チャンギ空港でトランジット。空港内で時間つぶし
チャンギ空港に到着しました。チャンギ空港はアジア最大のハブ空港。そのため空港内には色々な施設があるんだとか。次の飛行機まで6時間ほどあり、搭乗時間を差し引いても5時間はのんびりできます。そんなわけでシンガポール、満喫したいと思います。
前回チャンギ空港に立ち寄った際は到着が遅れたため30分しか時間がなく、どこにも立ち寄れませんでしたが、今回は色々見て回れるでしょう。
こちらがチャンギ空港の地図です。ハブ空港としてはアジア最大、世界でも8番目に大きな空港です。現在チャンギ空港は第一、第二、第三、第四ターミナルまであります。第二ターミナルは拡張工事中、2024年には第五ターミナルを建設するようなのでさらに大きくなるようです。ちなみに第二ターミナルの拡張工事は大手ゼネコンの竹中工務店が受注しており、第四ターミナルも最初に作られたチャンギ空港第一ターミナルも同社が受注していました。日本の技術が評価されているのか、それともバラマキ系の何かなのかは不明ですが、日本企業が世界で活躍するのはよいことです。
飛行機が到着したのは第三ターミナル。ベトナムのホーチミンに行く飛行機は第二ターミナル。そのため移動が必要です。
チャンギ空港は第一から第四まで分かれてますが、各ターミナルは敷地内を走る無料のシャトルバスもしくは鉄道で行き来出来ます。
第一と第二、第三ターミナルは徒歩でも移動できるようになっています(現在工事中のため第二・第一間の連絡通路は閉鎖)。第四ターミナルはつながっておらず移動手段は連絡バスのみ。移動時間は9分ほど。
バスで移動するため第四ターミナルに入る際は手荷物チェックとパスポート、搭乗券の確認をされます。その際にペットボトルの飲み物を持っていると回収されます。
2017年に竣工された第四ターミナル。できてからまだ6年しか経ってないためかなりきれいです。時間帯なのか利用者はまばら。第四ターミナルに就航する飛行機会社はキャセイパシフィック航空、セブパシフィック航空、春秋航空、エアアジア、ベトナム航空、大韓航空で日本からの直行便はありません。そのため日本人にはなじみ薄いターミナルのようです。そもそも第四ターミナルに移動するためには連絡バスを使わなきゃならないし、ターミナルに入るのに手荷物検査をいちいちしなきゃならない、さらにはターミナルに行く理由も空港係員に伝えなきゃならないのです。行く理由は「ショッピング」といえばいいだけですが、これが結構面倒。私も時間を持て余していなければわざわざ第四ターミナルには行かなかったでしょう。
写真の奥がチェックインカウンターですがほぼ使っている人がいません。チャンギ空港はハブ空港なので乗り換え客が多く、シンガポールから出国する人は少ないのでしょう。
基本的に各ターミナル内にある飲食店、お土産品、ブティックは似たり寄ったりです。現在第二と第一が改修工事中のため店が限定されていますが、通常通り営業している第三ターミナルに行けばゆっくり過ごせるのでしょう。プライオリティパスがあればラウンジで過ごせるのでしょうが、私はなんちゃらパスってものは所持しておらず、ただただベンチで時間が過ぎるのを待つしかありません。乗換え待ちでベンチに横たわっている人を多く見かけます。とくに格安航空はアクセシビリティが悪く乗換えに時間がかかるものも多いです。そのため空港で一夜過ごすとかそういうのもあるんだとか。お金で時間を買う、なかなか難しいですよね。
ペソが少し余っていたのでシンガポールドルに交換しました。空港内ではシンガポールドルのほか、米ドルやユーロ、日本円も利用できる店があります。また基本的にクレジットカードが使えます。カードも米ドルも持ち合わせていますが私が利用しようとしたカフェが現金のみでしかもシンガポールドルのみだったので仕方なく両替。次にフィリピンに行くのは大分先になりそうですからね。とはいってもシンガポールドルも次にいつ使うかわからないかも。
ちなみにこちらにフィリピンペソがあります。このフィリピンペソは20年前の旅行で「フィリピンにまた行くときのためにとっておこう!」とずっと持っていたやつです。今回の旅行で持っていく予定でしたが、どうやらフィリピンでは2010年に紙幣が変更されたそうです。それ以前に作られた紙幣は2015年末以降は使えなくなりました。つまり、これはただの紙切れとなってしまいました。もうこれの使い道は料亭に行って「どうだ明るくなったろう」と燃やすくらいしか使い道が無いようです。
大事に取っておいても次があるかどうかもわかりませんからね。海外の紙幣については米ドルとユーロ、それとタイバーツだけ残しておけばよいでしょう。
チャンギ空港にはジュエルっていう観光スポットがあります。敷地内に滝が流れキレイなんだとか。しかしそこにいくためには出国しなければなりません。どうやらトランジットで乗り換えに6時間以上かかる場合は無料のツアーに参加できるみたいです。私も6時間ほど空きがあったのですが、ツアー参加の受付時間が10時30分まで。私が空港に着いたのが10時40分だったのでそれに参加できなかったんです。
色々回りましたがとくに何もすることなく6時間ずっと待っていました。
しかも機内で朝ごはんが出たし、ホーチミン行の便でも夕飯が出るようです。そのため空港で食事もとりませんでした。つまり何もせず第三、第二、第四、第一ターミナルを巡り、以後は空港内のソファーでじっと時間が過ぎるのを待つだけでした。クソみたいな空港待機。これだったら早い便で次の目的地に行けばよかったです。
トランジットで別の国の空港が味わえる!
味わえるが、別に特記すべきことなし。やってることは新宿から羽田に行くのに品川で乗り換える際に駅構内を探索したのと同じ。私は品川駅構内に6時間もいたわけです。そりゃ飽きますよね。ターミナルが四つあるといっても売ってるものは同じ、店も同じなんです。わざわざターミナル間を移動しなくても充分なんです。まぁそういうのが好きな人にはいいのかもしれませんが、私はそこまで好きではありませんでした。しかも物価が高くてなんも食べれなかったし。唯一の救いはネットがつなげたことです。アジア最大のハブ空港でやってることは家にいるのと同じ。
これより、ホーチミンに向かいます。