山林生活

アイリークカスクストレングスはラガヴーリンのはず

アイリークカスクストレングスはラガヴーリンのはず

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冬の寒いときはなかなかビールって気分にもなれず、ストロング何某も飲む気になれません。やっぱり体が温まるものを飲みたい。そのため熱燗だったりお湯割りだったりウイスキーだったりと寒い時期にぴったりな酒を選んで飲んでいます。今日は酒屋で安売りしていたウイスキーを買ってきました。

本日飲む酒はILEACHです。

イレアッチ...イリーチ...アイリーチ...。

日本での名称はアイリーク、もしくはイーラッハのようです。

ぜんぜん読めない。

イーラッハとはゲール語でアイラ島民って意味。つまりこのお酒はアイラウイスキーです。

これぞ南国の過ごし方。バンコクの緩い日常を。
これぞ南国の過ごし方。バンコクの緩い日常を。

バンコク初日、朝6時に起きてしまいました。 日本にいるときは8時起きでした。コロナ以前は目覚ましをかけずに好き

海外旅行に行くならば東南アジアへ。私は寒がりなので寒い時期は常夏の国に行ってます。
海外の最北端は北京。それ以上北国は行きたくないです。寒いところにお金払って行くってのが理解できないんです。そのためヨーロッパへは行かないんでしょう。そもそも物価が高いので宝くじが当たらない限り行くことはないでしょう。それでもアイラ島には行ってみたいんです。

スコットランド南西部にあるアイラ島。
人口3400人の小さな島ですが島内にはウイスキーの蒸留所が点在し、世界に名だたるウイスキーを産出しているスコッチの聖地です。

私にとってアイラウイスキーは生きる糧のようなもの。
あのピート香の強い酒があったから今生きてるのです。そんなアイラウイスキーを産出している聖地には行ってみたいです。

このようにアイラ好きではあるんですが、最近は飲めてないんです。その理由はウイスキーが高いから。

長期熟成することで味に深みが出ますが手間暇かかるってことは生産コストが高くなります。年月をかけたウイスキーは高いのです。そして物価高と円安、インフレによりウイスキーはどんどん値上がりしています。気軽に飲めるお酒ではなくなりました。

アイラウイスキーはスタンダードなものだと6000円くらいでしょうか。1瓶750mlで25杯で計算すると1杯240円。すごい高いって程ではありませんが、もう少し安く飲めると助かります。

【その正体はアイラモルト】フィンラガン・オールドリザーブ
【その正体はアイラモルト】フィンラガン・オールドリザーブ

コロナ前よりウイスキーの値段が高騰し、原酒不足となりました。ウイスキーを作るには年月が必要です。一度不足した原酒

先日フィンラガン・オールドリザーブを飲みました。2000円台で買えるアイラウイスキーですが、若くてピート香は弱め。そして2000円台で買えていたのですが現在は値上がりしたようで4000円近くなっています。

そもそもフィンラガン・オールドリザーブはどこの蒸留所で作っているのか不明なんです。
シークレットアイラとなっており公表されていません。

日本では熊本産のアサリが中国産だったり、三河産のウナギが台湾産だったりと産地偽装が頻繁に起きています。そのような世の中で製造場所が不公表なものは不安でしかありません。

そんな産地不明の酒、飲めるわけないじゃないですか!

今回購入したアイリーク。
こちらの醸造所は公表されていません。

こちらも産地不明。

アイリークもフィンラガン・オールドリザーブもボトラーズが販売するウイスキー。権利関係によって蒸留所の名前が非公開になるケースがあるんだとか。いわゆるPB商品的なやつなんでしょうか。安く飲むためにはそれなりの代償が必要ってことです。貧乏人は出自が不明なナゾの酒を飲むしかないんです。とはいってもアイラウイスキーは8カ所の蒸留所でつくられているのでそのどれかです。飲めば当てられるでしょう。

アイリークのカスクストレングスは300円台、税込み4000円で売ってます(アマゾンだと5000円越え)。
まぁまぁ値段ですがスタンダードなアイラウイスキーよりかは安価です。

こちらはアイリークのカスクストレングス。カスクストレングスとは日本語で言えば樽直詰め。一般的なウイスキーは加水して味を調えてから出荷しますが、カスクストレングスは何も足さずにできたのものを瓶詰めして出荷するスタイル。そのためアルコール度数は58%と高めです。容量は700mlなので23杯取り。

早速飲んでみます。

色はだいぶ濃い目です。加水していないから濃いめなのか、それとも熟成年数が長いからなのか。おそらく前者なんでしょう。

匂いはハチミツと砂糖を焦がしたような甘い香り、そして時間が経つと香りが強くなるヨード香、アイラらしさがあります。

味は度数が強いため刺激があります。スパイシーだけど甘みが強いです。そして潮の感じ。味濃い目で美味しいです。フィンラガンと比べるとアイリークの方がずっしりしてアイラアイラしてます。

蒸留所は不明で、ラガヴーリンやラフロイグ、カリラなど言われていますが、私の予想はラガヴーリンです。カリラほど潮気はなく、ラフロイグほどスモーキーでもなく荒々しさはない。甘みの感じがラガヴーリンです。ラガヴーリンはもう少し上品ですが、アイリークは熟成年数が若いのでしょう。若いため多少荒々しさがあってラフロイグっぽいところもあるのかもしれませんが、これはラガヴーリンのはずです。

正直なところ、どこの蒸留所で作ってようが別にいいんです。ピーティーでスモーキーでクセのあるウイスキーが安く飲めるのであればこれで充分です。まぁ4000円なんでそこまで安くはないんですけどね。

苦手な人はまずいと感じると思いますが、私はアイリークをオススメします。ピートの強いアイラを求めるのであればこれで問題ありません。

飲み方はストレート一択です。ソーダで割るのもよいけど、せっかくの無加水ウイスキーなんです。そのためソーダをチェイサーにしてストレートで飲むのがよいんじゃないでしょうか。

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