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パチモンだらけの上海の原宿、七宝老街で蛙を喰う

パチモンだらけの上海の原宿、七宝老街で蛙を喰う

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上海に到着して朝を迎えました。このまま歩みを進めたい気持ちもありますが、それだと上海に立ち寄った意味がありません。せっかくなので観光をしていきたいと思います。

現在、中国にいます。11月の中国は寒く、冬の装いでなければなりません。当然それを踏まえてダウンジャケットを持ってきました。中国の寒さは経験が無いわけで考えて答えを導き出したと言えるでしょう。それは洋服だけでなく靴も当然です。意識して選ぶことが重要なのです。

しかしサンダルで中国にいます。

どうも「あたまのおかしな人」です。

少なくとも便所サンダル的なヤツじゃないだけマシです。一応スポーツサンダルですからね。靴下を履いていてもそこまで不自然ではありません。ついついコンビニ行く感覚で出てきてしまいました。

そんな感じで北京を過ごしましたがもう上海にいます。
若干寒さはあるもののこれより南国です。それを踏まえた上でサンダルを選びました。

さて、観光地に行きます。昨日ちょっと調べてみたところ、近場に観光地っぽいところがあるのでそちらに寄ってみました。

七宝老街というところに行きます。
こちらは水郷と呼ばれるところのようで、昔の江戸のような状態で水路を張り巡らせたところに街を作ったようです。水路があれば運送も便利で火消しにも適しているので街づくりの基本なんでしょう。現状は当時の水路の役割は果たしていないのでしょうが、観光地として別の役割に変わっているようです。

現金で地下鉄の乗車券を購入。七宝老街は七宝駅が最寄なのですが上海虹橋駅からいくのはアクセスが悪いです。そのため航中路駅というところから降りて徒歩で向かいます。中国に慣れた人であればレンタサイクルを使ったりバスに乗ったりするのでしょうが、それができない私は自分の足でどうにかするしかないのです。

「公萬」と書かれた団地。こちらは団地です。
団地マニアとしては中を見たいのですが入り口には守衛がいるんです。恐らく入っても何も言われないのでしょう。でもここで問題を起こすわけにはいきませんのでスルーしました。

七宝駅に近づくとデパートなどの大きな建物があります。そして駅前には整備された公園があります。公園の中には池があり、コイが泳いでいます。

注意書きには漢字で書かれていますが、恐らく「釣りはしないでください」なのでしょう。もう一つの方ですが「えさを与えないでください」でしょうかね。でも「食べないでください」だと思った私は中国人を偏見の目で見ています。中国人って段ボールを肉まんにして食べたりするんでしょ?カエルとかヤモリとか野蛮人が食べるもんじゃないですか。当然池の鯉とか食べちゃったりしちゃうんじゃないでしょうか。

こちらが七宝老街です。
横浜中華街でもそうですが、中国は街の入り口に鳥居があります。

入り口脇にはいかにも中国っぽい感じの建物があります。
これが古き良き七宝老街の雰囲気なのでしょう。街ができたのは1000年前。それからどのように街は変化していったのでしょうか。

ここ、原宿の竹下通りじゃないか!?

新宿に住んでいたころ、街に出ればいたるところに中国人がいました。そして今年初めにラオスに行った時も店は中華系、客層も中華系といった感じでした。そして上海も中国人だらけです。14億人は伊達じゃないです。いたるところに中国人がいてそして混雑しています。
この七宝老街も平日の午前中なのにこの人だかりです。

竹下通りに失礼な発言をしてしまいました。これはポケモンでもドラえもんでもなく“パチモン”です。

ここの楽しみ方はゴミも混ざっているお土産探しをするか、食べ歩きをすることです。そんなわけでここで腹ごしらえをします。

まずはなんだかわからないやつです。
近いのはナンです。ナンにひき肉を挟み焼いたやつです。タコせんべいでしょうか。外はパリパリで食べ応えがあります。
少量を食べ歩くやつって、あまり好きじゃないんですよね。懐石料理とかコース料理って一度に出ずに順番に出てくるじゃないですか。そして一品ごとにインターバルがあるんです。その待ち時間でお腹いっぱいになってしまいます。この食べ歩きも先々何があるかわからないのでペース配分も決められません。そして選んでいる間にお腹いっぱいとなってしまうのです。

もう一品、カエルの串焼きを注文しました。
日本でもカエル料理を扱っている店はいくつかあります。新宿だと季節限定ですが春ころにカエルの刺身を出しているところもあるくらいです。そんなわけなんで結構頻繁にカエルは食べています。でも日本で食べるカエルって小さいんですよね。このカエルはしっかりと身があります。

味付けはクミンをつかってスパイシーな感じに仕上げられています。クミンの香りが強いためカエルの味とか一切しません。そもそもカエルは臭みもないのでそこまで特記するようなところはありませんが、なんだか中国に来ているのに中東の感じがするんですよね。これが野蛮な味ってやつでしょうか。でもおいしいです。骨も部位によってはそのままかみ砕いて食べられます。ご飯のおかずにはなりませんが酒のつまみにはちょうど良い味付けです。

ある程度腹は満たせました。
もう一品頼もうとしたのですが、店舗によっては現金の取り扱いをしていないところもあるようです。臭豆腐を買おうとするも買えませんでした。

カエルの串焼きも現金で払ったらおつりがなかったようで別の場所まで取りに行っていました。中国のお金は偽造が多いため貨幣の信用性が低いようです。そのような背景の中、QRコード決済が出ました。カード決済だと店が払う手数料が5%とかですが、QRコード決済であれば0.1%と激安です。そのため屋台にも広がっているようです。実際に中国人のほとんどの方がスマホ決済でした。昨日新幹線で隣に座っていたおじいちゃんがスマホだったのは買い物をするのに必要だからなのでしょう。
日本人でもアリペイを使えますが制限があるようです。当初は電子決済が対応できるようにしようと思いましたが、もう中国に未練はありません。
ということでこのまま現金で押し通します。

せっかく水の都に来たのにその辺を見ずに食料探しをしてしまいました。

マチナミガキレイですねー。七宝老街にこれてヨカッター。

スタバも現地に合わせた色味となっています。上海に行って「竹下通りみたいな感じを味わいたい」と思った人はぜひ行った方がよいでしょう。景色もきれいだし、食べ物もおいしいですよ。

ここで午前中を使ってしまいました。
地下鉄に戻り次の場所へ。さて、お次はどちらにいくのでしょうか。

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