山林生活

途中降機で二カ国巡る マイル特典航空券の賢い使い方

途中降機で二カ国巡る マイル特典航空券の賢い使い方

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私は2019年ころからキャッシュレス生活に切り替えました。それ以前はニコニコ現金払いが主でカードはネット決済くらいでしか使っていませんでした。最近は財布も持たずスマホ決済が日常。現金を使うのは銭湯に行くときと神社のお賽銭くらいになったでしょうか。

スマホ決済もクレジットカードに紐づけしています。カードを使用すると貯まるのがポイントです。私は貯まったポイントをANAのマイルに変換してます。そうすることにより一年に一回程度海外に行けるのです。

フィリピン料理はリアルマニラで!フィリピン名物「パレス」
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竹ノ塚の東口側にはフィリピン人街が形成されています。 リトルマニラと呼ばれ街の中にはフィリピンパブやフ

今回の旅もマイルで行きました。もともとはベトナムに滞在するだけの予定でしたが、ベトナムはビザなしの場合15日間しか滞在できないのです。それ以上の滞在は観光ビザの取得が必要です。せっかくマイルをためて旅行に行くのに二週間しか滞在できないのは少しさみしいです。かといってビザ取得は面倒。

そのため裏技をつかいました。

【ラオス】トランジットって簡単?第三国を経由して海外に行ってみた
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寒い朝です。 これよりバンコクを経由してラオスに向かいます。9時間ほどの長旅となります。人生初の第三国経由

例えばマイルで東南アジアのラオスにも行けます。しかしラオスには直行便がありません。一般的にはタイでトランジットするのでしょうか。私がラオスに行った際もそのルートを使いました。このように第三国を経由して行く国もあるのです。ってことは、タイにもある意味立ち寄ってるわけです。
それであれば韓国を経由して台湾に行き、その後タイに行ってシンガポールを経由してベトナム入りをすれば5か国回れるってことになるんです。当然そんなことされたら航空会社もたまったもんじゃないため規制があります。トランジットができるのは目的地に行くまで片道二回までOK。またストップオーバーは旅程で一回限りOK。

今回はこのストップオーバーについてお話します。

ストップオーバー、日本語に訳すと途中降機というもので目的地以外の第三国に24時間以上立ち寄ること、いわゆる途中下車みたいなものです。特典航空券ではそれが認められてます。トランジットの場合は乗り換えなので出国はせずに空港内しかいられませんが、ストップオーバーは出国できるんです。せっかくのマイルです。飛行機代を負担してくれるのであればいろんなところに行きたいですよね。ストップオーバーであれば二か国いけるわけです(色々と条件あり)。

そして私はフィリピンとベトナムを選びました。この二か国を選んだのは理由があります。それは必要マイルとサーチャージの高騰です。

特典航空券は国によってマイルが変わるのではなく、地域によって変わります。東アジア、東南アジア1、東南アジア2、オセアニアなどなど。このように行く地域でマイルがかわるのです。例えば韓国と台湾の場合、距離的には韓国の方が近いですが、マイルは同額です。遠方になれば支払うマイルが高くなるわけですが、フィリピンとベトナムは同じ地域で同額マイルでした。ベトナムの隣のカンボジアはタイと同じくくりのようです。

マイルはこのように地域に分けられていますが、サーチャージは燃料費。そのため距離で金額が変わります。
ウクライナとロシアの戦争以前はサーチャージがかからない、またはそこまで高くありませんでした。しかし戦争により原油価格が高騰。東京からバンコクへ行くのに飛行機代のほか片道3万円、往復6万円もかかります。おそらく以前のLCCであればこの金額で渡航してお釣りが出たでしょう。それだけ旅費が高くなっています。ただ、ここにも抜け道があるのです。
サーチャージの金額は一律ではなく航空会社によって決まっており、安いところもあれば高いところもあり、さらにはかからないところもあるのです。つまりサーチャージが不要の航空会社を使えば安く移動できるってわけです。

ANAのマイルはスターアライアンスメンバーの航空会社であれば利用できます。アジア圏でサーチャージがかからない航空会社はシンガポール航空のようです。観光大国シンガポール、不明瞭な価格設定を避けたかったのでしょうか。シンガポールではサーチャージの別途請求が禁止されているんだとか。飛行機代にサーチャージが組み込まれているのですが、私はマイルで行くのでなんら問題ないのです。

そんなわけで今回のルートは羽田⇒マニラ⇒シンガポール⇒ホーチミン⇒羽田となりました。マニラからホーチミンまでがシンガポール航空のためサーチャージがかかりません。つまりサーチャージがかかるのは羽田⇒マニラとホーチミン⇒羽田の二つだけ。サーチャージは距離によって金額が変わるのでホーチミン⇒羽田のほうが羽田⇒マニラよりも距離があるためサーチャージが高くなります。つまりホーチミン羽田を往復するよりもマニラを経由した方が値段が総費用が安くなるんです。

あくまでも目的地はベトナムのホーチミン。そこに行くためにマニラとシンガポールを経由するわけです。フィリピンはビザなしで30日間滞在できるため途中降機のフィリピンを多めに、シンガポールでは空港を満喫。そして目的地のベトナムに行く形にしました。

今回はサーチャージの関係で同じエリアのフィリピンとベトナムにしましたが、サーチャージを意識しないのならば色々なルートが選択できます。ただマイルが使える機材は限定されているため、自由自在ってわけではないようです。本当であれば台湾にも立ち寄りたかったのですがそのルートは選択できず、また日本への帰宅先を福岡か那覇にしようと思ったのですがそちらもできませんでした。
途中降機は認めているものの、推奨しているわけではありません。そのため旅程検索システムが思うように働かずルート探しはかなり労力を使います。でも旅の日程を決めるのも旅の醍醐味の一つ。またマイルが貯まったら違う国の違うルートを探してみます。

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