洗練された品川駅港南口の異質な空間!?芝浦屠場と港南商店街

本日は品川駅に来てます。
こちらは品川駅の自由通路です。
ちょうど出勤時間帯。そのため多くの人が品川駅を利用してます。
一日80万人近い利用者がいる品川駅。新幹線で関西方面 京急線で羽田に行ける、品川は交通の要衝です。
多くの旅行者やビジネスマンが利用するため世界トップテンに入る利用者数なんだとか。羽田空港に行く際に、また新幹線に乗り換える際も品川は利用します。
このように利用しますが乗り換えで利用するだけで駅を降りることはあまりありません。私はプリンスホテルに泊まるのに降りたくらい。そもそも品川は遊びに来るところではないんです。

駅東側はオフィス街になっている品川。
品川のイメージはオフィス街。そのイメージができたのは2000年以降、2003年に新幹線の駅が開業。それくらいの頃から駅東側が開発されました。それ以前は品川って微妙な駅だったんです。駅東側は開発されてこなかったエリア。古くは港南口側は海の中だったそうです。
品川駅ができたのは1872年。
当初は品川宿の辺りに駅を設置する予定でしたが反対などがあり鉄道用地を確保できなかったため湾岸沿いに駅が設置されたそうです。駅が設置されると海が埋め立てられ倉庫が立ち並ぶエリアとなりました。また住居がない地域のため忌み嫌われた施設が品川に集まりました。1931年に下水処理センターが1938年に芝浦屠場が設置されます。

長らくそれらの施設しかなかった地域でしたがオフィス街に変わりました。
きれいな街並みです。かつてのイメージはなくなり洗練されたオフィス街に生まれ変わりました。
交通の便も良い品川。大手企業が品川に集まるのでしょう。
企業があるということはそこで働く人がいる。
多くのサラリーマンが働く品川。ってことはサラリーマンの聖地的なのあるかな?
駅前にある港南ふれあい広場を抜けた先、怪しそうな路地があります。

品川駅港南口を出て港南ふれあい広場を抜けた雑居ビルがあるエリア。
高層ビルが密集する駅前にぽつんと現れるおしゃれな街品川とは言えないような開発から取り残されたエリアがあります。なんか夜遊びスポットがありそうな雰囲気。路地なのかビルの隙間か悩むくらいの小道。こちらは品川駅前港南商店街です。
新宿思い出横丁、渋谷のんべえ横丁。
そんな街を彷彿とさせる品川のオフィス街には異質な空間。洗練された街とは違い昭和の雰囲気漂う街並み。
サッカーコートの半分くらいの敷地に雑居ビルが複数立ち並ぶ。
入居する多くが飲み屋。ここは50軒以上の店が軒を連ねる品川で一番の飲み屋街です。

こちらの飲み屋街は戦後にできたそうです。
お話しした通り港南口は 開発から外れたエリアでした。

こちらは終戦後の衛星写真です。
飲み屋街の原型がここに映ってます。なんとなく闇市っぽい雰囲気のある感じがします。
周りは工場しかなく品川駅は遠いです。

こちらは1970年頃の様子です。
この頃も駅は遠い感じ。工場街の様子は薄まりつつありますが品川駅の西側と比べると別の街のようです。

こちらは1990年頃の様子です。
少しビルが増えてますが品川って感じがしません。

こちらは現在の様子です。
30年で町の雰囲気が一気に変わりました。近代都市って感じに生まれ変わってます。
でもこの飲み屋街は昭和の頃から変わってません。
都市開発から外れた飲み屋街。
でもこの雰囲気は嫌いじゃありません。かつては屠畜場や下水処理場で働く人たちが呑みに来てたのでしょう。港南口で働く人たちの憩いの場だったのです。それは現在でも変わらず同じで港南口で働くビジネスマンたちの憩いの場。今も日が落ちネオンが灯るころ、この界隈で働く人が集まるのでしょう。

思い出横丁のような駅前港南商店街。
比較的ホルモンを扱う店が多めの感じ。
飲み屋街には普通に ホルモン屋はありますが屠畜場そばの飲み屋街。日本一新鮮なホルモンが提供されてるはずです。しかも客の中には屠畜場で働く肉のプロがいます。下手なもんは出せないでしょう。美味いに決まってます。

