山林生活

タイヤ径は大きいのにしろ!折り畳み自転車を選ぶときの注意点

タイヤ径は大きいのにしろ!折り畳み自転車を選ぶときの注意点

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私はもっぱら徒歩移動です。

一応エブリイという車両を持っていますが、山林や郊外に行く以外は利用しません。
その理由は都心の駐車場が高いのと渋滞に巻き込まれるから。都心にいると車は反対に邪魔になることが多いです。
またバイクも所有しておりますが自賠責保険はすでに切れ、バッテリーは上がっています。バイクも同様に駐車場問題があるため不便です。

そのようなことから徒歩&公共交通機関を利用しています。

日本の公共交通機関は優秀で、遅れも少なく、遅れたとしてもそこまで影響のない範囲。当然台風や雪、人身事故等で大幅な遅れがあったりしますが、基本的に天気が悪くなるのであれば外出も控えますので私にとっては一番使い勝手がよい移動手段だと思っています。

でも、そこに自転車が加わると移動手段は大幅にアップします。

私は中学生のころ、自転車で奥多摩に行ったり、船を使って木更津に行ったことがあります。当時は運転免許などもなく、また気軽に電車に乗れるようなお金もなかったわけで、人力があればどこにだって行ける自転車というのは最高の相棒でした。

「この閉鎖された環境から抜け出したい!」

その当時はそんな好奇心から自転車をシャカリキ漕いでいたのでしょう。気が付けばそんな気持ちは忘れ、お金を払えばどこにだって行けると思うようになってしまいました。そんな当時の気持ちをもう一度思い出したい。もう一度その感動を味わいたい。そんな気持ちで自転車屋に足を運びました。

というのは嘘で仕事で必要となったため自転車を買いに行きました。

最後に自転車を乗ったのは10年以上前。それ以前はバイクの駐禁の取り締まりというのはそこまでありませんでした。そのため渋滞の多い都心部でバイクというのは一番勝手の良い移動手段でした。しかし、駐車監視員制度となり、路駐しているバイクもその対象になりました。かといってバイクの駐車場というものはほとんどなく、それによりバイクに乗る機会も少なくなってしまいました。その時に「だったら自転車でよくね?」という考えが生まれ自転車を購入。

その時買ったのはドン・キホーテとかで売られていたシボレーの自転車でした。

ロードバイクのように繊細ではなく、マウンテンバイクとも少し違う。なんとなく扱いやすそうだし、あとシボレーだからかっこいい。その程度の自転車です。しかし残念なことに当時川崎の貧民窟に引っ越した翌日に盗難。それ以降自転車は買いませんでした。あれから10年ほど経つわけですが、自転車ブームなどがあり、大きな自転車屋も見かけるようになりまして。

せっかくだからいいやつを買いたい。と最寄りの自転車屋に。

やっぱビアンキかな?当時欲しかったルイガノかな?浅い知識しかないのでメーカー名もそこまで知りません。というより、今回は好きな自転車ではなく仕事の関係で必要なもの。そしてできればコンパクト。つまりは車に乗せるための自転車を買いに来たのです。

折り畳み自転車なので買えるものも限られます。そんな大そうなものでなくてもよいわけです。そのため店員に折り畳みで一番安いやつくださいと伝えました。なんだったら盗まれようが捨てようがその時使えればそれでよいというスタンスでしたので。けれど、お店で一台だけ気になった自転車がありまして。それを購入しました。

メーカーとかよくわからないけれど(サイクルベースアサヒが出している「outrunk」という折り畳み自転車のようです)、アルミを多く使っているようなので軽量。ちょっとだけ高いですが持ち運びを考えるとこれくらいのサイズが望ましいと思い購入しました。

ただ、私が過去の過ちをその時思い出したのです。

上記では最後に乗ったのはシボレーのバイクと書きましたが、実はそれ以降に一台だけ購入したことがあります。この自転車を購入し思い出しました。

自転車を盗まれた後、その当時はもう身体も朽ちはじめており、自転車で長距離移動するというのが困難でした。頑張っても15㎞くらいが限界。そのためいい自転車を買っても原動機となる私の心肺能力に問題があり、意味がないと思ったのです。

そこに私の一つの考えが生まれました。

「だったら自転車を電車に乗せればよくね?」

電車に乗せることができれば移動先で自転車に乗って移動できる。終電が終わっても自転車があれば最悪帰ることも可能。だったら電車に乗せられる自転車を買えばいいじゃないか!

