にゃんと!?世界でここだけ!伊豆にある猫の博物館へ
伊豆へはバイクで頻繁に来ていました。一時期は毎週末伊豆まで来て一日走り回っていたこともありました。でも現在はバイクを手放しています。年も取ったし目も見えづらくなる、動体視力も落ち反応も鈍くなっています。年配でもバイクに乗られている方は多くいらっしゃいますが、年取ると不安の方が先だってしまいます。そんなわけで今年の春にバイクから降りました。降りたといってもまた乗るかもしれません。今もちょっと欲しいバイクありますし。でも現在はバイクを所有していません。
バイクを降りるため春にラストライドをしに伊豆にいったわけです。
箱根を抜けて伊豆スカイラインで亀石まで。沼津の方に抜けて東名で帰るルートです。その際に道の駅に立ち寄ったところ気になったパンフレットがありました。そこに書かれていたのは猫の博物館というところ。
場所は大室山の近くにあります。そのためこちらに行くことにしました。
猫好きとしてはやっぱりここに行かなきゃダメでしょう。
猫の博物館は世界でここだけしかないんだそう。絶滅した猫のはく製や猫に関する美術品、そして生きているネコと触れ合うことができるんだそう。
猫が好きだけど若干ネコアレルギーっぽいところがあります。でもせっかくだから入りたいと思います。
営業時間は9時~17時まで。
入り口脇には静岡県動物保護協会熱海支部の看板が貼ってあります。
入り口に入ると猫がお出迎え。これより館内に入ります。
入ってすぐ受付です。料金は大人1300円。博物館であれば妥当な金額なんじゃないでしょうか。そういえばパンフレットを持っていくと100円引きとなっていた気がします。
入るとすぐにはく製ゾーン。ネコの博物館ではなく「ネコ科の博物館」といったところ。トラやライオンなどのはく製が展示されています。
この手のはく製は現在ワシントン条約で取引が禁止されています。野生動物の取引規制が始まったのは今から40年前。ここに置いてあるはく製は40年前に作られたものか、もしくは学術目的として標本化された個体なのか、はたまた闇ルートによるものなのか。
敷地が狭いのにかなりの数のはく製があるので若干混雑しています。でもこの迫力あるはく製が見れるのはここくらいなのでしょう。動物園でトラとかライオンとかを見たことありますが、遠目で見ていたので大きさはわかりませんでした。でもここだと間近で見れます。このサイズに襲われたら死ぬだろうなってのを実感できます。
一階は標本などが置いてある博物館。二階は美術館と猫ちゃんたちと遊べるスポットになっているようです。
見たことがある猫の美術品が展示されています。これらの著作権に関しては展示権が適用されるようです。美術品の展示は著作者に展示権が与えられています。そのため本来は著作者の了解が必要ですが著作権法では所有権との調整を図るため所有者自身が展示する場合は展示権が働かないことになります。
(美術の著作物等の原作品の所有者による展示)
第45条
美術の著作物若しくは写真の著作物の原作品の所有者又はその同意を得た者は、これらの著作物をその原作品により公に展示することができる。
前項の規定は、美術の著作物の原作品を街路、公園その他一般公衆に開放されている屋外の場所又は建造物の外壁その他一般公衆の見やすい屋外の場所に恒常的に設置する場合には、適用しない。
つまりドラえもんもキティちゃんも問題なく展示してOKということです。
美術品を見た後はお待ちかねのネコちゃんと触れ合えるコーナーです。
二階に上がった時点で獣臭を感じていました。こちらには20種40匹の猫がいるんだそう。
全然元気がない。
ほぼ寝てます。起きていても反応がありません。
日によって外に出てる猫が違うようです。
ずっと後ろ向きです。
正面を向いても目を合わせてくれません。ネコが目を合わせないのは敵意がないのを表すためと聞きましたが、そうではなく「構わないでほしい」というオーラが出ております。
こちらのネコも見てくれません。
遠くだと見てくれるんですが。
みんな元気ないので触ることもできませんでした。触れていいのか悩むレベルです。
なんだか可哀そうな猫のような感じがしました。でも普通なんだと思います。
ネコを飼ったことが無いのでよくわかりませんが、多分アレが普通なのでしょう。
ここのネコの博物館は今泉忠明という動物学者の方が館長を務めているそうです。
ここの設立の意図は「猫に関心を持つことで地球環境への意識にもつながるだろう」ということなんだそうです。
乱獲だけでなく環境破壊により絶滅していった動物も多くいるようです。猫の博物館はそれを防ぐための施設とでも言うのでしょうか。でも案外こういうところから環境改善が進んでいくのかもしれません。まさか伊豆でこのような気持ちになるとは思いませんでした。
どうやら猫の博物館には「まぼろし博覧会」と「怪しい少年少女博物館」というところが姉妹店なんだそう。パンフレットを見る限りでは秘宝館と相違ない感じがします。調べたところ猫の博物館も姉妹店もデータハウスという出版社が運営しているそうです。
さぞかし環境問題とか動物愛護とかそういう本に力を入れているのでしょう。本を読むことで環境改善の意識にもつながるはずです。
アマゾンで同出版社が発行している書籍が取り扱われていました。
ぜったい地球環境とか考えてなさそう。