居酒屋が多めの飲み屋街。
でもパブやスナックにガールズバーもあります。

リザーブ・VSOP飲み放題。
最近じゃウイスキーか怪しいものが出回っておりこの手の飲み屋はその怪しい酒しか飲めません。でもこちらはリザーブとVSOP。サントリーが気軽に飲める店なのでしょう。

ガールズバーは4軒くらいあるでしょうか。
品川ってその手の店が少なそうですがあるにはあるんですね。まさに品川駅港南口の憩いの場です。

飲み屋街同様にこちらも異質な建物です。
こちらは屠畜場「東京食肉処理場」です。かつては芝浦屠場と呼ばれたところです。
仏教の思想から江戸時代は禁忌とされてた獣肉食。実際は普通に食べられていたようですが表向き禁止だったため屠畜場はありませんでした。最初にできた日本の屠畜場は1867年。来日する外国人向けに開設されました。

明治になり食肉が一般化されると築地、麻布、三田、千住、浅草などいろいろな地域に屠畜場が開設されます。しかし匂い問題などがあり反対運動もあったそうです。そのため1936年に芝浦屠場を設置し都内に点在してた屠畜場を順次閉鎖しました。つまりこちらは90年の歴史があります。
現在は離島を除く東京ではここにしかなく日本最大の屠畜場です。
屠畜場は6年前に訪れています。
日本橋から京都へ 東海道を巡る五十三次の旅。道中最初に立ち寄ったのがここでした。
立ち寄った理由はここで昼食を食べたかったから。
同処理場内には定食屋があるんです。東海道五十三次 最初の宿場は品川宿。それならば品川に立ち寄るべきでしょ。
当時は屠畜場がなかったけど幕末には宿場で桜鍋が提供されてたようです。
宿場で文明開化の味、楽しみたい。って思って立ち寄ったわけです。
ちなみにその定食屋は朝から営業しています。ちょうどお店が開く時間。せっかくなんで本日もここで食べていきます。

食肉処理場正門を入って左手すぐのところ。
知らなければわからないところに店があります。敷地内なので従業員しかこなそうな店ですが一般人の利用も可能です。私はお店が開く7時過ぎにここに来たのですがさすがは市場。すでに仕事終えて飯を食べに来てる人がいます。朝から好評の定食屋さん。職員がここで食べてるってことはこの店は間違いない味なのでしょう。

定食屋は食肉処理場内にあります。
場内はいろいろな理由で撮影禁止ですが料理の撮影許可はもらえました。
定食屋なのでラーメンやカレーなんかもあります。でもこちらは食肉処理場内の定食屋。そのため肉っけのある定食が多めです。とんかつ・唐揚げ しょうが焼き。何を食べるか悩んじゃいますがやっぱり肉でしょう!!

ってことで名物のモツ煮定食を注文しました。
アルミトレーに入れられた定食。
社員食堂みたいな雰囲気。食肉処理場敷地内にある定食屋。
処理場内でつぶされた肉を直接ここに運んでくる。そりゃ提供される肉は日本一新鮮のはず。そして客のほとんどが屠畜場で働く肉のプロ。肉に精通した人に提供する肉料理。ソレがまずいはずがありません。

スジ煮込みともつ煮込みと生たまごに味噌汁。
さすがは食肉処理場敷地内の定食屋。野菜要素ゼロの肉で米食えスタイル。
ちなみに味噌汁の中にもモツが入ってます。
スジもホルモンも柔らかくて臭みがない。働く男の飯って感じで味が濃い目でおいしいです。

味が濃いのでご飯が進む。
ちょっと白飯が足りないかも。ごはん大盛りにしておけばよかった。
朝から食べるようなラインナップじゃないですがここでは朝から働いてる人もいます。仕事終わりにここで飯を食うのでしょう。こちらではアルコールも提供してます。本日は飲みませんでしたがモツをあてに一杯。そういう楽しみ方もここではできます。
私はどこに行っても大体ビールなんで居酒屋じゃなくていいんです。
町中華で一杯やるのも好きだし定食屋で一杯やるのも結構好き。ハムエッグをアテにビールを呑む。こちらはそういう使い方ができるようです。まさに品川宿で酒を飲む感じでしょうか。
ちなみにこちらの屠畜場の住所は品川区ではなく港区です。そしてここは品川宿とは関係ないところです。
宿場の雰囲気味わいたい。最初の宿場は品川宿とか言ってたけどただ屠畜場で食事しただけだった。








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