【リンゴは何も言わない】弘前城と弘前市りんご公園【サクラ咲かない】
青森駅のすぐそばからカーフェリーが出ていてそこから北海道に渡れるんだとか。函館から北海道を時計回りに回る旅。出発当初は東北だけしか考えていませんでしたが、そのまま北海道を回るってのもいいんじゃないでしょうか。一周回るとなるとかなりの日数が必要です。追加で二週間は考えておいた方がよさそうです。
しかし車で海を渡るのに必要な費用は片道14000円かかります。都内と札幌の片道飛行機がだいたいそれくらいの金額。それであれば東京から北海道に行った方が良いですよね。東京から行く場合車をレンタルしなければなりません。その分費用は高くなります。それに比べれば安いけれども、多分北海道にこのまま渡っても函館か札幌まで行って「やっぱやめたー」って帰ってくるだけだと思うんです。北海道を回るにはそれ相応の心意気ってのが必要なのでしょう。
そもそも青森で寒くて雪だらけなのにこれ以上北に行きたくない!北海道に行くのであれば、夏に限りますな。というわけでフェリーは使わず青森市から西へ向かいます。
弘前に到着しました。道中どっかの店に入って食事をとろうと思ったのですが青森から弘前に行く間はとくにお店がありませんでした。そのまま弘前市内に入り現在「弘前市りんご公園」というところにいます。
こちらではリンゴ畑が見れるんですが当然ながら枯れ木があるだけです。
それよりもこの山、美しいですね。岩木山という独立峰なんだそう。富士山っぽい感じです。実際に地元では「津軽富士」と呼ばれているんだとか。今は冬季閉鎖のようですが4月中旬になれば津軽岩木スカイラインが開通し8合目まで車で登ることができるんだそう。そしてそこからリフトで9合目まで登ることができるんだそうです。
つくづく感じていますが、雪山に興味がないのならば東北は冬よりも夏に来ないと本来の楽しさを味わえないようです。ねぷた祭りも8月ですし、恐山も冬場は登れないのでむつ市のほうには行きませんでした。夏にもう一度リベンジしなきゃダメですね。
弘前市りんご公園ではシードルが売っているのでそちらを購入しました。本日の晩酌はシードルになります。道の駅のようなところでお土産品が多く置いてありました。どれもリンゴに関係するもの。お菓子もあるしシードルもある。アップルブランデーもありました。これがほんとのアップルストアです。
レストランもありましたがこちらで食事はせずに弘前の中心地に移動したいと思います。
りんご公園がありリンゴ畑があり、シードルもある。弘前市はりんごの生産量は全国一版で20%を占めるそうです。そりゃなんでもリンゴの形にしてしまうわけです。りんご公園の食堂もリンゴを使った料理が多くありました。
正直なところ、そこまでリンゴに魅力を感じていません。アップルパイ、タルトタタン、アップルジュース。加工されたリンゴは好きですが、果物として食すリンゴはそこまで好きではないんです。不味くないんですが買って皮向いて食べることをしてきませんでした。果物を買うとするならばイチゴやミカン、バナナ。夏場は梨かスイカ。リンゴってなんかモソモソしてて食感があまり良くないんですよね。たぶん、おいしいリンゴを食べてないからなんだと思います。弘前にいれば美味しいものに出会えるのでしょうね。
といいつつガストで食事を済ませます。ガストに併設されている「から好し」のから揚げを使った定食です。はじめて食べましたがこれ結構うまいです。ファミレスのから揚げってべちゃってしていますがこちらのはカラッとしています。ガテン系の若干茶色に偏っていますが、これはアリですね。
さて食事も済ませたので弘前市の観光名所である弘前城に行きましょう。
弘前城は東北で唯一現存している天守閣の一つです。弘前に寄ったのも弘前城があるからです。まだ昼過ぎなのでゆっくり見てまわれます。
お堀は現在絶賛工事中のようで石垣を組みなおしているようです。周りに雪が残っているので冬季は作業ができないのでしょう。雪が解け、もうじき作業が開始されるのでしょうね。
この橋を渡った先が天守です。若干見えていますね。
こちらが弘前城の天守閣です。現存天守12城の一つです。三階建てくらいでしょうか。
白鷺城のように規模の大きな天守ではないようです。弘前城くらいのサイズが普通の大きさで白鷺城はでかすぎるんです。むしろこれくらい小さい方が利便性があるのでしょう。
あと、ここに来るのであれば桜の時期なんでしょう。弘前の枝垂桜は有名で、桜のピンクと城の色がマッチするんだと思います。現在は枯れ木に囲まれた城です。つくづく東北に来る時期が悪かったと後悔。道が閉鎖されていたりするのはわかっていたんですが、雪がないのであれば問題ないと思ったんです。
雪とか関係なく弘前城は4月にならないと入れないようです。ここに来るまで天守は冬季閉鎖みたいな看板が出ていたのは見ていたんですが理解できていませんでした。だって城の中、雪降らないでしょ?道も整理されて城の目の前までこれています。なぜ閉めちゃうんでしょうか。
まぁでも城の中見たってなんも感じないので別に良いんですが。
本来本丸内は有料なんですが天守が冬季閉鎖期間は無料なんだそうです。つまり無料で城の外観を近くで見れたってわけです。無料で外観が見れてラッキーだと思うしかない。
これ、現存天守閣を回ったって言ってよいですよね?
丸亀城だって中入らずに外観撮影しただけでしたからね。世界遺産もですが現存天守閣もなんだかんだで回っています。
こちらは津軽為信(つがる ためのぶ)という方。名前の通りこのあたりをおさめていた人です。弘前市の人も慕っているのでしょう。
超城合体タメノブーン。名前の通り「為信」から名をとったご当地キャラ。
白い方が悪役にしか見えない。調べてみたら白い方は雪をもたらす「雪将軍」という悪役でした。タメノブーンは右側の方。二人仲良く並んでるから仲間かと思ったら敵と味方でした。
敵の顔の部分を穴開けてるってどうかと思うんですが。
ホテルにチェックインした後、弘前市内を歩き回りたいと思います。どうやら弘前にはちょんの間があるとかないとか。