東京九州フェリーで北九州から東京へ船旅!
これより船着き場に行く連絡バスに乗ります。
連絡バスは小倉駅の北口の東京九州フェリー行乗り場があるので、そちらに指定時間に待っていればバスが来ます。バス停は阪九州フェリー行のりばと同じです。
バスの出発時間は22:10なので22時に行けば間に合うでしょう。
小倉駅はこの時間だとお店が結構閉まっていますが、駅のところにコメダ珈琲がありました。ここであれば出発時間まで営業しています。
22時過ぎ、バス到着です。乗車人数は8名ほど。このあと門司駅に寄るので乗車人数は増えます。
こちらが新門司港にある東京九州フェリーです。
今回乗る船は2021年7月1日に新しい路線として就航したフェリーです。つまり就航してから半年経っていないんです。ちなみに新規の関東行きのフェリーは45年ぶりなんだそう。
2020年に感染拡大したコロナ。日本でコロナの現実味を帯びたのはダイアモンドプリンセス号ではないでしょうか。
あの時「フェリー=感染拡大」のイメージがついてしまっています。そのような中、今年周航のフェリー。苦労されたのでしょう。ここは「乗って応援」じゃないでしょうか。
週6日運航しており日曜日休み。ここ北九州の新門司港から横須賀まで20時間50分の旅です。
東京九州フェリーのくせに東京じゃなーい!
そうなんです。行先は東京ではなく神奈川の横須賀。どうやら九州の人は東京も横須賀も同じと認識している様子です。横須賀から家に帰るとなると約2時間ほど。北九州羽田の飛行機よりも時間がかかりますが、これはロマンなんです。
有明行きのオーシャン東九フェリーってのもあるんですが、この場合、徳島に途中寄港するため32時間ほどかかるようです。約21時間で行ける方を選びますよね。
運賃はカプセルホテルタイプが12000円(繁忙期だと18000円)。個室を選ぶ場合はルームチャージが別でかかります。今回は一番安い個室ツーリストSを選びました。そのため18000円かかります。九州羽田であれば13000円くらいで飛行機に乗れるでしょう。高速バスは8000円くらいであるようです。そのため移動としてのメリットはあまりありません。
フェリーのメリットはバイクや車を運べるという点ですが、今回そういうのもありません。
でもあえてフェリーなんです。
理由は、そこに船があるから。
本日乗る船です。
車が乗せられるフェリーには乗ったことがありますが、宿泊施設があるフェリーは初めてです。
なんか豪華客船っぽいじゃないですか。
検温をして乗車します。
これまで乗ってきた船はだいぶ年季が経っていましたが「それいゆ」は新規の船なので船内はキレイです。
船内にエレベーター付いてるし。
今回泊まる個室です。個室の鍵はQRコードです。スマホ画面で出入りが可能です。鍵を無くす心配がないのでいいですね。
まぁこんなもんでしょう。テーブルとベッド一応個室になっています。
大分で泊まったホテルに近い感じ。一応個室になっていますが防音機能はありません。でも鍵はかかるのでセキュリティの問題はありません。
テレビも付いています。こちらのテレビは移動体端末受信テレビで地域によって受信する番組が変わります。最初は九州でしたが高知や和歌山、名古屋といった順で受信地域が変わっていました。また陸から離れると映らない時もありました。
テレビは見れますが音声はヘッドホンで聞く形。漫画喫茶とシステムは同じです。ヘッドホンは貸出無料です。
こちらは一番安い部屋のところです。
ベッドだけです。てっきり雑魚寝をイメージしていましたがカプセルホテルと同じです。セキュリティの問題がありますがそれ以外は問題なさそう。
船員さんに聞いたところ本日のフェリー利用者は83名なんだそう。フェリーの最大乗船人数は264名。つまりかなり空いているようです。ちなみに12000円で乗れるこの部分は全部空いてました。そのため周りを気にせずに乗れたようです。なんだったらこっちでもよかったかもしれません。
こちらは一つランクが上の個室です。中は見れませんでした。
客が出入り出来るのは4~6階の3フロアで4階には売店があり5階には食堂があります。6階には風呂とスクリーンルーム、スポーツジムがあります。
こちらがお風呂。内風呂と露天風呂、サウナがあります。
シアタールームでは映画を上映。
ゴーストバスターズとETという一部の年代向けの映画。この映画を選択した人の年齢が容易に想像できます。
スポーツジムもあるのですが、こちらはコロナで使用休止です。
一週間とかずっと船に乗ってる場合は必要ですが20時間ですからなくても問題ないです。
こちらは船外デッキ。出入りは自由ですが風が強いです。
二階レストランは夕食、朝食、昼食を提供しています。福岡のものと神奈川の名産品を扱っているようです。
一階売店にはお土産のほか清涼飲料水やビールなどが売っています。アサヒスーパードライが270円。希望小売価格は233円なので良心的な値段じゃないでしょうか。
焼酎、ワイン、ウイスキーも揃ってます。酒には困らないようです。
カップラーメンも売ってて、お湯もあります。
売店は営業時間が決まっていますが終了しても自販機があるのでアルコールは入手可能。
営業時間はこんな感じ。レストランは朝昼夜で分かれていますが、それ以外は夜中以外営業しています。
持ち帰りオーケーだったので最後に泊まっていたホテルから使い捨てスリッパを回収してきました。これがあるとフェリー滞在時らくちんです。
ご飯と酒、ツマミ飲み物も事前に購入。フェリーのレストランで食べるのもありですが、これであれば安く済ませられます。足りない場合は追加購入をします。量的には夜食とツマミ、それと明日の朝ごはんって感じでしょうか。つまり昼はレストランで食べます。夜は20時に横須賀に着くのでそれ以降に食べる予定。
お酒はジムビームを購入。なんか船の男っぽいじゃないですか。
水割りにしようと思ったのですがコップがありません。
これは「口内水割り」かなーって思ってたんですが売店でコップのバラ売りもしていました。
ツマミはポールウィンナーとおはぎ。
なんか揺れているなーと思ったらすでに出向していました。
大きな揺れはなく、ものが倒れる心配もありません。少しふわふわする感じです。
客室で飲み食いはできますが、壁が薄いので物音はたてられません。静かに飲むだけです。
これより長い船旅が始まります。