【堀之内も観光資源ですけど】「ようこそ!かわさき検定」を受けてみた
武蔵小杉に来ております。本日は「ようこそ!かわさき検定」の試験日。試験会場が小杉だったのでこちらに来ました。一応試験範囲は目を通しました。問題はなさそうですが果たしてどうでしょうか。
試験会場はこちらのマンションです。こちら側はおそらく台風被害の無かった地域だと思います。
このマンションの二階は市の施設のようです。川崎市コンベンションホールというところ。
この中が会場です。
少し早めに到着しました。朝ご飯を立ち食いそばで済ませたかったので早めに出たのですが立ち食いソバだったので時間もかからず完食。そのため開始時間の30分前に到着しました。テーブルの上に受験番号がかかれています。テーブルの数は35脚ほど。つまり試験を受けるのは35名しかいないようです。
これが川崎全体なのか、それとも北部だけなのかは不明です。でも北部だけならばわざわざ武蔵小杉ではなく溝の口あたりでやればよいわけです。つまり川崎市全体なのでしょう。
川崎市で年に一回しか開催しないテストの利用者は35名のみってことです。
現在の川崎市民は150万人。そのうちの選ばれし35名(選ばれてないけど)ってわけです。試験は一時間。事前の情報通り選択問題が35問、筆記問題が2問。100点満点で70点が合格ライン。点数の配分はわかりませんが設問の数から推測すると選択問題が1問2点で合計70点。記述式問題が1問15点で30点の計100点なのでしょう。
つまり選択問題を間違えなければ合格できるってわけです。
開始間際となり続々と集まってきます。年配の方が多いですが若い人もいるようです。皆手にはパンフレットのようなものを持っています。おそらく試験範囲が載ったパンフレット。ネットでしか見てないので実物を見るのははじめて。多分役所や観光案内所で配っているやつだと思います。本気度が違いますね。まぁ金払って受けるんだから受かるように対策をするはずです。一応こちらも対策はしたつもり。でも所詮は看板を見て気になったから受けただけの身分。
試験開始。
試験を受けるのは三年ほど前に受けた宅建試験ぶり。宅建は酷かったです。まず設問の意味が分からないので選択肢から選ぶことができない状態でした。でもかわさき検定は比較的緩い問題が出てきます。ネット上に過去問が出ていたのでそれも目を通しましたが、結構過去問と同じ問題が出題されていました。基本的には出題範囲とされているパンフレットをもとに作られているのですが、それとは別の問題も。
開催されたのが先月初めの催し物を問題として出しています。「サミット」とかそれっぽいワードを使うのが川崎っぽいと思い「全国工業夜景サミット」を選んだところ正解だったようです。もうこの辺は感覚で選びます。
銭湯の問題は出ないと思っていましたがまさかの出題。散々銭湯は川崎区にあるという話をしていたので全く迷うことがありませんでした。
あとで採点したところ35問中32問正解、3問間違い。つまり64点は確定しています。あとは6点を記述式で取れるかどうかです。
設問36は「インバウンドのため、旅行会社やブロガー、メディア等のファミリアライゼーショントリップはどこがおススメか?また食事場所も答えよ」という問題。工場見学以外となれば藤子不二雄ミュージアムとか民家園、岡本太郎美術館あたりを選べばよいのでしょう。でも、ここでブロガーとしての血が騒ぎました。
堀之内・南町をお勧めスポットとして推薦。
工場街なんてどこにでもある。藤子不二雄ミュージアムも散々メディアにも出て海外でも取り上げられている。岡本太郎美術館だってそう。そもそもパンフレットに載っているようなところは散々メディアに擦られてきているんです。観光客促進であれば絶対におもてに出てこなかったもの。それこそ遊里だった堀之内・南町でしょう。社会の恥部とされ尊厳を守るために蓋をしたわけです。外国人には一切語られなかった桃源郷。無いものは語れませんが今でも現存するんです。これこそが観光資源ではないでしょうか。
もちろん行政が大手を振って性風俗が観光資源ともいえないでしょう。でもアムステルダムは飾り窓を観光資源としました。必ずしも性風俗が悪というわけではないのです。
何を恥ずかしいと思うのか?川崎のソレはアムステルダムの飾り窓よりも古いんです。
川崎の発展は飯盛女がいたからです。江戸時代からある文化です。工業地帯なんてたかだか100年。川崎宿ができたのは400年前の話です。これこそが日本の文化、江戸しぐさってやつなんじゃないでしょうか。
今もまだその歴史は形を変えて引き継いでいます。日本国内では知られた場所ですが、世界にはまだそこまで発信されていないでしょう。先日もお伝えした通り「外国人にだってチンチンついてるんです!」
食事??知ってますか?ソープランドは出前取れるんですよ!
観光スポットに行って食事をとれば一石二鳥じゃないですか。今流行りのウーバーイーツで頼めばよいんです。外食をしない分感染症対策にもなる(堀之内は三密パラダイスですが)。新しいじゃないですか「ウーバーソープ」。川崎だとここでしかできない食事スタイルです。
観光客が集まれば税収も増える。もちろん店やキャストが税金納めているのが前提ですが、川崎を盛り上げるのであればこれも一つの手段なんじゃないでしょうか。鬼滅の刃でも遊廓編が始まります。日本のアニメは世界的にも人気。「堀之内は鬼滅の刃の舞台と同じです」って言えば外国人が集まるでしょう。恥ずかしがることはないんです。裸になれば皆一緒。堀之内で行われていることは大人が皆していることです。そこに多少の金銭が発生するかどうかです。その程度で蓋をする必要はありません。
試験開始前に「川崎環境総合研究所、かわさきエコ暮らし未来館、川崎ゼロミッション工業団地...」とパンフレットに載っていた観光スポットをずっと唱えていました。近年はエコにスポットライトが当たってるからこのあたりの観光地を書けば問題ないだろうと。産業観光を書いておけば問題なかったんです。でも、それは試験に受かるためにだけの行動です。
私は訴えたい。これは試験合格のためではなく川崎発展のため。資料にも載らない観光資源を発掘しなければならないのです。この試験は川崎市の観光資源をマイニングするためのものなのです。その掘りだしたものがウーバーソープでした。
まぁでもそれって今やらなくても合格後にすれば良い話だったんですけどね...。
設問37は全くわかりませんでした。工業地帯のナイトクルージングツアーがあるのはパンフレットをみて知っていました。でも全く興味がなかったし、これが問題に出ると思っていなかったのでスルーしていました。
だって夜景って「電気」ですよね?
電気だったら我が家にもついてるんですよ。
分からなかったんで工業地帯と羽田って書いときました。羽田は川崎じゃねぇし。
おそらく的を射てない回答なのでここはダメでしょう。
記述試験は各15点。設問37の夜景スポットがダメだったとなると設問36のインバウンドのための観光スポットで点数が取れるかどうかです。ちなみに合格不合格の通知は来ますが、何点取ったのかどこを間違っていたのかは教えてもらえません。
つまり、あれですね。
不合格ならば「ようこそ!かわさき検定」を運営する川崎市産業観光振興協議会は性風俗店を悪とみなしている、合格ならば観光資源にするのもまんざらでもないというわけです。後者ならば私も尽力いたします。
これは川崎市に対するある種の踏み絵です。果たして川崎市はその絵を踏むかどうか。答えが分かるのは4月になってから。