山林生活

サンバーバンの消音、断熱を目指す

サンバーバンの消音、断熱を目指す

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先日サンバーのデッドニングをしている最中、雨が降りました。

「すげー効果ある」

デッドニングなんてプラシーボ効果でしょ。恐らく大した効果も期待できないと思っていたのですが、デッドニングをする前とは全く違いました。雨の音が屋根からしてこない。以前、雨が降ると傘をさしているような感じで雨音がうるさく雨以外の音が聞こえない状態でしたが、デッドニングをした後は窓に打ち付ける雨音だけで屋根から雨音が消えました。思った以上に効果がありました。確かに私の所有するサンバーの屋根部分はただの鉄板です。鉄板に雨が打ち付けられればそのままその音が車内に響きます。鉄の傘をさしているのと同じなわけでうるさいわけです。ロックウールがよかったのかレアルシルトがよかったのかはわかりませんが、内貼りとの間に消音材を入れたおかげで雨音問題は解決しました。あとはドア部分と床をやれば完璧になるのでしょう。

今回はまず側面です。助手席と運転席のドアの二つ、後部座席の二つのドア、荷室の二つとハッチバックの一つ。計7か所の断熱、消音を行います。

作業に必要なのはプラスドライバーとハサミ、あとクリップを外す工具です。まずは荷室から。ここはクリップを外すのと後部座席のシートベルトの部分を外せば内壁が剥がれます。必要な工具はクリップを外す工具だけで問題ありません。案の定、この中も空っぽです。天井はレアルシルトとロックウールを使ったのですが、ロックウールの使いづらさを痛感してから別の素材を使うことにしました。今回利用したのはウールブレスというものです。

ウールブレスは加工がしやすいです。ロックウールはちょっと強く触ったら形が崩れたりしましたがウールブレスはそんなことはありません。一番はかゆくならないという点でしょうか。触っても何も痒くなりません。ロックウールの時に悩まされたことが全くなくなりました。効果のほどはわかりませんが使いやすいというのは良いと思います。山林の小屋づくりもこれを使用するっていうのも一つかもしれません。

天井と同じようにレアルシルトを適当に貼りロックウールを詰め込んで蓋を閉めます。天井は上を見ながら作業していたので大変でしたが側面は比較的やりやすいですね。

続いて後部ドアのところです。後部ドアにはドアを開けるハンドル、窓を開けるハンドルがついていますのでこれを取り外さなければなりません。このハンドルはねじ止めでは無くはめ込み式になっています。ドアとハンドルの隙間にマイナスドライバーを差し込むと、ハンドルを止めている留め具が見えます。この留め具を外すとハンドルが取れるようになります。この留め具を外すときは注意して下さい。ハンドルが止まっているときはテンションがかかっている状態ですがそれが外れると留め具が飛び出します。勢いよく跳んでいきます。しかも小さいから探すのが困難。私はそれで留め具を一つ無くし、車屋さんに注文しました。二つのハンドルが取れれば内壁が外れます。同様にレアルシルトを貼り、ウールブレスを入れようとしたのですがここで問題が発生しました。

窓を開けるとドアの中に入る。

窓はドアの中に入るようです。分かってはいたことですが、この中の構造を見たのは初めてです。つまりほかのところののように断熱材をいれれば窓が開かなくなってしまうということです。しかも雨に濡れた窓が中に入るわけです。何
ちゃらウールというような水に触れたらやばそうな素材はちょっと使うのを躊躇います。しかし材料がそれしかありませんのでとりあえず下のほうだけウールブレスを入れてみました。
続いて助手席と運転席です。ここではプラスドライバーが必要です。同じように作業を行い、内壁を剥がしました。後部座席同様に窓が開くため断熱材は下の方...と思ったのですが、前の座席の窓は全開に開きます。後部座席は全て開かないのですが前の座席は全て開くのです。全て開くということは窓が全てドアの内側にはいるわけです。見たところドアの最下部まで窓がきていました。つまり断熱材を入れることができません。

私は後ろの席には乗りません。運転席にしか座らないのですが、その運転席に断熱材を入れることができないということです。ここに関しては考えなければなりません。窓がドアの中に入るとしても多少はスペースがあると思います。ここに何かしらの素材を入れていくしかないでしょう。ほかのところとは断熱効果が違うかもしれませんが「何かしらの薄い素材」のものを入れていくしかありません。今回はレアルシルトだけ貼ってそのまま蓋を閉じました。

あとは床です。
もともと床にはロックウールを使う予定でした。しかしロックウールは痒くなります。そのため側面はウールブレスを使いましたが、それを床に利用するのはちょっとめんどくさそう。結局一番適しているのはニードルフェルトですが、今回利用したホームセンターにはニードルフェルトがありませんでした。そもそも建材としての利用は限定的で車に使うものなのかもしれません。そのためどうすればよいか悩んでいましたが、そんな中ホームセンターで画期的な素材を見つけました。

制振マットです。
ゴムのような素材となっているためハサミで加工可能です。断熱効果はありませんが制振効果はあるのではないでしょうか。とりあえず10枚ほど購入し床に敷きました。ちょっと足りなかったのですがこれで多少消音されたのではないかと思います。

今後のサンバーの方針です。

■床の制振マットにニードルフェルトを取り付け消音、断熱を目指す。
■前座席ドアの断熱、シートもしくはボード型の断熱材をドア内部に内蔵する。
■座席下の断熱を施す。
■フロントのダッシュボードあたりの制振。

この作業を行えばとりあえず住環境の最低限の部分は整います。その後は寝泊まりができるように荷室のカスタムを行う予定です。

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