札幌といったらやっぱススキノ!ハレの街「すすきの」観光
本日はススキノを歩き回りたいと思います。
流石は北最大の歓楽街と呼ばれるだけあります。東京って渋谷新宿池袋と大きな街はありますが、こじんまりしているんですよね。また飲みに行くなら六本木、ゲイバーオカマバーは二丁目、そういうところ行くなら吉原って感じで一つにまとまって無いんです。でもススキノは全てのジャンルのものが一箇所に集約されているんです。
博多の中洲もそうですが一つの街で完結しているのって素晴らしいですよね。
大通りにこの手の店があるなんとも雑多な感じが素晴らしく良いです。本来であれば裏通りとかにこっそりあるものでしょう。でも隠さないところが素晴らしいです。
そういえば横浜も国道沿いにありましたね。ススキノの雰囲気は横浜に似てるのかもしれませんね。
ススキノの歴史は元々遊郭でしたが反対運動があり遊郭を白石に移転。でも利便性などから結局ここに店が集まるようになったみたいです。風俗関連の条例を変えた際に、ススキノに限り新規出店を容認したためここの街だけちょっと特殊な状態となっています。ちなみに現在は新規出店はNG。これ以上増えることはないですが、名義転売などでどうにか続いているようです。
都内や神奈川でも新規出店は出来ません。出来るのは無店舗型だけです。
新規出店ができないだけでなく建て替えもできないため古い建物を修繕しながら続けている状態です。国としてはなくなってほしい業種。でも法律施行以前に残っていたものまで廃止にはできないため朽ちてなくなるのをまっているのでしょう。名義は転売できても建物の老朽化で続けることができないところもあるため、建て替えできないのは結構効果ありで縮小傾向にあるようです。こんな感じで基本的に特殊浴場は古くてぼろい建物なんですが、札幌は比較的新しい建物が多いようです。条例で新規出店を止めたのが遅かったからでしょうかね。
ビル全体がそっち系のお店。特殊浴場ではありませんがこれら店舗型も規制がかかってるはずです。
大通りなので視認性バツグン。
東京でこんなのは見かけません。そもそもこんな大きなビルに入居していることが無いです。となりがパーキングなので余計目立ちます。
さすがにここまでくるとエロではなく芸術ですよね。
おっと、ファッションセンターでは無い「しまむら」。
特殊浴場と呼ばれるところはほとんど道外の業者が出店したそうです。それ以外の業種も他の街で見かけるブランドのものがありますね。
ここはススキノの外れにあるホテル街です。ここの入り口のあたりで警察と女性が揉めていました。それとなく聞き耳をたてると、どうやら立ちんぼと呼ばれる人のようで近隣から苦情が入ったみたいです。近隣というより同業者のやっかみなのでしょう。警察からは「いつもここにいるの?前もいたよね!」と強めの口調で尋問されていました。警察としては通報された以上放置はできないのでしょう。
っていうよりあれだけ店舗あるのに私娼が成り立つススキノっていったい...。
これまで意識して見てきていませんでしたが店名や看板に「Love」の文字が入ってるのって初めて見るかもしれません。この手のホテルってそれを悟られないようにしているところが多いですがススキノは隠さないんですね。
こちらは「すすきの市場」ってところ。札幌では一番古い公営住宅なんだそう。近隣はあのような店が一杯のところにある公営住宅。色々と捗りますね。
すすきの市場は地下かあります。すすきのゼロ番地と呼ばれるところで札幌で一番最初にできた地下街なんだとか。
札幌は札幌駅からすすきののあたりまで1.5kmほど地下でつながっているんです。そのため雨や雪でも濡れずに移動ができます。札幌は地下街が発展してるんです。その発展の先駆者であるゼロ番地。ここが無ければ今の札幌はなかったでしょう。
歴史的空間ススキノゼロ番地。
ススキノ発祥の地。ここが無ければススキノは無かったということです。
普通の飲み屋街であんまり歴史は感じられませんでした。
コロナは明けましたがまだまだ閉めている店が多い模様。居酒屋やスナックなどが入っている雑居ビルのようなところです。
いいですよね。こういった寂れた雰囲気のある飲み屋街で一杯ひっかける感じ。コロナがなくなりこういった怪しい店チャレンジを早くしたいものです。
公営住宅の真裏には特殊浴場。この雑然とした感じがいいですね。
まさに「夜の帳が下りる頃」の時間帯じゃないでしょうか。空の色味がいいですね。
そろそろ夜の蝶が出勤してくる時間です。
少し前までは店の準備などで騒がしかったのがオープン直前で一瞬だけ静まり返るんです。この祭りの始まるほんの少し前の時が一番好きな時間帯です。
ススキノの真ん中の大通りの西側は性風俗店が多くありますが、東側は飲み屋などが多い地域。雑多な街のようでちゃんと棲み分けがされているようです。
こちらは薄野交番で現在改良中です。これだけ大きな歓楽街です。それなりに大きな交番が必要なんでしょう。
「薄野」と漢字で表記されているのはここくらいなんじゃないでしょうかね。
黒背景のクラブの看板。これはどこに行っても変わりませんね。
札幌に出張に行く人がはまるのもなんだかわかりますね。全ての欲望を受け止めてくれるススキノ。東京ではこういった街が無いので新鮮です。コロナが明けたころまた訪れたいですね。