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中国トランジット観光。上海リニアに乗ってみた

中国トランジット観光。上海リニアに乗ってみた

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今回の旅は香港、台湾を巡りました。これより日本に戻るのですが直行便で帰らずに上海を経由して帰ります。直行便のほうがめんどくさくないんですが、今回の旅行はマイルで移動しているのでいろんな国に立ち寄った方がよいじゃないですか!ってわけで上海でトランジットします。

台湾の到着は桃園空港でしたが出発空港は松山空港。松山空港は規模が小さいですが台北中心地から近いのが良いですね。

フライト時間は一時間ちょっと。食事が出ないかと思ってましたがちゃんと出ました。こちらはシチュー的なヤツ。

台湾から中国上海へ。同じ中華圏で台湾・中国ともにどちらも一つの中国って考えがありますが、一つの中国にもかかわらず入国手続きが必要です。

香港の入国は数分で済みました。入国審査官にパスポートを渡して顔写真と指紋を採取して終わり。これに関しては台湾もそうでした。昔は待たされた入国審査もだいぶ楽になりました。しかし中国ではそのように行きませんでした。
中国も入国審査のやり方は他の国同様です。スムーズに済めば5分もかからないでしょう。そう。スムーズに済めば。

入国審査に1時間。ぜんぜんスムーズじゃない。

入国審査場自体は比較的すいていたんです。しかし足止めをくらいました。
まず入国の際に書く入国カードなんですが、トランジットでの入国の場合は書式が違うようです。それの書き直しがありました。これだけであればすぐに済んだのですが、パスポートの写真を見比べて別室に連れていかれることに。

これ、詰んだくさい。

別に私は何も悪いことはしていません。私は過去に中国や香港へ旅行に行っています。中国は勝手知った場所なんです。以前の旅行の際の入国審査で指紋も取られているし私がどんな人物なのかは中国も把握しているはずです。私が中国に行ったのは5年前。
2019年11月、ちょうど香港のデモが起きていた頃でしょうか。その時に広州から新幹線で香港に行き4時間しか滞在せずにマカオへ。翌日再度中国に入国し、さらに次の日に陸路でベトナムに行きました。

これ、やべーヤツの行動パターン。

ほぼほぼ警察に捕まらないように逃げてる感じじゃないですか!そんなわけでどうやら嫌疑をかけられているようです。何か質問をされるわけでもなくただ待たされているだけ。何も悪いことはしていないので本来であれば問題ないんですが、何も悪いことをしていなくても捕まる可能性のある国は結構あります。中国が果たしてそのような野蛮な国なのかはわかりませんが、少なくとも日本でない以上無実の罪で捕まる可能性はあるのでしょう。

でもなぜか解放される。

日本でこんなことになった場合なら事情を説明するまで相手を詰めて謝罪と賠償を求めるのですが、ここは中国です。中国語は話せないし翻訳をするのも難しい。そして突っかかったら面倒なことになりそうってわけで「謝謝」と伝えて入国しました。

何もありがたいことされてないのに!

そういえば今回の旅で你好と謝謝、外帯しか話してません。外帯はテイクアウトって意味。あとはグーグル翻訳任せ。中華圏の場合は漢字表記なのでどうにかこの三単語だけで旅行できるのです。

16時過ぎについたのに入国できたのは18時を回っていました。本来ならばのんびり上海観光をしたのですが、今回はトランジットで立ち寄っています。24時間以内に出発をしなければならず、乗る飛行機は翌朝の11時。つまり17時間しかないんです。そんなわけで上海観光はまた今度。

ホテルにチェックインして夕飯を買いに行きます。もう21時過ぎなので営業している店が限られています。でもマクドナルドがあります。困った時のマック。どこでも食べられるのが良いですよね。

でも、食べられない。

日本のマックでも最近は入り口にタッチパネルで操作する端末があります。感染症が蔓延したことによる賜物でしょう。人と話さずに注文ができるんです。外国人旅行者にとっても会話を必要としないので安心ですね。しかしこの端末はキャッシュレスのみ対応でした。
中国でも海外ブランドのカードを使えるところはありますがほぼ使えません。当然この店でも使えませんでした。中国の電子マネーなんか持ってもない。現金で払いたくても有人カウンターがゼロなんです。

買えねぇじゃねーか!となりましたが店員に現金で支払えるか聞いたところ、こちらに案内されました。現金で払う人がほぼいないため実質使われていないキャッシャー。一応現金払いができるようになっています。
私はまた中国に旅行に行く予定なので中国滞在時のキャッシュレス決済について考えておかなければなりませんね。

っていうかせっかく中国に来たのに食べたのがアメリカ料理。

今回上海で宿泊したのは龍陽路ってところ。ここに宿泊したのは空港まで一本で行けるから。上海入国は上海虹橋空港でしたが出国は浦東空港なんです。今回の旅行で羽田⇒香港国際空港⇒桃園空港⇒松山空港⇒上海虹橋空港⇒浦東空港って具合にいろんな空港を巡っています。

浦東空港は虹橋空港よりも遠いですがそこまで離れていません。大きな空港のため離発着便も多く、上海中心地からアクセスしやすいんです。でも本日龍陽路に宿泊した理由はリニアに乗るためです。

日本のリニアはいつ完成するのでしょうか。やっと懸念材料だった静岡の問題が解決しましたが工期が遅れて当分先になりそうです。リニアの研究は60年以上前から行われており初めて浮上走行をしたのは1972年。50年経った今でも日本では実用化されていません。でも中国はすでに実用化されています。中国のリニアは2004年には完成しており世界最古で現状では世界で唯一の一般利用されているリニアです。

磁浮列車と書いてあるのでリニアってことが分かります。上海市内からでも地鉄で空港へ行けるようですが、せっかく上海に来てるんです。それっぽい観光旅行したいじゃないですか!

ってわけで乗ります。

こちらがリニアです。日本のリニアは時速500kmほどで走るそうで、東京大阪間を一時間で行けるようになるんだとか。中国のリニアは最高速度が時速600kmに達するんだとか。

300kmしか出ていませんでした。速度はSUZUKIの隼くらい。東北新幹線の方が早いです。

一応上海観光したってことでよいですかね。17時間しか滞在していませんがトランジットでもこんな感じで観光できます(かなりせわしない)。今回はマイルでのトランジットで24時間と制限がされていましたが、中国では144時間内に出国するならばビザが免除されます。つまり6日間の観光旅行ができるようです。そのため乗継便をうまく利用すれば中国に6日間滞在して観光することもできるのです。こんな感じで中国にトランジットするのはよさそうです。でも何度も繰り返していると、多分入国の際に止められます。

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