公共交通機関に自転車を持っていくことは輪行(りんこう)というもので、そんなことする人がいるというのをその時初めて知りました。サイクリストには一般的なものだったようですね。しかし私の輪行は他のサイクリストとは違います。サイクリングをする人は行った先で自転車を組み立て、そして自転車でサイクリングを楽しむのに対し、私はただの移動手段でしか考えていません。

渋谷や新宿駅前で自転車組み立ててたらただの怪しいおじさんです。そのまま交番に連れてかれ「この自転車本当に君のなの~?」って言われるのが目に見えています。そんな大それたことをしたいわけではなく、ちょっとした移動手段のために使える自転車が欲しかったのです。

そんなこんなで購入したのは以下のような自転車でした。

A-bikeというものでイギリスの発明家が設計した折り畳み自転車です。
車重は6㎏を切り、折りたたむとかなり小さくなります。飛行機の手荷物としても持ち運べるようです。
軽くてコンパクトにたため、持ち運びも便利。小さいため速度は出ませんが、私にとって望む形です。

こんな感じのイギリス車なんですが、私が購入したのはそれを模した中国車です。

要はコピー品ってやつです。

恐らく本家本元のA-BIKEであれば何不自由なく輪行もでき、その後の人生はバラ色となっていたのでしょう。しかし私が購入したのは「A-BIKEタイプ」とか「A型BIKE」とか呼ばれるものです。形は同じなれど性能は悪く耐久度も悪く、操作性も悪い。ただの粗悪品でした。なんだったら歩いた方が体力も使わなく早いです。そのため購入したものの少し利用してそのままポイしました。

中華製には過去に何度も騙されてきましたが、これもその一つでした。

ただ、これは中華製とか関係なく、一番の問題は車輪の大きさだったんだと思うんです。

日本の道路が平坦であればよかったのでしょう。視覚障害者誘導用ブロックが張り巡らされた日本の道路は、どこもガタガタです。車輪が小さいとちょっとしたギャップにタイヤが取られるわけです。その結果、まともに運転ができなかったのです。車道を走るにしても速度は限られているためそれも危険でした。つまりタイヤ径の小さな自転車は日本の道路には不適切なんです。

このような失敗を経験したのにも関わらず、今回購入した自転車はタイヤ径の小さい折り畳み自転車でした。
別にエブリイに積むんだったらフルサイズの自転車でも入るのに、わざわざタイヤが小さい自転車を買った私はバカでした。

実際に乗った感触ですが、A-bikeタイプよりもタイヤ径は大きいのでちょっとした段差は問題ありません。

ただ車道から歩道に移るときの段差。まずこれを普通に乗り越えることができません。そのまま突っ込めば段差に引っかかり転倒します。フロントをリフトアップさせてからでないと乗り越えられないんです。またタイヤが小さければ漕ぐ量も多くなります。その分疲れるわけです。

機能を重視するのであれば折りたたみ自転車だとしても少しでもタイヤ径が大きな方がよいでしょう。私はこれで二度自転車選びを失敗しています。そもそも自転車は機能重視で選ぶもので、見た目で選ぶのは少し違うんだと思います。とくに私のように足としてでしか考えていないのであればその方が良いのでしょう。まだ買ったばかりで、A-bikeタイプよりかは使えそうなのでもう少し使用してみますが、このまま山林の倉庫送りになりそうです。

山林だと余計使えねえな。だってコンビニまで10㎞あるわけですからね。山道で道も荒れているわけですし。そうなるとゴミですわ。

Amazonに電動アシスト付きのA-BIKEがある!?
こ...これこそが私が求めていた自転車なのかも!?

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