【サツマイモ栽培】今年もメンテナンスフリーで育てていきます【自家栽培】
ホームセンターでサツマイモの苗を購入しました。だいたい4月末から5月の上旬に売り出されるサツマイモの苗。この時期を逃すと買えないんです。
この“時期を逃すと買えない”っていうのが畑の辛いところです。毎日ホームセンターに行くわけでもなく、畑作業をするわけでもない私にとってはある意味ホームセンターガチャなんです。Sレアのサツマイモが引けるかどうかは行ってみなきゃわかんない(分かる人はわかるんでしょうが)。
ちなみにSSレアの椎茸の原木栽培の原木は過去に一度だけホームセンターで売っていたのを見たことがありますが、それ以降見かけておりません。時期がいまいち不明なんですが植菌するのが3月頃が良いらしいので年明けくらいに売っていたのでしょうかね。つまりキノコ栽培はまた来年ということです。
個人的には安納芋のようなねっとりサツマイモを育てたかったのですが苗が紅はるかしかありませんでした。でも紅はるかも安納芋と同様に密たっぷり系の芋の品種のようです。しかも名前の由来が“安納芋よりもはるかに甘い”ということで紅はるかの名がつけられたんだそう。つまり甘いってことですね。それであればこれでOKです。
苗の量は25本×2束。計50本あります。絶対に畑のサイズに収まらない量を買ってしまいました。
毎回そうなんです。足りなかったらどうしようという気持ちで多めに買っちゃうんです。25本でちょうどよいのに倍の量買うから無理くり植えるんです。これもホームセンターが遠いというのが理由です。「足りなかったからまた買いに行こう」ができないのはやっぱり辛いですね。
30㎝ずつに植えていくとして10苗植えて3メートル。それを5列作る形でしょうか。
だいぶ狭い感じです。30㎝間隔ではなく狭くなってしまいました。植える場所がもう少し広く取れたらよかったんですが、土が足りなくて狭くなってしまいました。これでもどうにかして頑張って広げたんです。足りない土に関してはとりあえず深く掘ってその土を使いました。
1平方メートルの土を用意するためにはどうすればよいか?50cm四方で2m深く掘ればよい。25cm四方で4m掘ればよい。一箇所だけ深く掘っていけばそこの一部分だけへこむだけで土が用意できるわけです。
土は地面に無限にある。それを集めればよいだけ。
最初は山の上から削って持ってくるということを考えていたのですが、それが不要だとわかりました。とりあえず掘れるところまで掘ってみる。
一部分深い穴ができましたがこれで畑の土を増やすことができました。開いた穴は刈った草とか突っ込んでいけば自然と土に変わるでしょう。そうすれば元通りになるってわけです。地球は大きなゴミ箱です。ここに雑草をどんどん入れていきましょう。
前回のサツマイモの時は立てに植えました。苗を立てて植えると芋の収穫数は減るが、一個一個の芋の甘みが増すということでした。前回はそんな感じで植えたのですが、そもそもまともに収穫すらできなかったわけです。
サツマイモはメンテナンスフリーだということでしたがそれはウソでした。全然育たねぇし、まったく収穫もできませんでした。甘みがどうのとかそういう次元のお話ではなかったわけです。今回は質よりも量を選びます。そのため斜めに植えていきます。
このように斜めに植えると苗の節から根っこが生え、そして芋ができるということになるようです。だいぶ萎れて今にも死にそうな苗ですが、昨年植えた時も最初はこんな感じでした。今回50本植えましたが、次来る時までに命の選択が行われているんだと思います。
生きられるのは体力があり健康的な苗のみ。不健康な苗はここで枯れてしまうのでしょう。まさに今の世界情勢と同じようなことがこのサツマイモの畑で行われているわけです。
そしてこれより気を付けないといけないのが鳥獣被害です。気を付けるも何も神に祈るくらいしかできないんですが、このあたりは猿も多くいます。畑はネットで囲っていますが猿はネットを越えて畑に侵入します。猿は苗を引っこ抜くんです。しかも一箇所だけではなく全部引っこ抜いていきます。芋ができていれば一口かじって次の苗を引っこ抜くという非道を繰り返すんです。昨年はそれで苗を半分以上やられました。
去年末くらいから役所が付近の山林の木を切っていたため動物が静かです。おそらく危険を察知して別の場所に動いたのでしょう。役所が木を伐採した理由は防災や鳥獣被害の軽減なんだと思いますが、時間が経てば元通りとなります。今は獣が少なかったとしても秋頃にはまた現れるんでしょうね。これより動物との戦いが始まります。
電柵を設置しても猿は避けて乗り越えてくるようです。狼の臭いで近寄らせないようにする方法もあるようですが、これも子供の猿には効果が無いようです。蛇を怖がるようなのでそれを模したものが効果があるようです。それと音ですかね。定期的に音が鳴るヤツを設置してもよいかもしれません。この鳥獣被害対策は今後考えていきたいと思います。