黒のガムテープ
■両面テープ
■5V用USB外部ファン
■携帯用充電器
車中泊の旅の出発まで残り僅か。
ちゃんとしたものを作りたかったのですが時間もないし面倒だしということで簡易的なものを作りました。
要は換気扇を使って換気する形です。
換気扇といっても大そうなものではなくパソコンのCPUを冷やすためのファンです。
車のシガーソケットは12Vですが、就寝中はエンジンを切ります。そのためそれ以外の方法で電力を用意しなければなりません。
5Vにしたのは電池式携帯用の充電器で動かせるからです。
これを換気扇として利用します。
サンバーの後部座席の窓の横幅は870ミリほど。900ミリのプラダンがあれば窓のサイズのものが十分足りるしちょっとだけ切ればよいです。
ここからは目測です。カッターできると綺麗に切れますが楽してハサミを利用しました。
プラダンの一部をくりぬき、そこに網戸を両面テープで取り付けます。さらに黒のガムテープで補強。
窓の上の部分が湾曲しているためそこが隠れるように細工。
最後に電動ファンが固定できるように余ったプラダンとガムテープを使いました。
工作時間は一時間ほど。ホームセンターの駐車場でちゃちゃっと作りました。
お手製。素人DIY。切って貼っただけ。切ったねー見た目ですがこれで換気は出来るはずです。
ファンなど込みで2,000円程度で作れます。中古のファンを使ったり、あまったPCファンがあれば、ほかの材料は500円程度で集まると思います。
もう少し綺麗に作りたかったのですが、性能上は問題なしなのでとりあえずこれでよいでしょう。
強度もあまりなさそうなんであくまでも停車時だけ取り付ける形です。車を止めた後窓にプラダンを引っかける感じでしょうか。電源は単三電池なので一日持たなそうです。USBで稼働するためポータブルバッテリーがあれば一晩動かすこともできます。またソーラーパネルがあれば日中起動させて車内温度を下げることもできるでしょう。窓を開けたままにするので防犯上の問題もありますが、プラダンの設置の仕方を考えればできなくありません。
一点だけ気になったのはファンを取り付ける場所が良くなかったというところです。
端に取り付けるとドアの隆起した部分が邪魔となります。
電動ファンは取り外しができます。そのため裏返せば扇風機にもなるのですが、ドアの隆起した部分が邪魔で取り外しづらくなってしまいました。
あと、試しに動かしてみたのですが、電池二本だと威力が弱いです。シガーソケットで動かす時との威力の差が明らかに違います。
でもこれでとりあえず空気の入れ替えはできそうです。外で室内から出る風を感じてみると生ぬるい風が出てきています。つまり換気ができているということです。臭いも籠らないしこれは取り付けておくと便利ですね。USBの換気扇は比較的安く手に入れられるので持っておくとよいと思います。
どちらにしても車中泊は木陰や標高の高いところを選んでいく形がよいのではないでしょうか。
以下のような感じで室温を下げる方法もあります。
車内温度を下げるというのはなかなか楽ではないですね。とくに車中泊の際はずっと室内に人がいるので温度が下がりづらいです。エアコンをつけるのが手っ取り早いですがそれもなんか違う感じ。多分一番良いのは「涼しい場所に行く」ということなんでしょう。気温が下がれば室内も自然と涼しくなります。記した通り標高の高いところで車中泊をするのが一番なんだと思います。