山林生活

遊郭、赤線、特殊浴場と変貌を遂げた別府温泉郷

遊郭、赤線、特殊浴場と変貌を遂げた別府温泉郷

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別府に到着しました。

駅前にある油屋熊八の銅像です。普通の温泉地だった別府を観光地化し、大分県を“おんせん県”とした第一人者です。
亀の井ホテルの創業者(ちなみに車中泊の旅の時に亀の井ホテルに宿泊しました)。この方がいなければ今の別府は無かったのでしょう。

駅降りたところにすでに温泉があるんですよね。源泉かけ流しの手湯。

別府にはこのように公衆温泉がいくつもあるんです。こちらは200円で入れるようですね。せっかく温泉地にいるのでどこかに入っておきたいですね。でもまずは温泉に入る前に町探索をしたいです。

いわゆる温泉地にある商店街です。熱海とかにもこういったところありますよね。住んでいる人と観光客が使えそうな店がごちゃごちゃとあります。
温泉地といえばストリップ小屋があるもんですが別府にはなさそうです。いや、昔あったようですがこの街には好まれなかったようです。その当時は人気だったとしても慰安旅行の余暇で行くような場所ですからね。今同じことをすればセクハラで訴えられる可能性もあります。そもそも温泉地にきてストリップ行こう!って考える人はヤバイヤツでしょう(熱海で行った経験あり)。どちらかというとファミリー向けや訪日外国人向けにシフトしてるんじゃないでしょうか。

ただコロナが落ち着いたとはいえ外国人観光客は来ません。また日本人もまだまだ旅行をする気持ちになっていません。おそらくGOTOトラベルキャンペーンをやると思うのでそしたらまた混みだすのでしょう。

スナックが多いです。東京もこういったところがありますが地方って規模がでかいんですよね。そのためすごく目立ちます。この手のスナックは地元専用ですかね。観光客が外で飲むこともあるでしょうが、なかなかこの手のスナックの扉を開けるのは勇気がいります。無料案内所はありましたが、ああいうところだとスナックではなくキャバクラやラウンジを紹介されるんでしょうね。

こちらは八坂レンガ通り。多分立ち飲み屋とかが集まる昭和な感じの飲み屋街でしょう。

フイリッピン料理!

むかしセブ島に行ったときにフィリピン料理を食べたことがありますが、中華料理っぽい感じで美味しかったんですよね。東南アジアの料理って甘いか辛いか酸っぱいかのどれかですがフィリピンのは少し違いました。別府にきてフィリピン料理はなかなか食べないですよね。地元の人が来るような場所なのかもしれません。

もっと小汚い横町をイメージしていたのですが小綺麗ですね。

この看板は昭和な感じです。

スナックと焼き鳥、串カツ屋、あとはフィリピン料理。

この街もネコが多いですね。

なんか、左側の方に竹瓦温泉ってのがあるようなのでそちらに行ってみましょう。

お風呂のイメージがちょっと違う!

この狭い路地に怪しい看板。これ、夜来たらもっと怪しくなりそうですね。

スナックもあるんですが本当ちゃんとしたスナックなのか疑うレベル。路地が狭いから余計怪しさがあります。
おそらく消防法&風営法で建て替えることもリフォームも厳しい所っぽいです。
小綺麗にしている店もありますが、比較的朽ちてるところが多いです。

こちらは多分閉鎖されているようですね。

看板はキレイだけど建物は古い。

世界的に有名な温泉地で家族連れも多いところですが、ぜったいに入っちゃいけない路地ですよね。外国人からしたらこれらの店はどのように映るんでしょうかね。「特殊浴場」を翻訳すると「Special bath」。スペシャルならそっちの方がイイヨネ!ってなりそうですけどね。まぁ実際に「おスペ」があるお風呂屋さんなんですが。

竹瓦温泉が中心にあってその周りにお店が集中して流川通りの向こう側まで広がっています。この絵図を見る限りだいぶ広範囲に広がっています。この手の店は○○町に限り出店を許可とされることが多いです。この絵図通りであれば竹瓦温泉のある元町ととなりの楠町まで広がっています。まぁ広いといっても200m四方の中にすべてがおさまっているようです。
おそらく店舗型で届出されているところはここに載っていると考えてよいでしょう。

って思ったけど先ほど見かけたビーナスもアンジェも地図には載ってませんでした。

流川通りの反対側、楠町です。遠くにゆめタウンが見えますがその手前ではバニー姿でお出迎えと思いっきりでかく書かれた文字が見えます。

こちらは寿温泉。見た目はただの一軒家ですが温泉のようです。市外在住の人は300円で入浴可能です。
この辺が楠遊廓と呼ばれるところだったようです。付近には元遊郭だったであろう建物とか、

現在でも現役でやっているお店とか、そういったのがあります。

こちらは町内に飾ってあったこのあたりの地図です。場所は竹瓦温泉界隈。
時代は明治34年と書かれていましたので今から120年前の別府の様子です。

こっちは楠木町です。

ここに先ほど通った寿温泉の文字がかかれているのが見えます。
現在の地図と照らし合わせてみると特殊浴場のところは昔旅館だったというのがわかります。
現在「バニーコレクション」があったところは「旅館紙屋」となってます。

この辺は竹瓦温泉があるので付近は旅館だらけだったようですね。
それ以外のその手の店があるところはバーだったり洋品店だったりとバラバラ。こうみると特殊浴場は古くから続く歴史ある店ってことですよね。こうやって昔の地図と見比べるの楽しいです。

さて、せっかく別府にいるので風呂に入らないのはもったいない。ということでこの近くに入ろうと思います。行くのはちょっと特殊なところへ。

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